The Sun will never rise Forever(歌詞/意味/背景解説)
すっかり気温も冷え、、、、てない、暑い日ある。
11月だよ。もう今年終わるの二ヶ月切ってるよ。
何がどうして半袖で日中外歩けるの。
流石にもうちょい涼しくなってくれ。
の気持ちで身体中の筋肉痛に悶えながら淡々と久々の休日を過ごした。そう、たかひでです。
何を隠そう昨日(日付的には一昨日)は今年最後のアンチノック でThe Voynich Codeの来日ツアー1本目でした。
紆余曲折ありながらも後から追加で決まりトップバッターとして出演しました。
改めて出演にあたってアンチノックの皆様本当にありがとうございました。
ライブの準備に至っては結構バタバタして
今月末のサイクロン用に向けて準備してたことの50%を引っ張り出して戦わせてもらいました。
なんてったってEULでは珍しくスタジオにも入ったからね。しかもこのライブに向けて3回も。
いや、なぜかというとそりゃせっかくの最後のアンチノックでこんないいイベントに誘われたならなんかいつもと違うかまし方をしたい、けどサイクロン以降用の準備は全く整ってない。なら今できる100%をやろう(やるしか無い)で新曲を放り込みました。
どこにも出してないし誰にも言ってない(流石にPA,照明チームにだけは先行でセトリとVo無しオケ音源は渡しました)急遽系を全部急ピッチでライブで出せるレベルに持ってきました。
裏を返せばこの新曲くらい今までと一歩抜け出したブルータルでヘヴィ感のある曲じゃ無いとヘッドライナー含めて他のバンドに勝てないと思ったからです。
新曲の名前はタイトルの通り
「The Sun will never rise Forever」です。
前のノートでもタイトルだけは書いた気がするけど
改めて意味は「堕ちた陽は二度と昇らない」です。
バンド初めてなんだかんだ5年弱ですが初めて全て日本語詞で書きました。
メロデス飛び弦リフに始まりトレモロのツインハモリリード、オクターブハモリにツインリードサビ。またメロデス飛び弦リフに戻りからのハードコアBPM220〜160〜90落としのハイパーブレイクダウン。
自分が出来る限りの全てを放り込んだ完璧で究極のEUL曲になりました。
せっかくなので歌詞とか背景説明しますわ。
物好きしか読んでないだろうしどうせ聞くならどうして歌ってるのか知って欲しいし。
以下歌詞
陽の光が堕ちてくことを気が付かずに生を貪り
やがて視界も黒く染まり己が誰かも忘れて
終演の時計の針は知られぬ間に頂点を指す
その先に帰る場所は無く虚空へ消えてくだろう
道標は等に消え去り暗闇を1人で彷徨う
吐き出した言の刃はやがて己の心臓をつき刺す
落胆の声に包まれて正常は地に堕ちていく
無意識の異常は己を確かに蝕んでいく
抱きしめた祈りは我らを助けるか
その彼方に視える星々は希望か絶望か
恐怖が脳を支配する
理性と本能の乖離
自由を奪われていく身体
太陽は無慈悲に影を 突き刺す
幕の隙間から差し込む光さえ
この身には耐え難く暗闇の底に堕ちていく
抱きしめた祈りは我らを助けるか
その彼方に視える星々は希望か絶望か
その彼方に消える
希望の灯火をいつの日か。
うーん。歌詞って感じですなぁ。
説明していくと陽の光はいわゆる陽の気というか
ポジティブとか元気とかいわゆる何も気にしない幸せな状態です。
それが気がつかない間に堕ちて視界も黒くなり己が誰かも忘れる。
平然を装って辛いことを我慢し続けて自分自身の状態も見えなくなっていることを表してます。
終焉の時計の針は限界点ですね。
ここを超えたら完全に壊れてしまう、けど人間どこでピークで壊れてしまうかなんて自分でも他人でもわかりません。そしてその後に頂点を指しているので壊れてしまっています。
壊れてしまったら最後、次の歌詞の通り元になんて戻れません。
道標は生きる目標だったり目的が何も無くなってしまって先が何も見えないし想像ができない、そして自分自身で吐くマイナスな言葉はより一層自分を苦しめる。期待されていた人はすでに見る影も無くなってしまい周りの環境により一層押しつぶされていきます。
その状態まで堕ち切った人はもはや自分自身の事なんて正常な物差しでは測れない、あとはただ堕ちていく様を表してます。
サビっぽいのは一旦飛ばして
恐怖心と言うのは誰でも持っていて皆何かしらに怯えてます。そう言うのがない人は何も考えてないか心がもともと無敵の人なんでしょうね、羨ましい限り。
まあ恐怖に縛られた状態の人は頭ではどこか冷静に考えることはできても本能的に拒絶反応が出てしまうのです。だんだんと体の自由は効かなくなり理性(思考)と本能(無意識化の肉体※歩く、指を動かす等)はかけ離れて行きいつも当たり前にある頭上の太陽でさえ拒絶してしまうのです。
外の世界が耐えがたい人は部屋に閉じこもる、
しかし閉じこもりカーテンを閉めたとて陽の光は差し込んできます。そんな僅かな光さえも耐えられないほどに精神を擦り減らしていたのです。
サビの解説は
抱きしめた祈り→信仰に始まりアニメ、ゲームや自分がこれさえあれば耐えられる、生きていけると言う何か、それは本当に自分を助けてくれるのかと言う絶対であったものですら疑ってしまう状態です。
拒絶した中でも遠くに光る星に手を伸ばしても助けてくれる存在なのかそれともさらに身を滅ぼす存在なのかわからないものにすら縋りたい様を表しています。
ラストのピアノパートのボーカルオンリーのとこ、
結局本心では助かりたいのです。
だからこそ消えかけた小さな光でさえいつか取り戻せたら。その気持ちをラストに100%で振り絞る箇所です。
歌詞の解説はこんな感じ。
まあほぼ実体験です、主に中1,高校1〜3年くらいの時期の体験談です。
高1くらいのときはマジで死のうと思ってた時期ありました。遺書書いて全部証拠残してこいつら全員地獄に落としてやろうと思ってました。
まあそんな時あたりにJAM Projectに助けられて今生きてるんですけどね、てへ。
今でもたまにそいつらの話が耳に入ってくる時はあります。だってラグビーとかサッカーでプロになってたりするんだもん。嫌でも耳に入ってくるわ。
まあそう言うのがピークに達した結果がいまの状態な訳ですが割とまだ騙し騙しだけど上手く付き合えてるのでぶっちゃけ余裕っす。
前作EPは自分の事というよりメタルありがち世の中の事を歌詞にした系でしたけどこれは完全に自分語りです。歌詞共感系が世間の流行りと聞いたので一発で突き刺してやるために日本語にしました。
怒りも悲しみも絶望も全部込めた曲になってるのでライブでずっとやってくんで是非これを読んだ物好きはそう言う感情で歌ってるんだなって心に秘めといてください。
そうそう、今月末のサイクロンでもう1曲新しいのを披露できたらなとは思ってます。
12月の柏では絶対やります。
次の曲名は「A Chaotic World」
これも歌詞日本語なので刺しに行きます。
ライブで披露したらまたこんな感じで歌詞の解説とバックボーンの説明しますね。
それでは良き音楽ライフを
27日にサイクロンで会いましょう。
はばないすでーい。