未知の学問 芸術

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昨日は美術展巡り。

美術の知識なんて1ミリもないけど、なんか見たくなって行ってみた。

ほんとに"なんか"感覚。

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まずはお手軽感覚でじもとの美術館に行ってみた。





いろいろと絵画が展示されていた。

当たり前だ。

写真に個性は出るみたいなこと言われるけど、絵をみると写真の個性なんてチリみたいな存在に感じる。

絵は筆の種類や絵具の種類やかき方や色の使い方など選択肢がある。そのたくさんの方法の中からじぶんなりが決めた方法が個性になっていく。

写真もフィルムかデジタルか、加工か・・・とか探せば個性を出す方法はあるけど、極論、目の前にあるものを写して表現することしかできない。デジタル加工で個性を出すと言っても加工が過ぎると写真じゃなくて画像になる。

絵を見て写真の価値ってなんなんだろうかと落ち込んだ。笑

でも、新しい芸術をみることで新しい刺激を受けられた。

目の前を自身なりの方法で忠実にかいたものや、くだけたかき方でかいたもの、いろんな方法の絵をみることができて楽しかった。

黒田重太郎さんの絵が気になった。

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次は千葉市美術館。

この日は市民の日で無料で見れた。ラッキー。

めっちゃよかった。

芸術作品はそれぞれが感じれば良いとかなんとかいってる人いるけど、それは無責任だ。

何かを感じたからそれを芸術で表現してるんだから、その何かを相手に伝えないと芸術で表現する意味がない。展示してる意味がない。

その点でこの展示はわかりやすくひとつひとつの作品に説明が書かれていてどういう想いで作った芸術なのかがわかりやすくてよかった。

芸術は個性が強くて何を伝えたいかわからない、芸術の歴史を勉強してないとわからない。って感じてたけど、こうやって誰でもわかりやすく説明してもらえると作品に歩み寄れる。小難しい分野だと感じてた芸術が好きになった。

それでも、説明がない、作品だけが展示されている芸術はそこらじゅうにあるんだろうけど。

現代美術の方が今の道具を使って今の世の中のことに対して感じていることを表現できるから親しみが湧きやすいと感じた。

2000年代に入り、宮島は「Art in You(アートインユー)」を提唱しています。「アートはあなたの中にある」と訳され、誰もが創造性を生み出すことを信じてやまない独自の芸術思想といえます。

千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念 宮島達男 クロニクル 1995−2020 より

ここにも親しみを感じた。

もちろん知識や経験が積み重なれば表現できる芸術の幅もひろがるだろうけど、その人たちのものだけじゃないってことが書かれていて嬉しくもなった。

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たった2つの美術館にいっただけだけど、美術に興味をもちはじめた。今から絵をかきはじめるっていうわけじゃない。

snsできれいにうつっている写真ばっかりみていて感覚が麻痺してた。

ただ大量の写真がながれてきて、それにひとつひとつどんな気持ちでとったんだろう、とか何を表現したかったんだろうと考える必要はない。

みるだけで疲れる写真はもう見たくない。

情報が多くて受け取る、捨てるの選択が多すぎてそれで疲れてた。

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ちゃんとした芸術に触れる機会をもっと増やそう。

芸術の知識がなくてもじぶんの直感だけでもこれだけ楽しめることがわかった。

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