慶應女子の国語(2022最新分析)
大阪で「行けたら行くわ」は「行かない」と同義である。
私のnoteもその傾向にあったりする。「書ければ書くわ」というスタンスなのだが、結果として書かなくなってしまう。
だから、隙間時間に書いていこうと思う。思うのは誰でもできるけど。
そして今日、試験日の前に慶應義塾女子の分析も書くことが出来た。
これは大きな進歩。2022の武川は違うぞ、と思っていただいて結構です(岡田節/阪神ファンのみわかるネタ)
慶應志木・早大本庄の分析はまずまず好評。
そして、過去の分析はこちら。
〇慶應女子の問題形式
ここ数年は問題形式が安定しないが、大まかにまとめると下記のようになる。
受験生からすると、「出たとこ勝負」の傾向にある最近の出題傾向。
問題数も含めてどうなるかわからないので、あまり固定観念や定型イメージを持たずに望むことが良いかと。
とくに2020年のように、「一見すると評論だけど実は古文の要素が必要です」タイプの文章はもはや「読まなきゃわからない」というレベルなので、「落ち着いて出来るところから読み、解き始めましょう」というのが心構えとしては正解かな、と思われる。
〇慶應女子の設問形式
記述問題に関しては設問分析をした上で、「何を書いていけばいいのか」という大局観(方向性の確定)が必要である。これがあることでかなり解きやすくなるという印象だ。
改めて慶應女子の問題を見ると、必要なのは大局観だったな、と。指導していた当時はもう少し細かいレベルを重視していたが、今ならその力をつけるように指導するかな、と。
大局観をもって設問をみることで細かい作業が活きてくるが……ここら辺は今年の受験生はさらっと読んでおいてくださいね。混乱すると思うので。
また、慶應女子を担当する講師が大好きな分かち書きだが、個人的にはそこまで重視していない。あれができないと不合格、という迷信があるが、そんなこともない。単なる1問だ。それを意識して自分の出来る限りで分解して品詞名と活用(があるときは)を書いてくればいい。そう割り切ってやるのがいい。
ただし、これから慶應女子を受けようとしている非受験学年はしっかりと文法を勉強しよう。以下の参考書がマスターできれば問題ない。
また、国語便覧に載っているような知識(語句知識や文学史)は自分のものにしておこう。おそらく学校の授業でも、塾の授業でも扱わないような細かい知識がたまに出る。ないしは本質理解が求められるものも多い。2021大問2などはまさにそのイメージ。
そういう問題に対処できる力をもった「自分で知識をどん欲に吸収できる女子」が向いているのが慶應女子である。
「やれと言われたことをしっかりこなす」は正直、早実か早大本庄向きです。
それでは今回はここまで。