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相模湾南沖ライブベイト船カツオ・キハダ狙いのあれやこれや(2023)

まず初めに

私が2021年~2023年に経験した相模湾南沖のライブベイト船によるカツオ、キハダ狙いのあれやこれやを自分なりの解釈で解説していきます。
経験が豊富なわけではないですが、この釣りに関するインターネット上の情報が少ないため、なにかの参考になればと思い作成します。なお、私は一俊丸でしかライブベイト船に乗船していないのと、基本はキハダを釣りたい!という目線で書いていますので、以下の情報は若干偏ってるかもしれない点にご注意ください。

どんな釣りなのか

ライブベイト船、いわしふかせ等と呼ばれる釣りで、生きたイワシを撒き餌、刺し餌にキハダ、カツオを狙います。非常に高確率でキハダカツオが釣れますが、やはり大物狙いなのでボウズということも当たり前の釣りになります。ただキハダをとにかく釣りたいのならライブベイト船という口コミも多く見受けられるよう、確率だけで言えばかなり高い部類になるかと思います。
またポイントが相模湾南沖で非常に遠いため、非常に移動時間が長く、実釣時間はかなり短いのも特徴です。6時出船、9時過ぎ~12時過ぎ実釣、15時すぎ帰港、という感じが多いですね。生きイワシを行きがけに買う場合はもっと早い時間に出港になります。
これだけ短い実釣時間でありながらかなりの確率でキハダがゲットできるということは如何にこの釣りが有効かということが分かりますね。

私はとにかくキハダが釣りたく、このライブベイト船に通っていました。

タックル

基本的な仕掛けはキハダに対応できるスピニングタックルで、PEとハリスは直結で1本針の先に鰯をつけるだけの超シンプルなセットです。それぞれの詳細を以下にまとめます。なお、キハダカツオの釣り分けがしづらいこと、カツオは多少強引にやりとりして寄せないとおまつりでどうにもこうにもならなくなるので、キハダ用カツオ用と分けずに基本キハダ狙いのタックルを使うことをおすすめします。

ロッド

4番クラス以上の6f~7f前後のジギング、キャスティングロッドを使います。たまにコマセキハダ用のグラスロッドを使ってる人を見かけますが、あれはスピニングを付けても強度的に大丈夫なのでしょうか、、?基本はスピニングロッドを使うのがよいと思います。
選ぶ番手は、5番でドラグ10kg対応できるものが無難かなーと思います。4番だと少し弱すぎてなかなかキハダが上がらないですし、6番だと私みたいな非力な初心者には上手く曲げられず、扱いきれません。後述しますが、この釣りはキハダのファイトに時間をかけるとキャッチ率が極端に下がるので、できる限り早く上げられるタックルを使うのがおすすめです。
ジギングロッド、キャスティングロッドは好みでいいかと思いますが、個人的には7fくらいのキャスティングロッドが好きですね。ある程度長さがあったほうが船底、側面にラインが触れるのを回避しやすいです。ただ長すぎると鰯をキャストしなきゃいけないときにやりづらいのでご注意を。
一方ジギングロッドは手元で曲がるため力は入れやすいですが、短い分船底擦れを回避しづらいです。ちなみに船を見渡してもジギングロッド、キャスティングロッドはわりと半々くらいです。

