比較せず
比較せず、互いを認め、
支え合い、共に生きる
№136
2021.09.01
私たちは「幸せとは、競ったり比べたり争った結果、優位に立って手に入れるものだ」と思い込んできました。人より抜きん出て初めて、えらい、立派と評価されてきた学校教育の影響です。そのため、努力をしない人間はダメで、競争から落ちこぼれると、価値のない存在であると錯覚してきました。
そのような価値観から、そろそろ抜け出してみませんか。
人間の価値は、勉強や仕事ができるからとか、何か数字で判断できるような単純なものではなく、あらゆるところから素晴らしい個性や存在価値を見つけることができます。
これからの時代、「競わない、比べない、争わない」という思想が基本的な価値観として根づけば、どれほど楽に生きられることでしょう。
人と争い合って、自分のためだけに生きるより、人に何かをしてあげることで喜ばれ、自分も人に素直に甘えて感謝しながら生きるほうが、ストレスのない豊かな人生になるのではないでしょうか。 (小林正観『感謝ではじまる幸せの習慣』宝島社)
私たちは無意識のうちに、他人と比較して勝敗(優劣)をつけたがる。そして当然ながら「勝ち(優位)」を求める。
確かに勝つと気持ちがいいし、多くのものを得ることができる。しかし、負けることで多くを学び、成長していくことができる。
ましてや人として生きる上においては、勝つことや競争とは無関係な、より大切な価値観が存在している。
人は、決して1人では生きていけない。
ならば人と競い、人を蹴倒し、自分のためばかりを考えず、もっと肩の力を抜いて、お互いを認め、支え合い、時には人に大いに甘え、相手を尊重し、共に生きていることに感謝しながら過ごすほうが、楽しく豊かに生きられそうだ。
最後までお読みいただき
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