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祝 日蓮聖人 生誕800年
№147
2022.02.16
涙もろくて愛情豊か・・・
それが私の日蓮聖人像です。
弟子や信徒へのお手紙に、その人柄が映し出されています。
反面、仏の教えに関しては断断乎たる態度で臨みました。
この世に出現され、教えを説かれたお釈迦様をないがしろにしてはならない。そのお釈迦様が真実であると説かれた法華経の教えに依らなければならない。
そうではないからこそ、天変地異に見舞われ、国は乱れ、人民は苦しむのだ、と。
「法華経を弘める者は、迫害を受ける。刀や杖で切りつけられ叩きつけられ、所を追われる」
法華経に説かれる通り、日蓮はさまざまな迫害に遭われます。
しかし日蓮にとって難に遭うことは、法華経に生き生かされている喜びと共に、法華経の教えが真実であるという確信となるのです。
日蓮は、あらぬ罪状にて打ち首にあうところでした。市中を引き回されて刑場へ向かう途中、鶴岡八幡宮にて驚くべき言葉を述べます。
「八幡様は本当の神なのか。八幡様はお釈迦様の御前にて、法華経の行者を守護すると誓われたではないか。もし日蓮、首切られることがあれば、八幡様は嘘つきの神であると、お釈迦様に申し上げる」
八幡様の御守護があったのか、日蓮はこの難を免れたのです。
蒙古襲来が迫る中、幕府は日蓮に日本国安泰の祈願を願い出ます。しかも日蓮に、広大な土地と寺院を寄進するというのです。
しかし日蓮は断ります。それは「他の宗派の僧侶と共に祈る」ことを要請されたからです。法華経による祈祷ならば喜んで行うが、他宗と共では祈りは神仏には届かない、かえって国を滅ぼしてしまうことになる、との判断でした。
日蓮は純粋でした。真摯でした。日本が安らかで穏やかで、人々が平和に明るく暮らせる世の中を願っていたのだと思います。
2月16日は日蓮聖人の満800歳のお誕生日です。
心からの感謝を捧げたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございます