2022年大学受験を終えたあなたへ
こんにちは。
そもそもこのnoteを見ている受験生がどれだけ居るのか分からないが、とりあえず書いていこうと思う。
〇まずは
お疲れ様でした。
特定の大学(群)に入ることが目的だった人も、特定の学部に入ることが目的だった人も、目標に向かって努力することはなかなかに大変であることを味わえたのではないでしょうかね。
世の中ではやれ旧帝だ、早慶だ、関関同立だ……とラベリングされるが、言うは易し受かるは難し。もちろんさらっと合格した人もいるでしょうけれども。
〇私の授業を受けていた受験生へ
なお、私の授業を受けていた人は各種SNSのDMにご連絡いただいてもいいですし、来期はこの仕事をしていて初めて出講先校舎に全く変化がないのでそちらに伝えていただければ後日知ることができるのでそれでもいいので、結果を伝えてくれると嬉しいです。
〇現在の受験生を分類する
さて、現状の受験生は以下のいずれかの状況にあるのではないかと思います。
① 国公立の結果待ちの人(後期は受験しない)
この記事を書いているのは3/3なので、あと少しで発表ですね。
とりあえず、悶々として待ってましょう。
② 国公立の結果待ちの人(中期・後期受験予定)
中期・後期の科目の対策をしましょう。
私は②の受験生だったので、この言葉がいかに重みをもっているかを理解しているつもりです。
まず、通っていた予備校は絶賛新学年モードで、まず高2・1しかいない。自習室の雰囲気も緩い。そんな中で勉強する難しさ。
私大の結果も続々出て、「ここでいいかな…、本当にいいのかな…」と逡巡する日々。
わかります。
しかし、この時期もあなたは受験生なのです。
そして、チャンスはまだ残されているのです。
そのチャンスを活かしたいなら、一日数時間でいい、机に向かうことをお勧めします。
卑近な例ですが、私は後期までの期間に英語(と少し数学)を一日三時間程度勉強していましたが、この期間に英語が伸びて、前期でダメだった大学・学部に後期で合格出来ましたからね。
君の勝負は終わっていない。
③ 希望通りの私大に進学決定の人
おめでとう!世の中が自粛ムードだからあまりはっちゃけられないだろうけど、好きなことを好きなだけできる自由を謳歌しよう。
④ 思い通りにいかなかったけど、大学には進む予定の人
お疲れさまでした。
いろいろな状況で悔しいながらも進学することになったあなたに厳しいけれど問いたいことがある。
なんで上手くいかなかったと思う?
もちろん、自分では何ともならない要因もあるだろう。家族のこと、金銭的なこと、受験生には何ともならないことがあるのも事実だ。
努力を尽くして、しかしそれ以外の要因で願いが叶わないなら、今は落ち込むだろう。
でも、少し長く生きているおじさんから言わせてもらうと、大丈夫。かならずその努力はこの先の人生であなたにチャンスを与えてくれる。
だからその先でも、今まで通り頑張ればいい。
一方で、努力が足りなかったと思う人。反省しよう。
結果というのはその日の勝負でもある。そこで伸るか反るか、という要素もある。そして、そこで大した努力もしていないのに結果が出てしまうということは、若い人にとっては不幸ですらあるのだ。人生は大学受験で終わるものではないから。あくまでも通過点。(ただしそれは非常に大事な)
※この意味は今はわからなくてもいい。そのうちわかる。
その意味でここで希望通りにいかなかったことは一つの天啓でもある。
大学入試という究極的に自分の利益にしかならない機会に頑張れない自分の在り方を反省して、大学時代、若手社会人時代を過ごすと、かならず「チャンス」が回ってきますから。
そこでチャンスを逸しても…若い間はまだまだ可能性に開かれているから大丈夫とも言えますが、早い段階で反省点を踏まえて結果を出すと、自信がついてさらに大きなことが出来るようになりますよ。
なんにせよ、大学の名前だけで全てが決まるわけではない。ここから、自分の生きざまを見せよう。
⑤ 浪人するか迷っている人
18歳や19歳にとって1年は重い。しかし、もう少し長く生きてみると浪人の1年はそんなに重くない。むしろ、その1年を有意義に過ごせるならばあなたを大きく成長させてくれるから。前向きな判断だと思います。
しかし、一方で浪人してもうまくいかない、というケースも多いことも事実だ。
私自身は現役合格組なので、仕事を通じて感じた客観的な印象を述べよう。
甘いからだよ、取り組みが。
この一年は目標に向かってどうすれば上手くいくのかをひたすら考えよう。そして実行しよう。周りを使おう。そして、自分を貫こう。
そうすれば大学受験は人生の中でも結果が出やすい競争ですよ。(これは本当に)
それが出来ると思うなら、浪人しよう。覚悟をもって為せば、成る。
⑥ 浪人が決まった人
⑤で言いたいことは言ったのでそちらを見よう。
そして、3月から動き出すこと。
めちゃくちゃ厳しいことを言うけれど、浪人している時点で君にアドバンテージなどないですよ。
あと一年切っているんです。もう始めなさい。
〇 大学受験とは人生の通過点
これは私のこの仕事をする上で伝えたいメッセージの最たるものです。
私だって世間的にはいい大学を出て、いい会社に入った。
しかし、今は違う仕事をしている。最近少しずつ仕事の幅や大きさが出てきて古くからの知り合いにも見つけられるようになったが、やはり転職直後は「武川のキャリアもこれまでだ」「あいつは終わった」という声も聞こえてきていた。
つまり、大学名だけで何かが決まるわけではない。
しかし、一つの目標に向けて一生懸命頑張る姿勢を10代後半という多感な時期に経験することはとても大きな意味があると思う。
だから、大学受験とは人生の通過点だ。しかし、それはとても大きな通過点でもあるのだ。
それでは。