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どんな結果にも「ありがとう」を

 どんな結果にも
「ありがとう」を
            №157                                                    2022.07.16

「先生、おなかが痛いんです・・・」

小学校5年生の水泳大会。
「背泳ぎの選手として出てみないか」
水泳が得意なわけでも、大会への出場経験もありませんでしたが、何となく引き受けました。

大会当日の朝、先生と目が合った時、突然口から出てきたのです。
おなかはまったく痛くありませんでした。
その後のことは何も思い出せません。水泳大会のことも、友達とどう過ごしたのかも・・・

なぜ「おなかが痛い」と言ってしまったのか・・・
思い出される度に、あの時の思いがこみ上げてきます。

「今の結果」は新たな原因となり、その原因を基として「次の結果」が生み出されます。ですから「今の結果」を失敗とするわけにはいきません。「次の結果」を良くするためには、「今の結果」を成功へ導く原因とする必要があるからです。

「おなかが痛いんです」の発言は、私にとって失敗ではなく、必要であり不可欠な経験でした。大成功ではないけれども、小さな成功ではありました。なぜなら、あの発言によって、前向きに歩むことの大切さを心から感じたからです。

どんな結果にも「ありがとう」「良かった」と受け止める。
その心が、きっと明るい未来へと導いてくれるはずです。

最後までお読みいただき

ありがとうございます

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