またここが一番重要かと思うのですが、竿を立てても折れないくらいの強度を持った竿にしましょう。
どのメーカーに聞いても「竿を立てるな」って言われると思うのですが、キハダをかけてヘロヘロになってるときにそんなこと言ってられないです。とにかく上げるために竿を立てちゃいます。竿を立てすぎずにしっかりとファイトできる方は特に気にしなくてよいと思いますが、少なくとも私には無理でした。竿を立てると腕の負担を減らしながらもしっかりとキハダを持ち上げる力を入れられるので楽なんですよね。
立てても折れない竿ってどれですか?なんてメーカーに聞いても「そんな竿ねえよ!」って言われそうなので、個人的偏見で折れにくいと思われる竿を紹介しときます。
ダイワのソルティガ
天龍のspike tuna
アルファタックルのスピニングバウト215
です。要はある程度高いものにしろってことでもありますが、ダイワ、テンリュウは1つランク下げても大丈夫かなーという感じはしますね、保障はできませんが。ちなみにどんなにいい竿でも立てすぎると当然折れますのでご注意を。
この釣りではキハダが爆釣しているとだいたい船で1日1本以上は竿が折れるのを見ますが、だいたい3万円以下の竿であることが多い気がします。そのあたりの竿だと立てすぎるとすぐに折れちゃうので、テクニックと体力筋力が必要かなーと。折れたとしても予備が借りられる状況で、かつライブベイトに頻繁にはいかないからまぁ折れても諦めがつく、という方なら安めの竿でもOKだと思います。
あとはヒラマサロッドとツナロッドだと、ツナロッドのほうが立てても折れづらいつくりになってることが多いので参考までに。(そこそこ高いヒラマサロッドを立てて折れてる人も何回か見ました)
ちなみにシマノの竿についてですが、個人的には固すぎて上手く扱えなかったです。シマノの一般的な5番ともなると、ほんともう”棒”って感じがしちゃうんですよね。自分の筋力がしっかりあってこのあたりを扱えるようになるとめっちゃ良さそうではありますが、まだ自分には使いこなせませんでした。。。ちなみに最近シマノがオシアプラッガーフレックスドライブなど、”曲がる”を売りにした竿をわりと出しているので、そのあたりだと使いやすいかもですね。
ちなみに↑で紹介した3つのうち、圧倒的におすすめはスピニングバウト215です。やはりいわしフカセ専用機とだけあって扱いやすさが段違いで、かつ破断強度がめちゃくちゃ高いです。安心して根本から曲げられます。ただこの竿はほかの釣りへ流用が効きづらいといという欠点があります。エビングになんかに使えなくはないですが、個人的にエビングには柔らかすぎで重さもあるため少し使いづらいかなーという印象を持ちました。あとはこの竿は比較的柔らかいので、ちょっと硬めにぐいぐいやりたいという上級者の方には物足りなさを感じる可能性もあるかなと。ただ基本的にはこの竿で20kg~30kgのキハダをとるには十分なパワーはあると思います。1年のうち1、2か月しかできないこの釣りのための専用機に5万円だせるか、というとこが決め手になりそうですね。
私はライブベイトにはメインでスピニングバウトと予備でキャスティング用のソルティガ(C75MH)を持ち込んでいます。

リール

PE4~6号が300m巻けるものにしましょう。ライブベイトはポイントの水深がめっちゃ深いわけではないので、湾内のコマセみたいに500m走られてブレイクした!みたいなことは少なく、たいてい100mも走れば相当走ったほうなのかなーと思います。ただ南沖でも水深が浅いポイントでキハダをかけると思いっきり横走りしてしまうこともあるので、基本的には300mがおすすめです。
HGかPGかはどちらでもいいのかなーと。ライブベイトにはゴリゴリ負けるPGが良い!という話を聞いたこともありますが、私自身はHGで特にやりづらかったことはなかったかなーと思ってます。またHGのほうがキャスティングに使えたりと汎用性が高いと思うので、ほかの釣りものを考慮して決めたらよいのかなと。

値段帯ですが、口コミを見る限り基本的には5万以上~のクラスが長く使えていいのかなーとおもいます。それより安いとドラグ性能が気になるのと、故障リスクが高そうです。
ただ竿が折れるように、突然使えなくなる、みたいな壊れ方はあまりないはずなので、1本とれれば十分!って方ならそこまで高いものでなくてよいかと思います。安さを求めるならオクマのアゾレスが良さそうですね。あとはストラSWとか。
ただ南沖のマグロは最終的には10kg弱ドラグをかける、かけたいことも多く、そういった高負荷のとき安いリールだとドラグのすべりが安定しないのでご注意を。

私は21ツインパワーsw10000HGを2台と予備にクロシオ43pgx(アゾレスのOEM)を船に持ち込んでいます。ライブベイト船は実釣時間が短く、さらにナブラを追っかけてるとき等、チャンスタイムが本当に一瞬のときがありますので、ライントラブルの際に素早く復帰できるように予備を持ち込んでいます。予備スプールでもよいと思います。
ちなみにクロシオについてですが、噂によるとHGだとガタつくのが早いとのことで、私はPGにしてみました。
クロシオでもキハダをとりましたが、ドラグの調整が少しアバウトになること、巻き心地が少し悪いこと、等、ツインパワーより劣るとこは多いものの、値段相応でかつキハダもちゃんと取れる、という感じです。

