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ワーケーション2.0は、小学校の教育留学と人の集まる場にある

ワーケーションというワークとバーケーションの造語があるけれど、実際、これが継続的なものになるのかは、暮らしのアップデート体験があるかにかかっているかと思う。自分の暮らしや価値観が変わる体験。そういうのはとても価値がある。

僕ら生活者のニーズは、気分転換のためのレジャーよりも日々の日常が豊かになる技にある。日々の暮らしの豊かさは、外因的ではなく、実は自分の内側から作れるのかもしれない。そんな経験にニーズを感じています。
だから「観光客としていくワーケーション1.0」から、「暮らす人としていくワーケーション2.0」に変わる、コロナの5類から2類移行とともに。そんなことを感じた今日のランチタイムでした。

リモートワークで滞在時、子どもは現地の小学校に一週間通学

今日、ADDressの後藤伸啓さんが、今月、秋田県の五城目町に家族で1週間滞在され、そして、お子さんは現地の小学校に通学されていた。ちょうど、そんな類似の企画(那智勝浦でリモートワーク×こどもは小学校通学)に関わっている自分としては、気になってお話を聞かせてもらいました。

2023/1/27 読売新聞

なお、ガイアックスの取り組みは、現地新聞の一面に掲載頂きました。

熊野新聞

また学校受け入れについての感想はこちらに。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0258V468RDU1VumaZb7fEhzTajNk18fbaYaKJ1nz8dDfMYExj9U43rQRzKMECsDY4Bl&id=1440594737

秋田県五城目町の教育留学

Q.そもそもどんなキッカケで?
後藤さん:ADDressは、秋田のドチャベンジャーズらと教育留学協定を五城目町教育委員会と締結してて。教育留学の受け皿にADDress拠点を活用してもらう。

https://gojome.net/ryugaku/あ

後藤さん:秋田県は徳島県よりも前からデュアルスクールの取り組みをしていたそうなんです。
五城目町で学校が統廃合で合併し五城目小学校ができまして。そこで教育留学をもっとやっていこうとなってるようです。
廃校活用、移住者促進も積極的。BABAME BASEは廃校活用で有名です。

Q.どうでしたか?
後藤さん:地域の一員になった気分になる地域。それくらい場ができているんです。
観光を軸としたワーケーションは非日常は一回でおわるが、地域との関係ができると継続的な関係になれるポテンシャルがあるんです。
行ったら人に出会える。そこが魅力になっている。イベントしなくてもそういう体験ができる。人と出会え話せる。

Q.小学校での子どもの受け入れはどうでしたか?

後藤さん:児童は転校生を受け入れる感じ。先生の力量に依存かもしれない。ほんとにラッキーだった。先生にも子ども達にも恵まれた。

Q.保育園留学よりも、学校となると、教科書や持ち物など各種オペレーション的なところ心配されると思うのですがそのあたりは?

後藤さん:教育委員会に教育留学の担当者がいて、通学校に連絡され、教科書の情報など聞いて、持っていく教科書なども考えてくれる。
持ち物はあるもので大丈夫。
子どもは秋田に引っ越してもよいって言ってる。
給食代は別途日割りで納める。

出席認定は、普段通っている通学校次第。今回は事情を話し、また先方教育委員会から学校に連絡され出席認定される。

Q.全国の教育留学というか、小学校などの受け入れってご存知ですか?

後藤さん:徳島県の町や、ADDressで実績ある熊本県球磨郡多良木町、長野県塩尻市などかなぁ。

今後、2週間は滞在したい、ほんとよかったので。また行きます。今度は違う季節に。

ワーケーション成功の鍵は、観光ではない。人と出会える場があるかどうか。

後藤さん:アクティビティに頼るのではなく、人。地元の人と仲良くなるか。そういう機会が増えることが地域のためになる。
まず地域にそういう場があることが重要だし、週末の体験や習い事の中で、地元の保護者と話せるとか、そういう機会があるかどうか。
接点づくりを受け入れ側が考えておくとよい。

ふるさと納税は全額、五城目町に。それくらい感謝の気持ちが湧いています。地域の経済に貢献しようとおもって滞在してました。

地域は出会いにかかっている。人と関われる機会。その人と会いたいと思わせるかです。

そんな話を後藤さんはしてくださいました。お話しながらメモったものをその場で確認してもらいここに掲載しています。
要は、観光じゃないねん。暮らしやねん。暮らしというのは人との関わりなんです。その魅力を多くの人に知ってもらいたくて、急いでNoteに貼り付けました。

人との関わりとウェルビーイング

最後に、人との関わりとウェルビーイングにて、先日Facebook投稿した長文からポイントを抜粋します。

アダム・グラント、ダニエル・ピンク絶賛の 全米ベストセラー本『限りある時間の使い方』にこう書かれている。

人生の中でも重要なのが、誰かと時間を共有すること。
誰とも関わらない人生なんて意味がない。
電話もSNSも一人じゃ意味がない。
人生は誰かとの関わりの中で価値が生まれる。

つまり、時間が大切だからこそ、時間を、空間をシェアするから豊かになれる。

これまさにウェルビーイング研究の話

『幸せについて知っておきたい5つのこと』(NHK幸福学白熱教室)に書かれてるのは以下のこと。

そもそも宝くじ当選ないし事故で長期的な幸福度は変わらない。

鍵は小さな幸せの積み重ね。それは①人との交わり、②他人に親切にする ③今ここにいること。

お金はモノではなく比較対象にならない経験に使う。また、他人に使う。ご褒美に使う。人の役に立つ、意義を感じる。休息を取る。

だからこそ、幸福度向上の観点から暮らしを変えていくことがとてもよい。そのきっかけになるのがワーケーション2.0だ。

そのためのヒントや感覚を得るために、月に2泊9800円から、家族やパートナーや友人と、全国200か所以上に泊まれるADDress、そして、この低価格から始められる新しい料金プランがあるのだと思う。

これを経験すると、自宅のシェアハウス化をしたくなる。もし、近所、日本各地、世界各地が自分たちの我が家になればどれだけ幸せなんだろう、ワクワクするんだろう。

ワーケーション2.0という言葉は以下が有名なようです。まさに近いことを言ってます。


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木村智浩@ティール組織とオルタナティブ教育
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