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noteで学べるシステマ講座105号「システマ幸福論Part1 by ミカエル・リャブコ」

noteで学べるシステマ講座105号「システマ幸福論Part1 by ミカエル・リャブコ」

幸福になる、という目標

ミカエル:みなさん、こんにちは。今日のテーマをお願いします。

司会:システマを始める人に、なぜシステマをやるのかと(クラスに)来る人に聞いているのですが、いろいろな目的を言います。健康になりたい、強くなりたいなど。それは詰まるところ、みんな幸せになりたいのではないかということに思い至りました。ミカエルが考える「システマによってどのように幸せが得られるのか」、「幸せとはどういうものか」について見解を伺いたいです。

ミカエル:とても良いテーマだと思います。重要なのはやはり私たちが、自分がやろうとすること、やっていること―例えば仕事であったり、武術であったり何でもいいのですが―から何を学ぶのか、受け取ることができるのかということです。幸せホルモンを分泌させて幸福感を得たいという人もいるでしょう。

システマで重要視していることは「戦い」です。しかしその戦いとは他者に対しての戦うというより、自己愛や自分の攻撃性を高めるものから自分自身の心を守るための戦いです。恐怖を感じる対象であったり、自分が危害を加えられるのではないかという警戒心や恐怖、それらによる自分自身の攻撃性が高まってしまうことと戦うのがシステマでいう「戦う」です。ですから、人間性を重視するべきだと私は思っています。

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