あと私はリールはシマノ推しなので、おすすめは断然ツインパSWです。ステラSWでもよいと思います。
シマノのリールが一番長持ちする気がするんですよね。

ライン

一般にはリーダーは16~20号、PE4~6号から選ぶと言われていますが、
私はライブベイトを始めたころにおすすめされた、オムニウムX8の4号プレミアム万鮪16号のみ使っています。
この組み合わせが最適だと思ってますが、理由は
・30kgクラスのキハダには十分すぎる強度がある
・おまつり切れ、魚歯切れ、船底擦れきれはどんなけ太くしても避けられない
・何より、イワシを自然に、負担なく泳がせられるから
です。この釣りはあたりを出すまでは、イワシをいかに泳がせるかにかかっているので、そこに全力注力して極力細目の仕掛けでいいのかなーというのが個人的な意見です。
なお同様の理由でリーダーも短くするのが無難です。リーダーに必要な長さはキハダの尾に叩かれる位置にPEが無い程度、なので、20kg120㎝のキハダをとるなら1.5mもあれば十分、ということになります。
ただしおまつり等で針の結び変えもあるので、それも多少考慮して、私は2m弱でいつもやっていました。
結束はPRノットが安定して結束強度がでて良いですが、慣れているならFGノットでも特に問題ないです。噂には電車結びでも全然問題ない、という話も聞いたことはありますが、私はまだ電車結びでやったことはありません。。。
私は以前はPRノットを使っていましたが、最近は手でFGノットを組んでいます。手で組むFGに慣れることで船上でもかなりすばやく復帰できるようになりました。

一番悩ませどころの針です。ぶっちゃけ散々悩んでるわりには実はそこまで関係ない可能性も大いにありますが。。。
・ヒラマサ針系 or ネムリ針系
・金針 / 銀針
・サイズ
・管付き / 平打ち
・太軸 / 細軸
など、いろいろ考慮する余地があり、ひたすらに悩んでしまいます。
これが正解、みたいなのはないと思いますが、私なりの見解をつらつらと書いていきます。

・ヒラマサ針系 or ネムリ針系
→ネムリ過ぎているのは掛かりが極端に悪いのでNG(ムツサークルフック、オキアミマグロ等)、ジャイアンとキハダくらいならOK。基本はヒラマサ針系かなぁ。この釣りで完全に飲まれてしまって切れる、のは割と少ないかなーという印象なので、そんないネムってなくてよくて、ヒラマサ系の針でガッチリアワセ決めれたほうがよいかも。自分は今まで20回以上キハダを当ててきて、飲まれ切れしたことはないです。

・金針 or 銀針
→金針は食わない!とか、キハダは金針!とか、いろいろな噂が錯綜している気がしますが、個人的な感想だとどれも大差ない、って気がします。しいて言うなら金針はカツオの食いがほんの少しだけ下がる、のでキハダ狙っててカツオを掛けたくないときは金針。釣れればなんでもってときは銀針かなって思ってます。そんなに差はないと思いますが。

・サイズ
→当日のイワシのサイズ見て決めましょう。シコイワシであればヒラマサ系13号、マイワシメインならキハダ針(ジャイアンとキハダ等)の14号かヒラマサ系の15号~16号あたりかなと。

・管付き or 平打ち
→管付きにすると重くなる(=鰯の泳ぎが悪くなる)一方、結束強度が高くなります。
逆に平打ちだと軽くなり一方結束強度が下がります。
この釣りでノットをきちんと組んだ場合に一番弱くなるのは針との結束だと思い、私は結束強度あげるため管付きを使うことが多いです。

強引にやりすぎて締め切れした跡

・太軸 / 細軸
→細軸だとイワシの負担は少ないが、かかった魚の口は壊れやすい。特にカツオは口が弱い。。。
マイワシなら太軸、カタクチなら細軸かなぁ。。。
どっちもどっちだと思います。
細軸といっても、ヒラマサ針等最低限キハダに耐えられるもの(線径1.5mm以上くらい?)にはしましょう。

で、結局どれ買えばいいのって話ですが、
ふかせキハダ13,14号
カットヒラマサ13,14号
・インターフックのメジひらまさ13,14号
ジャイアンとキハダ14号
この辺かなと思います。私はインターフックのメジヒラマサ13号またはジャイアンとキハダ14号を使うことが多いです。
結び方は私は南方延縄結び、中村式管付き南方延縄結びで結束していて、また針が回転するのを防ぐために、端糸を長めに残します。

