スキゾイドなのか - 3.性格診断等から考える

オンライン診断を試している方がいたので、同じものをベースとしていくつかやってみようと思う。

DSM-5

・家族の一員であることを含めて、親密な関係を持ちたいとは思わない。また、それを楽しいと感じない。
・ほとんどいつも孤立した行動を選択する。
・他人と性体験をもつことに対する興味が、もしあったとしても、少ししかない。
・喜びを感じられるような活動が、もしあったとしても少ししかない。
・第一度親族以外には、親しい友人または信頼できる友人がいない。
・他人の賞賛や批判に対して無関心に見える。
・情緒的冷淡さ、離脱、または平板な感情状態を示す。

ほぼ全て該当すると思う。
自己診断用ではなく、医師目線での判断基準となるのでピンとこないものもある。
実体験での反省点等を客観的に見ると、「あ、これも」と思うものがあるかと思う。

7つ全てと言い切って良いかと思うが、
「もしあったとしても,少ししかない」って言われても、どれくらいだよ!
という、参考リンクの意見には同感。

ICD-10

1. 何らかの活動をしても,ほとんど喜びが得られないこと。
2. 感情的な冷淡さ,無関心な態度あるいは平板化した感情を示すこ と。
3. 他人に対するあたたかい優しい感情や怒りの表出の乏しいこと。
4. 賞賛にも批判にも無関心なこと。
5. 他人と性的関係をもつことにわずかしか興味を示さないこと(年齢を考慮すると)。
6. ほとんどいつも孤立した活動を好んで選ぶこと。
7. 過度に空想や内省に没頭すること。
8. 親密な友人や信頼できる人間関係をもたず(またはたった一人だけ), またそれを望みもしないこと。
9. 支配的な社会的規範および習慣 に対して著しく鈍感なこと

これもほとんど該当すると思う。

気になる点があるとすれば2項目

「過度に空想や内省に没頭すること」
ちょっとしたことを深く考えたりと暇つぶしには困らないが、過度なのかどうか自分では分からない。

「支配的な社会的規範および習慣 に対して著しく鈍感なこと」
"支配的な" とまで言っている模範に従うべきなのか、単純に疑問である。
鈍感かどうかはまた別の話ではないかと。。

愛着スタイル診断

結果は、恐れ・回避型と未解決型だった。

参考リンクで言われているように、愛着スタイルに当てはめるとスキゾイドは回避型になる可能性が高いと思う。

INV

画像1

この内容で、結果は 神経質 として説明されていた。
(黄色いラインに一番近いから かと思う)

分裂性気質が強く出たらスキゾイド(?)ということだが、私は神経質と半々程度だった。
神経質については、自覚している部分もある。
(自分ルール的なものが多いかなとは思う)

社会人になってから、"普通" と思われる会話・交流の仕方についてはそれなりに学んだつもりでいる。
知的好奇心が強いだけかもしれないが、年齢を重ねるごとに人が集まる場で話を聞くのが結構好きになっていて、自分でも少し驚いている。
スキゾイドの克服というか、性格が少しずつ変化しているのかもしれない。
(スキゾイドの "仮面" の完成度が高まっている。ということなのだろうか)

16性格診断

結果はISFJ-Tだった。
自分の性格としては、合っているかなと思う。

画像2

参考リンクではアンケートの結果「スキゾイドはINとの関連が強そう」と言われているが、愛着スタイル 回避型 の中でも分類でばらけていたように、"これ" と言い切るのは難しいと思う。

INVの結果でも差があったが、私は変化してきている可能性がある。
バーナム効果もあると思うが、スキゾイドの特徴をポジティブな表現で説明するとISFJの性格のようになるかな?とも思う。

ISFJの全人口比率は13%、その全てがスキゾイドということはないと思う。
(そもそも、この診断で言う "性格" とパーソナリティ障害となることのある気質・性格を同一視はしてはいけないと思う)
スキゾイドの人の場合は、結果を「仮面として自分が選んだ性格」として見てみると日常生活で気を遣っている部分等が明確になるかもしれない。

パーソナリティ スタイルテスト

Twitterで見かけてやってみたところ、以下の結果となった。

画像3

この診断にはスキゾイドの項目があるので、目安にはしやすいかと思う。
INVで神経質となっていた部分が、強迫にあたるのかなと思う。

どちらにも該当する気がする。
強迫性パーソナリティはスキゾイドの気質で打ち消されている部分があるようにも感じるが、主に几帳面なところが 外向き(社会で生きるため)の仮面 なのかもしれない。
(ISFJの「性格特性の多くが個々の気質を否定しています」というのは、このような特徴の混在・複雑さのことを言っているのだろうか)

どちらかに該当するのだとしても、パーソナリティ障害が他の精神障害と併発する場合もあるようなので、特別なことではない。

結論

結局は自己診断なので断言は難しい。
実際の診断基準となるDSM-5とICD-10と、これまでの考察を踏まえて「自称スキゾイド」と言ってもいいのかな?というところ止まりかなと思う。

ただ、自分の性格を確認してみるのは、少し大袈裟な言い方をすれば「自分を知る良い機会」になるかもしれない。
バーナム効果によって自己肯定感が高まるような場合もあるかと思う。

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