「心の愛」を捨てることは、目の前のあなたを捨てることだ。
皆さん、こんにちは!
初めましての方は、初めまして!
YouTubeやTiktokで歌い手として活動しています、叶怜っていいます!
え?歌い手...?
そうです、僕歌い手なんです。
私は、夢ノ結唱の「おかしコンテスト」で大賞を受賞し、夢ノ結唱のアルバムに掲載されることになりました。
この記事を見てる人は、恐らくバンドリTVさんか夢ノ結唱さんで公開された動画を見て、「叶怜?誰やこいつ?名前読まれへんよぉわからん奴の曲かよ」って思った人か僕のことを知ってくれてる人がほとんどでしょう。
それもそのはず。歌い手界隈っていう全くの他界隈から突然やってきたわけですから。
あ!でも僕は皆さんと同じく男性コンテンツのヲタク11年やってますので皆さんと同じようなヲタクなんですよ?www
(しかも皆さんがイメージしているようなアイドル営業はしてませんww)
僕は歌い手。
ボカロなんて1ミリも作れない。
なのに、僕は参加しました。まぁ色々あったんですよ。
歌い手の僕がボカロを持っている理由
2023年1月1日。忘れもしません。
僕は、初めてボーカロイドを買いました。
ボカロの名前は、夢ノ結唱 POPY。
買った理由は、単純。
「お友達が欲しかったから」
実はPOPYちゃんを買った当時、活動者の友達が圧倒的に少なかったんです。
いたのはいたんですけど、毎日忙しそうでした。
だから、あんまコラボとかしてくれる人がいなくて。
「自分のチャンネルに定期的に出てくれる人が欲しい」
今となっては定期的に出てくれる活動者さんがいますが、あの時はずっとそんなこと考えてました。
声優志望の人とかやったら、声変えて複数のキャラクターを演じてってやってる凄い歌い手さんとかアニメーション動画のYouTuberさんとかいますよね?
僕あんなんもちろんできないので、あんなん作りたいな~でも無理やろな~ってずっと思って指くわえて見てたんですよ。
そしたら、可不ちゃんとか初音ミクちゃんとかと会話してるボカロPさんをたまたま動画で見つけちゃって。
「これやー!!」
僕は、可不ちゃんを買うことにしました。
え?可不ちゃんを先に買ったんですか???
まぁまぁ待たれぃ。
ある日のバイトの休憩中。たまたまX(Twitterね)のタイムラインを見漁ってたら、バンドリのキャラクターがボーカロイドになって発売の見出しが。
僕は、POPYちゃんの声優さんの姉妹がきっかけでこの活動を始めました。僕にとってはかけがえのない人達です。
(POPYの声優やってるのは、お姉ちゃんの方ね)
「いかん、POPYや!!POPY先に買わんとあかん!!」
急遽僕は、POPYを購入することに路線変更しました。
可不ちゃんはよく動画で使ってるフリー素材のクオリティ高いイラストがありますが、POPYちゃんにはそういうのはありません。出来たてホヤホヤのボーカロイドですから。
僕はいつもの絵師さんに頼み込んでイラストを依頼しました。表情差分アホほど頼みました。その結果、2万円(ボカロの料金と合わせると雑費含めて5万円)しましたが、なんとかキャラクターとして動画に出演できる体制が整いました。
ROSEは、勝つために買った。
ROSEは、8月の夏休みに登場させる予定でした。
それくらい、POPYだけで僕のチャンネルは成り立ってくれていました。
だが、このイベントがやって来ました。
それがこの作詞コンテスト。
「ポピーちゃんローズちゃん おかしできたわよ~!」です。
昔から、秋元康さんの作る歌詞が大好きで、いつか作詞をやってみたいっていう強い憧れがありました。
だから、参加しようと思ったんです。
でも、
「俺明るい歌詞書くの無理や~!!!」
POPYを扱うものとしては、致命的すぎます。
POPYって基本おバカキャラ(とか言ったら怒られる)やから、明るい曲とか可愛い曲が主体で、そういう曲に合うように作られたボーカロイドです。
だけど、僕はそれに合うような歌詞が全くもって思いつきませんでした。
なんとか絞りに絞って書いて完成したのがこちらの「愛のLuz」。
結果は、見事に落選。
ま、ええ曲やったんですけどね。
でも、大賞とった方の方がとっても上手でした。
なんとしてでも優勝したい。
勝たなきゃ、自分の活動が広がらない。
当時、バンドリを知ってる知り合いやリスナーってほぼいなかったんです。
(バンドリファンには本当に申し訳ないけど、僕のPOPYをみている人は、バンドリのキャラってよりも叶怜のチャンネルに出てくる可愛い女の子くらいの認識の方が強かったと思う。リスナーはバンドリ全く知らない人がほとんどだもんね...)
しかも、歌い手。
作曲はできない。
ボカロは今後一切つくる予定無し。
(僕は動画編集クリエイターも兼ねているので時間が無いんだよ!!!)
そうなると、今後バンドリファンに知って貰えるチャンスは圧倒的に少ない。
なので、もし選ばれなければ、このコンテストで僕の活動をバンドリ界隈に知らしめないと、二度とバンドリコンテンツと活動上では関わることはないと思ってました。
(結果的には、その後バンドリ好きな歌い手さんに出会えたので、もしここで大賞取ってなくてもバンドリコンテンツは少しずつ出してたと思いますが)
せっかくPOPY買って、色々バンドリファンのボカロPさんとかファンと交流したいのに!!
それが出来ないのは、やだ!!
