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2024-12-17の備忘録「おにぎりと岐阜タンメン」

休み。
ちょうど友人のうつーじんと休みのタイミングが合ったので「じゃあ飯でも食いに行こうぜ」と晩にジンギスカンに行く計画を立案。ただ、昼からお互いに動けるようだったので「『こんが』に行くのはどうか?」と立案される。こんが!

なるほど、良い選択だ。流石である。
このお店、つい先日オープンしたばかりなのだがオープン前に情報を掴んでいてうつーじんに共有していたわけである。何の変哲もないおにぎり屋というわけでもなく、東京・大塚にあるおにぎりの名店『ぼんご』直伝のお店ということで我々は色めき立っている。
『ぼんご』自体、過去に同じ番組を見ていた際に存在を知り「行ってみたいね~」と話した末、その後、お互い各々のタイミングで実際にお店に出かけたという実績がある。
そして、そのお店の直伝だというおにぎり屋さんが名古屋にやってきた。これはもはや『名古屋おにぎり界の黒船襲来』である。是非行かねばなるまい。突撃~!!

5年前、『ぼんご』で食べたおにぎり

…というわけで昼前にお店の最寄り駅である国際センター駅へ集合して徒歩で向かう。

おにぎり こんが 名古屋本店

いざ到着、ちょうど12時頃に到着したためか行列が店外にもはみ出ており(画像が平和なのは退店後に撮影したからである)目算おおよそ10名程度の待ち。だがこの待ちの時間がちょうどよい。どういうおにぎりを食べるのかを組み立てる時間になるのだ。

バラエティー豊富なメニュー

何しろ一つのおにぎりに他の具材をトッピングする『具が2つあるおにぎり』を食べることができる。正当な組み合わせで行くもよし、意外性に賭けた冒険メニューを模索するも良しだろう。なんなら具材にはないトッピングもある。おにぎりの大きさも選べる。15分程度並んだと思うが、その最中に組み立てた私のオーダーはこちらだ。

・筋子おにぎり(しゃけ)
・辛子明太子おにぎり(高菜)
・鶏唐揚げマヨネーズおにぎり
・とうふ汁

と、メチャクチャに手堅い注文。
上2個はお店のおすすめだし、3つ目はノーカスタマイズ。でもいいんだ。まずは王道を攻めるんだ。そしてそこから発展させるんだ。やっちゃダメだろう、最初から筋子納豆とか。
そんなことを思いながら到着したのがこちらだ。

ド迫力なおにぎりがやってきた!!

なかなか写真では伝わりづらくて申し訳ないが、かなりのデカさに圧倒される。何しろこのおにぎり1個で150グラム。おおよそ茶碗1杯の計算なので茶碗3杯分のご飯を食べる事となるわけである。

筋子しゃけから食べる。贅沢な親子おにぎりだが間違えのない美味しさ。ちなみにこのおにぎりだけで1個833円となるので相当ブルジョワなおにぎりだ。店によっては定食とか食える値段だ。
このでかいおにぎりはコンビニのもののように4口程度で食べ終えることは許されず、その上にぎり具合がふっくらした仕上がりなので食べながら米も具もボロボロこぼれがちである。食べているものはおにぎりなのにビッグマックと同じような「綺麗に整えねば…」という発想をしながら食べる必要が出てくる。これがちょっと楽しかった。

とうふ汁が入った写真なんだけど、これはおにぎりが小さく見えますよね…

他2つのおにぎりももちろん美味しかったが、やはりポイントとしては「注文を受けてから作っている」というのが美味しさの強みだなぁ、という感想である。おおよそのおにぎり屋さんは作り置きしたものを販売する形態なので「出来立てを食べる」という体験はおにぎり屋さんを通してだと私の経験上は他にない。大抵のおにぎり屋さんは今店頭に並んでいる商品を購入し、なければないで諦めるものであろう。
だが、あえて注文を受けてから作ることで「具材をミックスする」「大きさを選べる」など自在なカスタムを可能にしており、単価は高くてもその内容と味で納得させているという形で纏まっているな、と勝手に想像した。
ここはまた来ることになるだろう。3個と味噌汁で2000円近くといい値段はしたので頻繁には来れないが、これは大半は筋子のせいである。まだまだ食べたい組み合わせが多すぎる…。

