新しいTeenagers Bloody KillinGについて

先日、自分がギターを弾いているバンド”Teenagers Bloody KillinG”に新しいメンバーが加入した。今までサポートメンバーとして参加してくれたベースのチャコさん、ドラムのコウタさんが正規メンバーとなり、晴れて新体制となった。

こんなにも付き合いが長く、かつ信頼できる人たちと一緒にバンドが出来ると思うと本当に感慨深い。色々と難所を乗り越えてきた今だからこそこの4人で一緒に出来る所に至ったのだろうなと思う。

思い返せば4年前、2016年11月22日に俺はボーカルのokzさん以外の他のメンバーを連れてブラキリを脱退した。okzさんの失踪に伴う混乱に耐え切れずに逃げ出す決断をした。渋谷club乙近くの磯丸水産に集まって、他2人のメンバーと緊急会議をしながらほぼ自分の独断で決めた。

当時は自分から何かをする、動かすということが出来ずにずっと誰かの敷いたレールの上で楽して甘い蜜を吸うような生き方しか出来なかった。誰かがやってくれる、痛い思いをしてくれるから良いや、と。4年前の自分にはokzさんがいないブラキリをコントロールできる自信が無かったし、背負う覚悟も出来ていなかった。

自分がどれだけ甘く至らない人間だったか。
楽な道しか選ばずに困難から目を背け続けてきた結果だった。
人間的に未熟だったなと今は思えるけど、当時は本当に精一杯だったな。

そして2年の月日が経ち、自分の意志でバンドに戻る決断をした。
帰ってきた仲間と共にステージに立ち、これからもずっとこのバンドでギターを弾こうと決意した。そして更に2年の月日が経ち、今こうやって最高の仲間にも恵まれて再スタートを切ることが出来た。

まさに”リスタート”という言葉がふさわしいと思うくらいに、真っ新な気持ちでブラキリの音楽を楽しめている。凄く粗削りだけど、先日のライブも凄く良い感触があった。制作活動も今までで一番楽しくストイックにやれている。

自分の行いを美化するつもりはないけど、空白の2年間と再始動して経た2年間の意味は凄く大きい。新しくブラキリを支えてくれるチャコさん、コウタさん、そして再始動後のブラキリを支えてくれたサポートのmint君には本当に感謝です。これからもよろしくお願いします。

絶望だけじゃない。諦めなければ希望は絶対にある。
新しいTeenagers Bloody KillinGをどうか楽しみにしていてください。