2021/06/07 Mon
今日は久しぶりにXF35mmF2を留守番させた。他のレンズも持っていくことはあったが、留守番させたことは一度もなかったと記憶している。
それだけ換算27mmという画角が馴染んでいる。
35mmの換算53mmという画角は片目をつむったときの視野。それに対して18mmの換算27mmは両目で見ているときの視野に近いらしい。
言われてみればそんな気もしてくる。
なんとなくではあるが、このレンズは歩きながら前を撮ると満足いくものが撮れる気がする。35mmは横を撮ると良い感じに切り取れるので、信号待ちのときにでも判断すれば良いだろう。
同じ撮り方をしても写る範囲はかなり違う。35mmではもっと切り取られてしまうが、これは好みやどう撮りたいかの問題だろう。
35mmでは人の一部を切り取るスナップが多くなる。特にノールックでシャッターを切ると全身が入り切ることの方が稀だ。
18mmでは無理なく全身が入る分、構図をしっかり考える必要がある。構図の吟味よりもタイミングを優先させたい35mmと良い棲み分けができそうだ。
常用レンズを1本にしなければならないなんて決まりはないし、普段使いのトートにはインナーバッグを入れることになるだろう。
それほどどちらも使いたい場面が多いと気付かされた。
今日は早番だったこともあり、まだ日が残っているうちに上がることができた。嬉しいが夜スナップと呼ぶには明るすぎたので明日の帰りがF1.4の性能を測るチャンスだろう。
ついシャッター速度を落としすぎてブレが大きくなってしまったので、やはり1/160秒まで留める必要がある。それでも開放F値が1段違うのでISO感度には余裕があるはず。
OVFだと右下がケラれるとか、絞りリングのクリック感が軽いとか、全く不満がないわけではない。それでも日常的に使えて星も風景も撮れるとなると、これが求めていたレンズに違いないと実感する。