2024年の桜
先日下見に行った河口湖のことを書いた。
今年の遠出はこれくらいで、あとは都内で撮っている。Photodnで『風景として撮るならどこへ行っても人がいる。桜だけ撮るなら近場でも変わらない』といった内容のポストを見たこともあり、あまり遠出できなかったがあまりガッカリはしていない。
それよりも近場の桜をGFXで残してなかったので、それはそれで撮っておく価値がある。
少し足を伸ばせば桜並木がいたるところにあるのは都内の良いところ。
小田急線の喜多見駅で降りて野川沿いを世田谷に向けて歩くと、見事な桜並木が両岸に広がっている。
この日は久々に川べりを歩いて、帰りはバスと電車を乗り継ぐという贅沢をした。まあ年1だし。
桜単体で撮るのは一昨年、GF120mmを買った直後の長瀞に勝るものは撮れないだろうと半ば諦めている。あのときは開花のタイミングと天候が完璧だったし、後ボケもコントロールしやすい環境だった。
逆に言えば条件が完璧な撮影はそうそう望めない。そう割り切って今年のベストを撮ろうと思えるくらいには精神が回復した。
今シーズン唯一の遠出は河口湖。下見の2日後に本番で再び訪れた。この日は最後まで富士山が見えていたので、その点は満足。風も予報通り穏やかで、タイミングを見計らえば1秒くらいでシャッターを切っても止まってるように見えるくらい。
欲を言えば雲が完全に消えていれば富士山頂がもう少し綺麗に見えただろうということくらい。それでもライトアップされた夜桜で満足できたのはコロナ禍前の川越以来なので、実に5年ぶりくらいか。
今年は枚数も場所も昨年より減ったけど、GF120mm頼りだった桜の写真がGF20-35mmでもいいのが撮れたので内容は充実している。
そういえば近所の河川敷はまだGFXで残していない。来年は電動自転車も手に入っているだろうし、都内で新しいスポットを探すのも良さそう。