スガキヤ算
最近、スガキヤで昼食を取とる頻度が高くなっている。スガキヤが「ラーメンチケット」を販売したからだ。
「ラーメンチケット」とは何かというと、10枚綴り2,000円のチケットで、チケット1枚で320円のラーメン1杯と交換できるという素晴らしいチケットである。
「ラーメンが200円だなんて安い!」と驚くかもしれないが、冷静になって考えると元々の320円という価格も相当に安い。学生の頃に「小腹がすいたからおやつ食いにスガキヤに行こう!」と言ってスガキヤに行ったこともしばしばある。
さて先日、チケットを使用しつつ私は「トッピング肉」「トッピング卵」という注文をした。支払いはチケット1枚(200円)+150円で、出来上がったラーメンは実質「特製ラーメン」の内容になるわけだ。ちなみに、特製ラーメンを普通に注文した場合の支払額は450円となる。
「あれ?」と思った。ラーメンの場合はチケット使用で320円が200円になる。120円の割引だ。ところが、この「実質特製ラーメン」の場合は450円が350円になるので割引額が100円になってしまうのである。なんだ?20円はどこに消えた?
答えは簡単である。通常のラーメン(320円)に肉(100円)と卵(50円)を載せたものが特製ラーメン(470円)となるのが正解のはずなのに、メニューに書かれている特製ラーメンは(450円)と、足し算の回答と実際の販売価格が噛み合わないのがこのバグの原因である。
たまによそのラーメン屋でラーメンと煮玉子ラーメンなんかの価格を比較しつつ、トッピング煮玉子の価格を見比べるという行動をしてしまうのだが、おおよその場合「ラーメン+トッピング煮玉子=煮玉子ラーメン」という価格に落ち着く。少なくとも元々の煮玉子ラーメンのほうが安くなるというようなケースはあまり記憶にない。(探したらあるだろうけど)
元々のラーメンの価格がただでさえ安いのに用意された特製ラーメンを選んで注文すると、トッピングを組み合わせて再現するより安くなる…。これって仮に店頭で「ラーメンにトッピングで肉と卵!」って注文すると勝手に特製ラーメンに変更されるのだろうか、それともそもそもの勘違いで「ラーメン+肉+卵」と「特製ラーメン」の間に気づいていない差があるのだろうか…。
とにかく、スガキヤのメニューを見ていると「もう少しはお金を取ってもいいのよ?」と思ってしまう気分だ。
…そう言うならとりあえずチケット使うなって話だよな。