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2021年度のお仕事【金曜日②】博耕房

金曜日の夕方からは博耕房で授業をします。他の出講先と比べてやや特殊なのでいろいろと説明していきます。

〇博耕房って?

2020年からスタートした自由が丘にある国語専科塾です。
中学受験部門大学受験部門があり、2021年度は中学受験部門を矢野さんが、大学受験部門のレギュラー(毎週/毎月)・スポットの授業を複数の人間で担当していきます。

私はその中の「レギュラー」(毎週)の現代文を担当します。

毎週金曜日 
18:15 ~ 19:45  ハイレベル現代文
20:00 ~ 21:30  ベーシック現代文

詳細は下記HPをご覧ください。

各授業を「ゼミ」と銘打ち、「少人数」で「無学年」の本質的な国語を提供する、というコンセプトを持つ空間です。

〇武川ゼミの授業内容

おもに以下の3つのコンテンツで実施します。(ハイレベル・ベーシックともに)

① 読解力の基礎トレーニング(キソトレ)
② 課題文章の読解
③ 解答力の鍛錬

まず①通称「キソトレ」は、今年あらゆるクラスで使用予定自作教材ですが、そもそも「文章とどのようにして向き合うのか」について、その注目すべきポイントを確認するトレーニングです。

基礎とは「簡単」なことではなく「土台」を意味します。建物でも「基礎」というときには後者を意味しますし。

短文を読み、そこから注目ポイントについて確認するのがパートの目的です。「なんとなく読む」という作業からの脱却を目指します。

課題文章の読解ですが、今年は「一冊の本を読み切る」ことから読解力を鍛錬することを目指します。

入試現代文では切り取られた文章を読み、そこに設定された問題を解くという作業が求められ、ほとんどの予備校で同様の作業がなされています。実際に私も他の出講先ではそのようなテキスト構成にしております。
そして、受験勉強の「ついで」として読書が設定されることとが多いのだと思います。読書は必要ですけれども、複数科目をこなす受験生には現実的には厳しいものだったりしますしね。

しかし、博耕房ではあえて異なるアプローチから入試現代文に向き合います。「読書」における深い理解から入試問題に接続していきます
勉強か読書かという二項対立のもとに考えていくのではなく、両方を包摂した学びの在り方を目指し、そして試験でも結果を出す。これが博耕房・武川ゼミの目指す先です。

具体的には武川とゼミのメンバーで一つの文章の同一箇所に向き合い、その理解を深めていくという形式を考えています。メンバー次第では大学のゼミみたな形式も考えています。詳細は内緒。

また、課題文は後述します。

③解答力の鍛錬はその日扱った部分から設問を設定し、記述することで「アウトプット」の力を高めていきます。良質なインプットは良質なアウトプットがあると相乗効果でさらに良質になります。(宿題に回ることもあり)

まとめますと、「基礎を鍛え、良質の文章を読み、解答力を鍛える」というゼミを少人数で行います。これ、本当に力がつきますよ。

〇武川ゼミ課題文について

・ハイレベル現代文

① 『はみ出しの人類学』松村圭一郎

② 『食べることの哲学』 檜垣 立哉

・ ベーシック現代文

① 『友だち幻想』 菅野仁

② 『「いま、ここ」から考える社会学』 好井裕明

〇春期講習会について

3/28(日)古文担当の羽場先生無学年生の体験授業を実施します。

現代文は「小説と現代社会の問題」というテーマで両クラスとも授業を実施します。フィクションと現実世界の関係性を垣間見る授業になるといいな、と思っております。

お申し込みはこちらから。

博耕房はすべての授業がこれからの時代の「ライブ授業」の在り方を示す先進性と質の高さを誇るものであります。自由が丘のみならず幅広いエリアからのお越しをお待ちしております。

それでは。


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