見出し画像

XF16mm F1.4R WR

富士フイルムの広角レンズは選択肢が豊富だ。単焦点はXF14mm、XF16mm F2R WR、そしてこの16mmF1.4。ズームも入れるとXF10-24mmとXF8-16mmの計5本がラインナップされている。

このレンズを買った当時は14mmと10-24mmのズームがあった。その中で16mmを選んだのは防塵防滴対応というところが大きい。

広角レンズは風景を撮るもの、というイメージを持っていたがXF16mm F1.4Rは最短撮影距離が15cmと短い。ギリギリまで寄って強調しつつ、背景も入れるという撮り方ができる。

画像1

もちろん風景だって撮れるし、薄暗くても開放が明るいので撮ること自体はできる。

富士フイルムのレンズにはいくつかフォーカスリングがスライド式になっているものがあり、このレンズも該当する。フォーカスリングをボディ側に引くことで距離指標が出てきて、リングのロックが外れるようになっている。ギミックとしてはとても気に入っているのだが、ピント部分の拡大表示をしているときに行うとデフォルトの表示に戻ってしまうのだけ使い勝手が悪い。

このレンズはXF16-55mm F2.8R WRを購入する際に一度手放している。風景なら絞って撮るので開放F値は気にならないし、屋内で人を撮る予定ができたのでズームを用意しておきたかった。使いこなせていないという自覚もあったのだと思う。

画像2

実際このレンズは未だに難しいが、最短撮影距離を生かした使い方をするのが一番だと思うようになった。被写体のみを撮るならマクロや換算50mmくらいのレンズでもできる。このレンズで撮るなら被写体とボカした背景のセットで成り立つようなシチュエーションが良いとは思う。

そういう写真が撮れているか、そもそもそんなシチュエーションに出会えているかを考えると全くと言っていいほどできていないが。

普段は風景を広く入れるのに使いつつ、ここぞというときには寄ることもできる。屋内やテーブルフォトにも使えるので、広角独特のパースが気にならなければけっこう万能に使えるレンズだろう。

最後まで読んでくださってありがとうございます! 写真や文章を気に入っていただけたらフォローしてもらえると嬉しいです。サポートいただいた分は機材の購入や旅費にあてさせていただきます。