ハッ
緊急事態宣言中によく聴いていたプレイリストの曲がシャッフルで流れてきてハッとした。
あの頃の不安定な気持ちを落ち着かせてくれた穏やかな曲たちだったけど、今となっては何かがこびりついているようでさらっと聴き流せない特別なちょっとやっかいな特別な存在になっていて、喉の奥がぎゅっと詰まった。
この職場もあと少しと考えたらめっちゃ頑張れてる自分ウケる。
電話対応とかも大袈裟すぎるぐらい丁寧だし、理不尽な要求もイラッとせず対処できててハッとした。なんで今までこんなふうに気持ちの切り替えができなかったんだろう。これがこれからもくり返されたり続くんだろうという先の見えない絶望感に覆われていたからかもしれない。
給与の説明を聞いて意気消沈した表情は画面には映らなかったのだろうか。求人内容と相違がありますよね?と遠回しに訴えたのには気づかなかったのだろうか。
二時選考通過のメールを見てハッとした。
どこにでもいい顔して断れない自分はもういないんだと言い聞かせて、丁重に辞退させていただいた。
希望条件とは異なる企業からオファーやらスカウトが来てハッ?と思うけど、誰にも見捨てられてはいないという支えにはなる。
がんばろー。