宝塚現代美術『てん◆てん』2023 《武庫山 平林寺》
平林寺さんの境内での展示です。
岡野ひろみさんの作品です。
『「空間をなぞる」というインスタレーションです。静寂な場所にヘンテコな違和感を表現します。色は赤。生命力を感じてほしいです』
枯れ葉が作品に絡みついています。しっかりと逞しく生きている感じがします。
モリン児さんの作品です。
『平面から切り取ったオブジェクト(ベニヤ板に絵を描いたもの)を、角材を組み合わせた支持体にコラージュ(インスタレーション)していきそこのロケーションに組み込まれてモリン児の作品ができています』
力強さを感じます。
森脇正奈さんの作品です。
『僧侶の石垣のぼり修業。石垣の隙間に手や足をかけて少しずつ登って行く。筋力体力だけでなく、頭も使う修業である』
最初、この森脇さんのお名前だけが見えて、一体どこに作品があるのか分からなかったのですが、石垣を僧侶が登っていたのですね。凄い、まさに修業ですね😊
中辻悦子さんの作品です。
《おとなのままごと》
『人間という機械?に毎時間ごとに注入されるエネルギー源三度三度の飯事(ままごと)についての再認識と遊び』
可愛らしい感じで、上がって遊ばせていただきたかったな。上がるのは構わなかったみたいですが、何となく躊躇してしまいました😅
春成こみちさんの作品です。
『戦争、温暖化、放射能、人類の不安な心、世界の多様な祈りの形を、平林寺から身近な材料を使い、発信します』
広がりのある作品なので、全体が写っていないと思います。残念。「ソリオ1」の展示場で春成さんとお話した時、この細い棒?(割り箸だったかな?)は祈っている形に作ってあると仰っていました。
土師清治さんの作品です。
『広い境内の草地に花のようなものをいっぱい挿してみていと思いました』
あ、”花のようなもの”だったんだ。この結びつけてあるものが「花なのか?」と暫く悩んでいたのですが😅やっぱりちゃんと読まなきゃね。
松原三郎さんの作品です。
《その時、その場》
『その時の吹く風を感じながら作品を発表できたらなと考えています』
「ソリオ1」の作品の上には、水の入ったビニール袋が置かれていましたが、こちらは石が置かれていますね。ここに描かれている「色をおく」とは、所々に見られる赤色や青色のことでしょうか?
激励会
メイ
ヤマモトサイケ さんの作品です。
『私達は生き物を想像した。歪な姿のそれは千の指で問う。人の本質は何処にあるのか』
私的には、ひたすら「猫と作品」でした。作家さんゴメンなさい。
またしても、岡野ひろみさんの作品です。
山下克彦さんの作品です。
『空に鐘ひとつついてきました。そんなことができるといいなと思います』
下の方で他の展示を見ている時に、とてもいい音の鐘が鳴っていました。誰がついているのかな~と思っていたのですが、春成さんのお話では「毎日同じ時間に山下さんがついている」とのこと。では、時間的に私が聞いたのは山下さんがついた鐘の音だったのですね。とってもいい音でしたよ。更に春成さんのお話では、このもっと奥の方にもうひとつ山下さんの作品があったとのこと。奥の方も覗いてみようかと思ったのですが、山に入っていくし怖くてやめたのです。残念でした。
沢山の作品が見られてとても良かったのですが、私にとっては猫の寺でした🐈(ゴメンね、作家さん達)
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