その他必要なもの

・ギンバル類
スピニングバウトならTバーでもOK。どんなに安くてもあるとないとでは天と地ほどの差があるため持っていきましょう。一番安い簡易タイプなら1000円以下であります。
私はスピニングバウトを使う際はTバーを腰につけておいて、ファイトとし始めに装着します。ソルティガを使う際には800円くらいの竿あてをライジャケに着けます。

・グローブ
あったほうが握力があがるので、キハダとのファイトを想定してつけておいたほうがいいかなと思います。

・鰯掬い用の金魚網
手で鰯を捕まえようとすると、追いかけて弱らせがちです。網を使ってあまり弱らせないように針につけましょう。また網の上から鰯を握ると滑りづらく針につけやすいです。

・脳天締め用ピック
暴れてるキハダを船上で運ぶのはなかなか面倒です。締められるようピックを持っておきましょう。
ダイワの1500円くらいの折り畳みピックでも20~30kgなら問題ないです。

・釣った魚につけるネームタグ類
100均で買っておきましょう

釣り方

投入~あたりまで

船長の合図があったら鰯を投げ入れて、ベールをあげてフリーの状態で泳がせます。あんまり鰯を空中でぶらぶらさせたり、強く投げつけたりすると鰯が弱ってしまうので、できる限り優しく扱いましょう。
針のつけ方は、鼻掛け、えら掛け、背掛け、あご通し、らへんが一般的です。
できるだけ長く泳がせるなら鼻掛け、潜らせるなら背掛け、シコイワシならエラがけ、といった具合に使い分けます。私はマイワシなら鼻掛け、シコイワシならエラがけを選択することが多いですね。
またキハダ狙いなら遊泳力のあるマイワシ、カツオなら食いやすいシコイワシを選択すると良いでしょう。
鰯を泳がすと、右舷側1~2時の方向に糸がでていくことが多いため、左舷より右舷が有利となります。席を選べるのであれば右舷であることを最優先にするとよいと思います。左舷前よりと右舷胴の間であれば基本的には右舷胴の間のほうが有利なことが多いです。もし左舷になってしまった場合は、鰯をなるべく遠くまで投げて、鰯が泳ぐ距離を稼ぎます。間違っても右舷側には流さないように気をつけましょう。仮に食ってきても船底切れするかおまつり切れするかでほぼキャッチできません。
だいたい20m~40mくらい泳がせて食わなければ鰯を付け替えます。食わない鰯はいつまでたっても食わないんですよね。どれくらいの距離を泳がせるかはそのときどきですが、魚が近くにいるときはあまり無駄に長く泳がせず、頻繁に鰯を付け替えましょう。逆にあまり食ってこないようなときは少し遠くまで、元気よく泳がせるのがよいかなと思います。
また、釣り場に海鳥が多く、仕掛けの先の鰯をとられることが多々ありますが、それを回避させることも釣果を伸ばすコツになります。背掛けえら掛けで潜らせたり、鳥の位置、自分の仕掛けの位置をしっかり把握しておく等、十分に注意しましょう。

ここで一番大事なのは、きちんとキハダのいる距離を元気に泳がせる、ということです。
この釣りでは比較的キハダやカツオが船の近くに寄ってきますが、それでもやはりキハダは警戒心が高く、船の目の前まで泳いでくる、ということはめったにありません。せいぜい20mくらいまで寄ってくるのがいいとこでしょうか。カツオは船の散水めがけて突っ込んできたりと、わりと目と鼻の先で食ってくることも多いですが、キハダを狙うためには、ある程度船から離れたところに鰯を元気に泳がす必要があります。
そのため、投入してすぐ船下に隠れてしまうような鰯や、目の前をくるくるしているだけの鰯では全く釣れません。元気に船から離れていく鰯を泳がせましょう。
また糸ふけをどんどんだして、鰯は足元を泳いでいるのに、糸だけは潮に乗せてどんどん流しているひとをよく見かけます。こうなるとそもそも鰯が足元に居て魚に届いてないですし、またおまつりが頻発してすぐ仕掛けをきることになるため釣りになりません。鰯の負担にならない程度に糸のテンションを確認しながら、しっかりと鰯がいまどこにいるのかを把握しながら泳がせましょう。

