noteで学べるシステマ講座拡大版 創始者との対話Vol.5「リーダーシップとチームワーク」後編
創始者との対話「リーダーシップとチームワーク」
20200630配信のテキスト版
前編はこちら。
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部下や生徒を公平に扱うには
部下や生徒を公平に扱うのが難しいです。どうしたら、不平等にならずにすみますか?
M: それは当然のことです。たまに私も同じように考えることがあります。あなたのもとに来る人にも様々な迷いがあります。その人と自分の価値観が違えば、あなたの生徒ではなかったのだと考えればいいです。もしかしたら時間が経って、考えが変わって、あなたの生徒になる可能性がありますので、現時点であなたを信じていないだけかも知れません。そのような時に、特に何かを証明しようとする必要もありません。立証には多大なエネルギーを使いますが、なんの結果も得られません。誰か一人にばかりかまってしまうと他の生徒達は置いてきぼりになってしまいますし、その一人もあなたの教えを必要としていないかも知れないのです。それではただの時間の無駄です。
例えば語学を学ぶにしてもそうでしょう。いま、私たちの通訳をしてくれている人たちも、その国の言葉が好きだから勉強を頑張って話せるようになったのでしょう。興味がなければ、先生がどれだけがんばっても教えることができません。でも興味がある人なら、教室に残ります。あとは、生徒が先生自身のことに興味を持って生徒になることもあるでしょう。教えることは誰にでもできることではありませんが、学ぶことは誰にでもできるのです。
だからこそ、あなたのグループのメンバーに対して落ち着いて教えれば良いでしょう。練習をしたかったらぜひしたら良いですし、したくないのなら仕方ありません。練習に参加せず、遠巻きに見るだけでもお好きにどうぞ。ビジネス的な話が絡むなら、少し慎重になる必要がありますが、誰にでも優しく接すれば良いのです。ひがんだりするよりずっと良いです。人々は何でも感じていますし、分かっているものです。
攻撃的な上司に対して
攻撃的な上司にどう接したら良いでしょうか?
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