で、買ったのが僕にとって超即戦力・ROSE。
ホントにそんな感じ。
だからROSEは、本当に勝つために買ったボーカロイドなんです。
ROSEは、POPYとは対局で、落ち着いたダークな曲が似合う女の子。
彼女もまた、夢ノ結唱のボーカロイドで、コンテストの対象ボーカロイドでした。
ROSEの課題曲を聞いた途端、歌詞が浮かぶわ、浮かぶ。
快感でした。
で、出来たのが「心の愛」
正直、選ばれる自信はすごくあって。
友達とかに言いふらしちゃって。
後になって落選したら、めっちゃ恥ずかしい...
ヤバい...って思ってました。内心。
結果、大賞に選ばれました。
最高でした。
勝つために買ったボーカロイド。
そして、ちゃんと勝ったボーカロイド。
ROSEは今では、一緒に歌ってみたを投稿する最強のバディです。
ちょっとオマケの歌詞解説
歌詞解説なんて、そんな考えてやってないwww
別にプロじゃないのでwwwwww
あ、ラスサビ前の「勇気呼び覚ませ!」の「勇気」は、ROSEのモデルになったバンドリのキャラクター・湊友希那ちゃんの「ゆきな」⇒「ゆっきー」⇒「ゆうき」みたいのは意識したかなwww
なので、ちょっと誇張して真面目に書いてみますwwwww
この歌詞を書いたのは3月の終わり。その3月の始めの方に、自分にとってちょっとしたニュースがありました。
少し界隈は違う話になりますが。
有名なボカロPさんで、恐らく皆も知ってるであろうカンザキイオリさんが所属事務所の「KAMITSUBAKI STUDIO」を卒業することを発表しました。
衝撃でした。ここの事務所に所属しているバーチャルシンガーさんの曲を狂うほど聞いてて、その作詞作曲はほとんどカンザキイオリさんで。
このタッグ最強やなぁ、尊敬するなぁって思ってたんで。
卒業!?なに!?って思ってたんです。
理由は、簡単に言うと
「誰かに守られてお金が豊かな状態で音楽を作るのではなく、自分で集めたお金、命を削って崖っぷちになってもおかしくない環境で音楽を作りたい」
僕、アイドルとかも好きなんですが、こんなに卒業理由で感動したのは初めてでした。
世の中、こんな綺麗に音楽に対しての愛を語れる人がどれくらいいるでしょうか?
音楽って本来どうあり続けるべきなんでしょうか?
この話を聞いて、改めて音楽の本質について考えてみようと思いました。
音楽って、調べたら紀元前からあるんですよ。
なぜ音楽が生まれたかについては色々諸説ありますが、異性に愛を伝えたいから、感情に揺さぶられたから、何かメッセージを伝えたいから。そんな感じ?
ともかく、音楽に留まらず芸術って本来こうあるべきって僕は思うんですよ。
それでも、でもです。
今は、音楽で稼げる時代になりました。
いや、なってしまいました。
ビジネスという障壁が現れ、奏でたくて奏でていたものが、求められたものを作るものにも姿を変えるようになってきました。
音楽で稼いでいる人は、プロとしての仕事と自分の信念を常に天秤にかけなければならない。
そして、時には信念を曲げなければ成功しないことも起きるかもしれない。
ROSEのモデルになったバンドリのキャラクター・湊友希那ちゃんはゲームのストーリーの中でそう言いました。
(引用.バンドリ!ガールズバンドパーティのイベント「朽ちぬ薔薇、その色は」)
自分らしさを消してまで、「これが私」。
こういうのが「見せかけの自由」、
つまり、
「自由を与えられたとしても 生きる縛りに囚われている」
ってことです。
僕たちは言うことを聞くほうが楽だから、そっちに流されていってしまう。
楽に、楽に。
こういうことに対してのもどかしさだとか、醜さだとか、どこにぶつけていいのか分からない気持ち。
その気持ちが爆発したときの破片や光を一つ一つかき集めてできたのが今回の歌詞だと思います。
僕自身としても、まだクソクソアマチュア歌い手ですが、そんな歌い手でもいつかそういう葛藤が来る日があると思います。
でも、でも。そんな日が来ても。
ビジネスがどうこうだからといって、音楽を、活動を心から愛することは捨てたらダメだ。
世界で1番、自分が自分の作った作品を愛していないとダメだ。
音楽や普段の動画、僕のPCにいるPOPY、ROSE、つづみ、可不太郎は稼ぐための道具じゃない。お互いに気持ちを共鳴し合う、大切でかけがえのない仲間なんだ。
これが、僕の思いです。
芸術は、100%ビジネスになったら終わりだ。
僕は、そう思ってます。
歌い手として伸びる為、人気になるため。
それだけのために歌っても、聞いてる人の心には届きません。
だから伸びる為、自分の愛を奏でるため。
その両方に折り合いがついて納得できる曲を歌ってみたとして投稿しています。
今後もそうでありたい。
でも、そうでいれるか分からない不安もある。
だから、僕が初めて作詞することになったこの曲に託しました。
自分がこれからも心の愛を貫けるために。
愛を捨てた歌なんて、目の前で応援してくれてるあなたを捨てることと一緒です。
心の愛を捨てないで。
この曲は、夢を追いかける人へのメッセージだけでなく、これからの自分の活動の「御守り」「戒め」でもあります。
終わり!
いや~僕は本来エンタメ活動者なのに、こういう話になると、真面目になっちゃうのん本当に嫌なんですよね~wwww
生配信とかXを見てくれてるリスナーさんとかやと、「明るいイメージ」があるので「叶怜くん、こんなに考えてるんや...」とかなったんかな??
(僕のXでは、病みポストや気分が下がるようなポストは原則禁止している)
やめて!!恥ずかしい!!ホントに!!
今までのは全部忘れてください!!
終わり。ほなね!
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叶怜のX
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