正直Bさんみたいな流し方の人が半分くらいはいる

上記キャプチャのBさんにならないために、手っ取り早い解決策は元気の良いイワシを使うことです。元気よく勝手に沖のほうまで泳いでくれたら自然とAさんのような流し方になります。ただ実際問題元気良いイワシだけでなく、すこし泳ぎの鈍いイワシを使わざるをえない日も多々あるかと思います。そんなとききちんと泳いでるかの確認は、ある程度糸をだしたところで30cmほど糸を引っ張ってください。そこで抵抗を感じれば糸のでた分の位置にイワシは泳いでいますが、抵抗なくスっと引っ張れた場合、糸だけが流されています。南沖の潮はかなり早いことも多く、あ~糸がバラバラとだされるなぁと思っていても、実際はBさんのようになってることが多々あるので、十分に注意してください。
あとここからは自分の推測でしかないですが、余計な糸ふけをだしたまま食わせたとしても、合わせがなかなかうまくいかないことが多いように感じます。余計な糸ふけを出してる分、糸をかまれたり、口から引き出すのが遅れたりして瞬殺につながったり、あるいはかかりが浅かったり。

あたり~ファイト~取り込み

鰯では到底なしえない尋常じゃない速さで糸がでていったら魚が食った合図です。しっかり食わせるために10mくらい糸を送って、そこからベールを戻して合わせます。しっかり口の奥まで針がいかないと、合わせたときに閂にかかる確率が下がります。ただ完全に飲み込まれてしまうと糸が歯に当たって切れてしまいます。ドラグは手で引っ張ったら出るくらい、だいたい手元で2~4kgくらいにしてにしておきましょう。私は3kg強を初期値にしています。あんまり弱いとアワセが決まらないし、強すぎると瞬間的に力がかかりすぎて糸が切れてしまいます。
そしてなるべくはやくカツオかキハダか、かかっている魚の大きさを判別できようにしましょう。初速だけでは以外とカツオかキハダかわからないことが多いですが、ずっしりと重みを乗せたときの感触だったり、竿先の動き(ブルブルするならカツオ)で判断します。
カツオだったらヒットしたらすぐにドラグをがっつり締めて、ゴリ巻きしていきます。魚に自由に引っぱられておまつりすると、それが原因ですぐにばれてしまいます。また5kgくらいまでのカツオの場合はタモを待つより抜き上げてしまったほうがいいような気がします。
キハダだと、アワセてからある程度走ったら少しずつドラグを締めて、上げていきます。前述していますが、南沖のキハダはあんまり走らないかわりにずるずる粘るような気がします。なのである程度強気にドラグを締めてあげていかないと全然あがってこないですし、時間ばかりかかってしまいます。ファイト中にドラグを締めていって、竿にもよりますが最終的には8~9kgくらいで上げるといいのかなーと思います。あとは自分も最初は全然できなかったのですが、強気にあげていくのが重要です。こんなに力いれていいの?って不安になっちゃいますが、たいてい大丈夫です。本気で力入れてあげていきましょう。
ライブベイト船ではいかにはやくあげるか、ということがキャッチの成否に大きく関わってきます。
・スイベルが無い分糸がよれる
・他の人とのおまつりの可能性が高くなる
・針付近が擦れて弱りやすくなる
・走られて船底切れする
・針が細いため時間をかけると口が壊れやすい
などなど、キハダがかかってもほかの人が釣りを続ける分取り込みに時間をかけるとばれるリスクがたかくなります。できる限りはやくあげるようにしましょう。

キハダが見えてきたらタモの準備をお願いしましょう。基本的には自分のロッドワークで魚をタモに入れる必要があるので、最後まで頑張りましょう。タモに魚が入ったら糸を緩めてしっかりタモの中に魚が収まるように誘導します。たまにタモに入ってるのに糸を張ったままでタモにちゃんと魚がはいってないままあたふたしてるひとがいますが、このタイミングが一番ばらしやすいので十分に注意しましょう。

閂にかかったメジひらまさ13号
この角度で刺さってると、糸が魚と真反対に引っ張られると簡単に抜けることが想像できる
主導権を相手に与えず強気にファイトが重要

最後に

とりあえず思いついたとこをばーっと書きましたが、また何かアップデートあれば加筆しますね。ここまで読んでいただきありがとうございました!何かの参考になれば幸いです。

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