フェスのセトリは難しい
本日、JAPAN JAM 2023に、モーニング娘。'23・アンジュルム・鈴木愛理が出演。皆さん楽しまれたようで何より。
で、だ
モーニング娘。'23 セットリスト
01.リゾナント ブルー
02.Ambitious! 野心的でいいじゃん
03.シャボン玉
04.青春Night
05.この地球の平和を本気で願ってるんだよ!
06.Happy birthday to Me!
07.わがまま 気のまま 愛のジョーク
08.メドレー
One・Two・Three ~ Help me!! ~ そうだ! We're ALIVE ~ 恋愛ハンター ~ 恋愛レボリューション21
09.涙ッチ
これは… ひなフェスの娘。プレミアムでやったら文句なしの大絶賛だったろうなと思う。
多種多様なハロヲタが集うひなフェスは、かつては娘ヲタだったが今は他推しという人も少なくない。そういう人には、リゾブル・アンビ・地平本願なんかは「おぉっ!!」となる選曲だ。
また、JAPAN JAMは声出しが全面解禁になったことで、シャボン玉・わき愛といったコールの代名詞のような曲を入れたのはポイント高い。
ただ、これらはあくまでヲタの目線だ。
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このメドレーってファンの人は嬉しいのかなぁ
と言う言葉を残して打首に向かう青年を見かける
#jj2023
午後2:58 · 2023年4月30日
メドレーは、昨年のROCK IN JAPANでもやった同じマッシュアップだ。さらに言えば、元々は2017年春のツアー「THE INSPIRATION!」でやったものだ。
このメドレー自体は、このツアー一番の評判になるくらい当時は絶賛されていた。
ファンでなくてもよく知る恋レボが入っているし、元々評判が良かったのもあって去年は組み込んだのだろう。
また昨秋には、米津玄師が「KICK BACK」でウィアラの“努力 未来 A BEAUTIFUL STAR”のフレーズをサンプリングしたことも話題になった。そのこともあり、今回も組み込んだと思われる。
しかし、ライトに好きな人というのは、有名な曲はちゃんとフルで聴きたいものなのだ。
18年にロッキン初出演した時は恋レボはワンハーフだったのだが、間奏に入ったところで近くにいた人が「もう1番終わっちゃった!!ww」と半分笑い半分嘆いていたのが思い出される。
例えばサザンが「真夏の果実」をやってくれたのに1番だけで次の曲に行かれたくないじゃん?“マイナス100度の太陽みたいに”も聴きたいじゃん?
「ファンの人は嬉しいのかなぁ」という疑問は的を射ている。
ヲタからすれば、正直聴き飽きた曲たちが、とても新鮮に生まれ変わっていてすごく楽しい。だけどヲタ以外の人は全然聞き飽きてないのだから。むしろそれが一番聴きたいまであるのだから。
個人的には、こういう場では近年の曲たちをメドレーにした方がいいのではと思う。ただ、あのマッシュアップを作った人は娘。を離れて昨秋の「Fomalhaut」からつばきファクトリーを担当しているらしい。だから作りたくても作れないようだ。(完全に縦割りにされてしまうそういう事務所の体制もどうかと思うが)
フェスの1回とかのためにわざわざ作るなんて!と思う人もいるだろうが、そのぐらいしないといけないと思う。以前、POLYSICSが持ち時間全部使ったぶっ通しのメドレーをやった時はド肝を抜かれた。(バンドだから本人達だけでできるのも大きいが)
リゾブルなどの曲といい、完全にハロヲタ向けに振り切ったのだったらまだわかる。これでライトに好きな人も満足させられたつもりでいるのならそうではないと思う。
また、18年のようにあくまでいつものモーニング娘。を見せたいから近年の定番を基本にして有名曲は最小限にしたというわけでもない。
スカパラも娘。に触れてくれたし、キュウソやフォーリミなんかは娘。黄金期の真っ只中を過ごした世代だからこその声を語ってくれた。やっぱり、その時代ももう少し大事にした方がいいのでは。
実際本当にハロヲタが満足できたらそれでよかったのか?愛理のステージでの総動員っぷりからしても今日はそうだと割り切っていたのか。それはちょっと寂しい。
ちなみに、件の青年が向かった打首獄門同好会ギターボーカル大澤会長の思うフェスとライブハウス(ワンマンなどの持ち時間の長いステージの意)の違い。
https://twitter.com/uchikubigokumon/status/1061637142827290624