ちょっとだけ損をしてみませんか
ちょっとだけ
損をしてみる
№154
2022.06.01
豊かな人生を生きるためには・・・
それは見返りを求めず、ただ与えること。
仏教では仏道修行の1つとして、「布施」という、周りの方々に「与える」という行為の実践を勧めます。金銭や物質だけではなく、無財の七施という布施もあります。
ですが、実際に行おうとすると、変に構えてしまったり、自分への思いの方が勝り、なかなか実行できないこともあるでしょう。
与えるという行為が難しいと感じるならば、
「少し損をしてみる」という方法はいかがでしょうか。
自分が損するということは、相手にその分を与えるということです。
「少し損して生きる」という価値観を持つと、人生はとても生きやすくなります。損をしてでも人に良いものを与えてみると、対立とか競争から抜け出せ、生きていくのが楽になります。
私たちは他人と比較して、少しでも他人よりもいい状態を探し求めがちです。しかも競争社会の中で、他人より少しでも効率よく、少しでも得をすることが善であると、教えられてきました。
だからこそ、
急いでいる人や困っている人に、笑顔で席や順番を譲ってあげる、
面倒なことを頼まれた時、「はい」とにこやかに受けとめる、
自分が捨てていないゴミを「キレイになった」と喜んで拾う・・・
「ちょとだけ損をしてみる」
そんな生き方ってステキだと思いませんか。
最後までお読みいただき
ありがとうございます