「んで、この後どうしよう?と言うか明らかに我々は食いすぎているがこの後ジンギスカンは食えるのか?」
すぐ近くのテラッセ納屋橋のフードコートで次の動きを考案する我々。

ケンタッキーでジュースだけ買う

この際うつーじんが「岐阜に用事があり、行く予定があるっちゃある」という発言。なるほど、岐阜いいじゃないと呼応するT.KING。というわけで、納屋橋から名古屋駅まで腹ごなしに歩いてジンギスカンに備えるという方針を打ち立てた。

道中、ナナちゃん人形を見る等した

その後、名鉄に乗って名鉄岐阜駅へ。
うつーじんの用事と裏腹に個人的にも岐阜といえば先日のDPZ安藤さんの記事の関係で散々岐阜タンメンとベトコンラーメンが気になっているところである。下記はそれを読んで書いた備忘録。

安藤さんの記事ももう一度貼っておこう。面白いですよ。

この記事も、紹介された麺類も、どちらも好きだけれど読んでから未だに食べたくなった後に食べられていない。ベトコンラーメンはこの昼に食べるつもりだったけれど、行こうと思ったお店が定休日だったのだ。結果、『こんが』にたどり着いたのは禍福は糾える縄の如し、だが。

金神社へ行きました。金ピカ鳥居

うつーじんの目的が終わったところで、さらに北へ行くとスタバがあるという話をする。歩いてたどり着く距離なので歩こうと結論。商店街やらなんやら歩いて抜けたところで「向こうにベトコンラーメンのお店があるよ!」とうつーじん。お店を見て「あっ!」と驚いた。

ベトコンラーメンのお店

ちゃんと安藤さんの記事を読んだ皆様、そうです、記事に出てきたお店の場所は一切調べていなかったのに偶然そのお店にたどり着いたのである…。
もちろん記事にある通り、開店するのは21時。流石に食べることは出来ないが記事で見ていた店が突然目の前に現れるという体験はなかなか強烈だった。

その後スタバ到達。199店舗目

さて、岐阜市役所付近まで歩いて帰りはバスに乗るという行程を考えていたのだが、現在岐阜の街では社会実験的なものなのか自動運転の無料バスが走っているのだという。市役所にも停留所があるので我々はそれに乗って駅へ帰る方針を立てた。
停留所に到着し、3分後に最終便が来るものの要予約と書いており真っ青。なんなら車はすぐそこに停まっている。
WEBからだと予約できなかったものの、電話予約は間に合ったので眼の前で扉を開けて客待ちしているバスに電話予約で「今電話している者です!」と乗ることに成功。

自動運転バス。これも安藤さんの記事に出てきますね

仕組みは良くわからないが、完全無人ではなくガイドのお姉さんが搭乗。一部の操作をお姉さんがゲームパッド等で操作していたのはチラッと見えたが何をどこまで操作しているのかは不明。やけにブレーキが荒かったのは気になったが、無料で知らない体験ができたのは面白かったし、ある種で人が運転するのとは違う怖さもなんとなーく感じた。貴重な体験だった。

その後、名鉄岐阜駅まで戻った我々は名鉄各務原線に乗り、犬山駅で犬山線へ乗り換えて上小田井駅へ。

mozo4階のスタバで200店舗達成!

