「グロービスMBAクリティカル・シンキング」を読んだのでメモ
「グロービスMBAクリティカル・シンキング」を読んだのでメモを残していきます。分析課題出しからレポーティングまで、広きに渡って活用できる内容が含まれていたので、非常によかったです。あとピラミッドストラクチャーについて「考える技術・書く技術」を一度読んだが、脳味噌小さすぎていまいちでした。しかしこの本を通して、「どのように利用すべきか」が明確になった気がしました(気のせいかも)。
本ブログでは、「グロービスMBAクリティカル・シンキング」と私見を踏まえた内容を記載していこうと思います。
▼issue → alanlytics → action
「グロービスMBAクリティカル・シンキング」は比較的ビジネスよりだったので、私が考える分析業務の流れとは少し違った印象がありました。
そこで「グロービスMBAクリティカル・シンキング」を読んだ上での、私なりの分析業務の流れを検討してみました。
(以降は私見含みまくりなので、もし「それはちょっと違うのでは?」等あれば教えてください。)
1. イシューの明確化
■「何を考えるべきか論じるべきか」を明らかにする
■構成要素を把握するためにロジックツリー等を利用
2. データの概要理解
3. イシューに対する初期仮説
■データの概要理解で得られた情報や日々の知識から初期仮説を考える
■仮説を考える際のポイントは以下(私見含む)
■イシューからずれていない
■具体的な行動・意思決定に役立つ
4. 打ち手の考察
■フィージビリティスタディ等を利用する
5. 因果関係の把握
■把握する際のポイント
■原因と結果の時間的順序
■見せかけの相関のような第3因子が存在しないか
6. 分析
■分析する際に常に考える必要があることは「打ち手に繋がる」か否か。
7. より具体的な打ち手 or 新たな打ち手
■分析しても「4. 打ち手の考察」と変わらないのであれば、意味がないので、ここは分析の価値を出すところ
そして上記終了後に、必要に応じてレポーティングになると思います。
レポーティングの際は、冒頭でもお伝えしたピラミッドストラクチャーを利用するのが良いです。
▼pyramid structure
ピラミッドストラクチャーとは、伝えたい「結論」と「その根拠」をピラミッド状に図式化するフレームワークであり、人に伝わりやすい文章を書く時、ロジカルな文章を書く時に利用されます。(私自身も利用できるように頑張ります!笑)
作業手順としては、以下のような感じです。
ここで大事なのは、「ピラミッドストラクチャーはいつ何時でもアップデートの必要がある」ということです。文章を構成する時に、「適切な根拠がないかも」や「抽出するメッセージが違うかも」と思ったら、適宜ピラミッドストラクチャーを更新してください。間違いを見つけることは大事です。そして「間違いを見つける」ために、importantなことがあります。それは「正しい日本語を書くこと」と「文章を明確にすること」です。(私は日本語が雑すぎてよく怒られますが…)
「正しい日本語を書くこと」とは
主語・述語は何か。係り受けはどのようになっているのか。などを意識して文章を書きましょう。
「文章を明確にすること」とは
最適化・効率化等の曖昧な日本語を利用しないで、文章を書きましょう。
以上