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子ども時代のレッスン ヴラディミア・ヴァシリエフ

「子ども時代のレッスン」 ヴラディミア・ヴァシリエフ

トロント本部からの2020年7月24日付ニュースレター「My Lesson in Childhood by Vladimir Vasiliev」の日本語訳

娘のナターシャが新作動画「トレイン&プレイ」でドリルを実習しているのを見て、自分が子ども時代に受けたレッスンを思い出した。ナターシャは、障害物への歩数を予測し、目を閉じてそこに歩くという距離を推定するドリルをこなしていた。また、表示されているものを一度見ただけで覚えるという、私の好きな課題もあった。

私が12歳で小学6年生だったころ、全寮制の学校に素晴らしい数学教師がいた。第二次世界大戦中は軍の偵察官だった人物で、彼が教える数学や生きる術の授業はとてもユニークで要点を押さえたものだった。

ある日、私は二人の友人と数学の授業をサボって寮でトランプをしていた。私たちの部屋には6つのベッドがあり、私のスペースはドアから一番遠いところにあった。トランプを楽しんでいると、廊下から足音が聞こえてきた。友達はすぐクローゼットに隠れたが、私には余分なスペースがなかったので、ベッドの下に潜った。ベッドのカバーは床までは届いていなかった。数学教師は入るやいなやクローゼットを開け、二人の悪党を見つけだした。続いて彼の大きな靴は私のベッドの脇に止まり「ヴァシリエフ。出てこい」という声が聞こえた。

私たちは全員、恥ずかしい思いをしながら、教室に連れ戻された。その夜遅くのことだ。その先生は専門的な知識に触れさせてくれた。自分のサイズと身体能力を常に把握しておくべきだ。彼はそう教えてくれた。そして「君の推理力と頭の回転はどこに行ってしまったんだ?」と言った。彼はドアからベッドまでの歩数を知っておくべきであったこと、私はベッド下にある金属のバーに教師が立ち去るまでぶら下がっているべきであったことを教えてくれた。

私は答えた。

「それでもあなたは見つけるんでしょう?」

「私はね。でも他の人は違うだろう。」

私が人生で学んだことの一部を、システマのレッスンとして伝えられることを嬉しく思います。


TRAIN & PLAY
ヴァレリー&ナターシャ・ヴァシリエフ

"ゲームがプログラムの重要な部分を占めます。家族といっしょに取り組むことで、子どもたちはより熱心に学習するでしょう"

確かな安全やサバイバル、健康なことは、ファミリー向けの楽しくインタラクティブな活動として取り組むべきです。本作には、子どもや青少年に気づきをもたらし、姿勢を改善し、健康と護身スキルを高めるための楽しいドリルのセットが収録されています。

ヴァレリーとナターシャ親子が練習している様子をぜひご覧ください。
姿勢のエクササイズ
内臓・整体マッサージ
記憶と予測のドリル
意識と周辺視野の訓練
ブレスホールド

本作では本や椅子、枕、軽めのウェイトなど、シンプルでご自宅にあるアイテムを利用します。

ダウンロードはこちらから。


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北川貴英 Taka, Systema Tokyo
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