ギターと少女と思考法
ひょんなことから姪っ子にギターを教える流れになった。
ギター歴は長いが自身習いに行った事もないし全て独学、キチンとした理論も知らず
昨日初めて知ったのが、Aメジャーのコードの押さえる指が36年間間違っていた。
でもまぁ、音が鳴ればOK。
さて、特に好きなアーティストがいるわけでもなく、影響を受けた事もない姪っ子に
ギターそのものの基本的な事を教えるって
意外と難しい。
大体、好きなアーティストがいて
そのアーティストの曲を弾きたい!
スタートをイメージしていたが
これと言っていないようだ。
実はこの姪っ子は小さい時から
子供らしくないというか
無邪気に絡んでくる娘でもなく
どちらかというと大人しいタイプ。
しかも中3という思春期ingな姪っ子の
扱い方が恐る恐るなのだ。
先日の正月に嫁の実家で会った時に
義妹家族がみんなでウクレレをやってるとのことで、長女である彼女だけギターを
したいと思っていたようだ。
小さい時から彼女の生育環境を見てきたが
弟、妹の3兄弟で色んな事を我慢してきた
のは想像出来てた。
そんな大人しい彼女がギターをやりたい!と
目を輝かせしかも絡みづらいであろう
俺に言って来た。
当然俺も嬉しくなり、使わないエレアコをあげ基本的な事を教える事になった。
さて、何から教えるか?
全ての音楽的、ギター的概念を知らない。
アコースティックギターも「穴あいてるやつ」
コードと言われても「ドレミファしか知らん」
ここでふと立ち返った。
興味がある→Fコード激ムズ→断念。
このパターンは幾度と無く聞いて来た。
初っぱなから成功体験で、自分の手から
綺麗な音が出た!という感動を体験
させてあげないと続かないはず。
そこで飽きない時間感覚で、バレーコードを
教える。3分もかけない。
そして簡単なコードA コードAmからまた
バレーコード。
昼飯を食った後、またバレーコード。
すると、綺麗に鳴った。
同じ反復練習。違う課題。それを繰り返し
やると、始めて3時間後にはバレーコードは
鳴らせる事に成功。
何事も吸収、達成は面白いと感じる期間
にグングン伸びる。
逆に学んだな。俺が。
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