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Wisdom2.0 Japanってなんだ?

海外ではとても大きなカンファレンスで有名ですが、日本ではまだ知られていない、知る人ぞ知るという感じのWisdom2.0。2020年3月に日本に初開催のWisdom2.0 Japan。気になりますよね。偶然、職場のNagatachoGRiDでみなさんが打ち合わせされていたので覗いてみました。

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デジタル時代の心身の健康や健全な世界を創造するカンファレンス「Wisdom2.0」とは、ツイッター、フェイスブック、eBayの創立者といった今日最も影響ある人々が登壇し、参加者が5,000人を超えるまでに発展した世界でも最もインパクトのあるカンファレンスイベントです。
どんなことを目指されているのか?を荻野淳也さん中心にお話されていました。

Wisdom2.0 Japan共同創設者 荻野淳也さんのメッセージ

荻野淳也さん:
ITで情報が増えて、いろんなインプットが増えている。また注意散漫にもなっている。不安、恐れが助長されてりしている。
例えば、孤独を感じる、劣等感を感じる。Instagramでいいところばかり見せあっているとか、承認欲求を意識させられたり。
情報化社会、情報テクノロジーによって起こっている不具合がある。
僕らはまだまだテクノロジーの使い方になれていない。
だからこそ、人とつながって、あったかく、リアルに考えていく。
Wisdom2.0にはじめて参加したときのこと。
サンフランシスコのマリオットホテルの一番広い部屋、4000人が集まっている会場、テックカンパニーのリーダーなどが集まっている。そこで、何が始まるのか? 最初に、瞑想が行われた。
”今ここにいる”というところのカルチャー”が大切にされている。
日本でやるからこそ、「いまここ」を大切にしている日本の伝統、Wisdom2.0にあるエッセンスはもともと日本にあったもの、これをWisdomでもう一度再認識したい。
気づきとつながりのカンファレンスがWisdom2.0 Japan

「Wisdom2.0 Japan」のミッション、ビジョン、バリューは?

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ミッション: 人類の英知をデジタル時代に統合し、人間性の復活と進化を遂げる
ビジョン: Wisdomベースの組織(国家、社会、企業)とリーダーの創出
Vale: Consciousness、Compassion、Connection、Community

ミッションは、デジタルと人間性を統合し進化させていくこと。
そして、ビジョンは、最新の脳科学から、人間の倫理観や哲学、それらをもとにした組織やリーダーが生まれてくること。

それを実現するうえで鍵となるのがバリュー。
「意識を今ここに、良心・慈悲、つながり、コミュニティ」
これらは米国のWisdom2.0で明文化されているわけじゃないが、こういうことを大切にされているそうです。

Wisdom2.0は、10年前、2009年に、創設者のソレンさんがマインドフルネスや瞑想を広めるところから始まったそうです。そこから人の内面の倫理観、良心に。今回、日本で開催するからこそ、さらに日本の古来からの叡智。武道、茶道、庭園、伝統工芸を活かしていきたいそうです。

Wisdomベースの組織とは?

ティール組織がまさにそうです。ホールネス、エボリューショナリー・パーパスというものがWisdom。これをベースとした組織。
マインドフルネスをやるではなく、マインドフルネスの奥にあるもの。それを通して実践していく。
“Living Wisely in the Digital Age. ” というタグラインがWisdom2.0にあります。打ち合わせで、石川潤さんは「Wisdomをまとって生きる」ことだと言われていました。素敵な表現ですね。

どうすれば、Wisdomベースの組織が実践できるのか?

その鍵が、前述のバリュー。わかりやすくいうと、自分が自分でいられる感覚。自分のことをさらけだせる、そういう空気感、心理的安全性のある場所。それが数千人のカンファレンスの中で感じられるのがWisdom2.0の特徴だそうです。石川潤さんは海外の様々なカンファレンスに参加してきた中でそう感じているそうです。
昨年2019年9月開催のティール組織の著者フレデリック・ラルーさん来日の「ティールジャーニーキャンパス」もまさにそういう場だったなと感じています。場に関わる方のプレゼンス、あり方が鍵だと。

目には見えないものを大切にしていく

運営に携わっているみなさんは、そういう場所をもっと日本で増やしていきたい、そういう場所で感じる目には見えないものを大切にしたいという想いを強く持たれているように感じました。

荻野淳也さんは「見えないものにこだわりたい。参加後、温泉に入ったような、ほっこりした感覚」。
他にも出てきたキーワードは、デンマークの「Hygge(ヒュッゲ)」(ほっこりした時間や感覚)。桐林千登勢さんは「人間が人間らしくいるということで、いい関係でいて、発展していく、という感覚」そんなことをみなさんお話されていました。

僕の個人的関心はここ!

僕は、海外にまでいかなくても、日本でWisdom2.0に参加できるなんてすごい!という感動で、昨年にチケットを購入しました。特に海外からの来日ゲストが豪華で、それが本当に楽しみです。特に楽しみにしているスピーカーは「拡張-形成理論」で有名なバーバラ・フレデリクソンさんです。

バーバラ・フレデリクソン
社会心理学者・ポジティブ心理学 University of North Carolina, PEPLab主任研究員 「拡張-形成理論」で世界的知名度を得、人間の感情・愛・繋がりについて先駆的な研究を世に送り出す世界的研究者。
ポジティブ心理学創立者のセリグマン博士が「天才」と呼んだ稀代の社会心理学者(ポジティブ心理学)が初来日。

1月末までの早割チケットが提供中とのこと!

次は、自分なりの独断と偏見でその価値を考えてみます。


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木村智浩@ティール組織とオルタナティブ教育
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