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【英国ゴルフ場探訪記】第5回 Thames Ditton & Esher Golf Club

Golf Club Location Map

ロンドン郊外のゴルフ場は冬季休業はしないようだ。新年、1月初旬、真冬の晴天の下、新たに見つけた9ホールベースのゴルフ場、Thames Ditton & Esher Golf Clubに訪れた。以前プレーしたHershamの一駅手前、Waterloo駅から30分ほどの距離にあるEsher(イーシャー)の駅のすぐ前、というか、駅と線路をを挟む形でコースが配置されているゴルフ場だ。

コースマップを貰いました

駅前のゴルフ場なので、電車で向かったが、工事かストの影響でひとつ前のSurbitonという駅で止まってしまっていた。代替のバスが出ているがあまり利用者がいない駅なのか、迎えに来たのはマイクロバスだった。ゴルフバッグを抱えてマイクロバスに乗ると数人の客が。奇妙にもリゾート地のホテルからゴルフ場までシャトルバスに乗っている感じになってしまった。

クラブハウス全景

バスを降りてゴルフ場のクラブハウスに向かって5分ほど歩く。平屋の小さな建物が見えてきた。受付には中年女性が2名いて、丁寧にコースのルートを教えてくれた。とても小さく素朴なクラブハウスだが日本の部活の部室や合宿所のような懐かしさを覚える。

クラブハウス内観

少しだけパッティンググリーンで練習をしたのち、1番ホールのティーグラウンドに向かう。通路はこのゴルフ場は公園の一部になっているので、散歩をしている人々と一緒になることもある。

クラブハウス前のパッティンググリーン

1番ホールは188ヤードのPar3。手前で9番ホールと奥は2番ホールと交差している。あくまで小規模なコースなので、ところどころでコースはクロスしているが、混みすぎているわけではないので、それぞれのグループが打つタイミングを調整すれば、そこまで不自由は感じない。ティーショットは20°UTで打つ、当たりは良くグリーン脇までボールは飛んだ。このホールは2オン2パットのBogey。

1番ホールへの遊歩道

2番ホールは305ヤードのPar4。前の組がスローペースで、順番をゆっくり待つ。3Wを使いティーショットするが、ボールの下を叩きすぎてテンプラ気味になってしまった。結局3オンの2パットで3番ホールを探す。どうやらここから線路を超えて北側に行くらしい。通路を探していると、一般道の歩道を通るように指示板が指し示している。道路は車が少し渋滞していて、ゴルフクラブを担いで歩いている私をドライバー(車のほうの)が暇つぶしに見ているようだった。そんななか、鉄橋をくぐり3番ホールにたどり着く。

一般道を歩き3番ホールへ

3番ホールはショートホール。165ヤードPar3。ここも8番ホールと交差しているが、8番ホールでプレーしている人はおらず、前の組がホールアウト次第、ティーショットを打つことができた。6Iで打ち、グリーン脇にボールは落ちる。アプローチで結構寄せることができたので1パットのParを奪取。

3番ホールのグリーン

4番ホールは378ヤードのPar4。ティーグラウンドがコースの端っこの道路ぎりぎりに配置されている。ドライバーを素振りをしていると、また車から見られる。そこそこの距離のホールだが、ここはフェアウェイをシェアしている。そのため、2つ前や3つ前の組と順番を調整しないと打てない。ここでしばらく待たされたが、気を取り直して打ったところ右に曲がってしまった。色々あって結局6打のDouble Bogeyとなってしままった。

4番ホール、ティーグラウンド

5番ホールは357ヤードのPar4。後の組が打つのを待ちつつ、3Wでコントロールショットを狙う。若干右に行き、4番ホール側のフェアウェイに。このホールはBogeyで上がる。次のホールに向かう際、1車線の狭い車道を横切ることとなる。地域の公園と一体化しているようで、それはそれでのどかでいいなと感じた。

歩行者優先と安全注意の看板

6番ホールは258ヤードのPar4。短めなのでドライバーでワンオンを狙おうとするが、若干右に逸れ、ラフからのセカンドショット。2オンして、2パット。このホール無事Parをとる。

6番ホール脇の建物

7番ホールはショートホール、136ヤードのPar3。ここではなぜかミスショットを続けてしまいDouble Bogeyとなってしまった。最近アイアンとアプローチの調子は良かったのだが、少し躓いてしまった。言い訳としては、このホールは雨水や朝露が残るらしく地面が緩くドロドロになっていた。日陰になっているのかもしれない。8番ホールに向かうためにまた、道路を超えて木々の間の遊歩道を歩く。

道路を超えて8番ホールへ

8番ホールは374ヤードのPar4。ティーショットをミスり、グリーンにたどり着くまでに打数を叩いてしまった。だがグリーンに乗ってからは、ワンパットで沈めBogeyでこのホールを終える。最終9番ホールはクラブハウスのある線路南側にあるので、ここでまた線路をくぐることになる。

8番ホール、ティーグラウンド

9番ホールは379ヤードのPar4。今日はあまりドライバーでのティーショットが良くないので、5Wを使ってみるとちょうどいい位置に飛んだ。2打目が難しいラフに入れてしまい、アプローチが乱れたが、ここもグリーンに乗ってからワンパットでホールアウトできたので、Bogeyで収まった。

ラウンドを終え、クラブハウスに戻る。特にプレー終了の報告の義務はないのだが、トイレを借りにクラブハウスに入ると、ラウンジでプレー後のビールを楽しむ人々が数組いた。すぐ近所にパブもあるのだが、ここの雰囲気が好きなのだろう。いつものようにローカル感があふれる雰囲気だ。

コース自体は狭い敷地を工夫して何とか9ホール作ったという感じだが、Par4のコースの長さも300ヤード後半をキープしているし、ちゃんとしたコースの構成だと感じた。私の住んでいるところからは電車でもすぐ行けるので、ちょっとした練習ラウンドとしていくのには最適なコースだった。

 

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