実はこのmozoには2階にもスタバがあるのだが、その場所は2022年2月22日に通算8店舗目としてやってきている。当時に4階も行けばよかったものの「その後の楽しみにしよう」と撤退したのを、意図せず200店舗目として拾うこととなったわけである。200店舗の軌跡はそのうちまた…。

コーヒーを飲みつつ次の動きを考える。この辺でもはやジンギスカン食べ放題は時間と腹具合で回避気味の判断。地図を見つつ孤独のグルメに出てきた台湾ラーメンの『光陽』がこの近くではあるが定休日だと知って愕然。だが、比良駅を挟んで光陽とちょうど反対くらいの位置に『特別岐阜タンメン』があるのを発見。
上小田井の駅から市バスで行けるとうつーじんの進言もあり、ここを夕食の地とすることになった。

特別岐阜タンメン

『岐阜タンメン』はもちろん安藤さんの記事に出てきたお店であるが、こちらは『特別』を冠する。冠するお店は調べると3つあるのだが、この店で言えば『揚げ岐阜タンメン』があるのがなにより最大の特徴だ。
この『特別岐阜タンメン』は存在は知っていたが、鉄道駅からは遠く(城北線は考慮しないものとする)(城北線なので)(わからない人は周りの鉄道ファンに聞いてみよう)行く機会はないものと諦めていたが、そうか、市バスという手があったか、と拍子抜け。
もちろんここは『揚げ岐阜タンメン』を注文する。

揚げ岐阜タンメン2辛 肉野菜増量ニンニク(別皿)

目玉焼きは基本セットで収録。むしろ「目玉焼き載せますか?」と「ニンニク入れますか?」のような空気感で問われる。もちろん載せる。
画像だと分かりづらいが、揚げ麺はいわゆる皿うどん的なパリパリの麺である。それがスープのごとく多めな量の餡に使っているので皿うどんよりパリパリの感触である時間は短い。だがこの餡の量のお陰でおかげで替え玉もできる。
昨日ちょうど味仙で見かけて「揚げそばも食べたい」と言っていた自分としては岐阜タンメンも揚げそばも食べることのできる都合の良いメニュー、ここんところ食べたいものRTAみたいな様相ではあるが、いざ食べると素直に美味しい。普通の岐阜タンメンも一度しか食べていないとはいえ、餡がかかった揚げ麺ということで通常の岐阜タンメンより味を濃く感じられて「これ、良いぞ…」という感触なのである。

半チャーハンも美味いぞ

セットの半チャーハン。最初に岐阜タンメンに行った際にはチャーハン撮影のタイミングでスマホのカメラが故障したのをふと思い出す。
いざまた食べるとどちらかといえば主張の薄い、タンメンを立てたチャーハンだな、という印象である。間違えちゃいけないのは味ではなく主張が薄いのである。「それってどうなの?」と思うんだけれど、タンメンを食べていて1球外す要因としては相当優秀に思えた。でも書いてて思ったけれど『白米』はライバルになりそうな気がする。次は白米と食べ合わせてみてもいいかも。こうなるとパラッとした食感が争点…って褒めたいのにあんまり褒めてる気がしないな、これ伝わります…?

「バター絶対に入れた方が良い!」といううつーじんの進言を受けつつ、替え玉は茹で麺(いわゆる普通のラーメンの麺)とバターを追加投入する。

替え玉

なるほど、確かに美味いが流石に2杯目で餡が薄くなっているので真価を発揮していない感覚はある。きちんと最初からガリバタを構築していれば違う未来があったのだろう。戦力の逐次投入は悪手だ。次は絶対最初から入れようと誓った瞬間である。あとショウガもおいしそうだよね。うつーじんはプロテインを気にしていた。

電球が邪魔だけれど揚げ岐阜タンメンの誕生秘話がこちらに

大満足で「これもまた来ねば…」とお互いに感想を得て退店。うつーじんは岐阜タンメン自体が初来店で先に『揚げ』の方を食べてしまったが、満足していたようで紹介した手前とりあえずホッとしている。当初思ったより行くハードルが低いのがわかったのも収穫である。ジンギスカン回避したけれど、得たリターンは大きかったと思う。

お互いのやりたいことをやりつつ、ほぼほぼ偶然で最近読んで気になっている安藤さんの記事を随所なぞる展開楽しい一日であった。何卒、来年もこんな感じで気になっている「点」を繋げるお出かけができれば良いな、と思う。付き合ってくれているうつーじんに感謝。

…ちなみに、最近の安藤さんはDPZで東海圏のご飯の話題をやりがちなのでより記事を応援している。最新記事はブロンコビリーである。また行くかぁ~!

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