フォルケホイスコーレ 「学生ビザ(ST1)」手続きまとめ〜ビザの申請中でも入国可能!〜
今回は、前回のフォルケホイスコーレの学校探しから申し込み方法に続き、その後のVISAの申請方法について紹介していきます。
フォルケに3ヶ月以上滞在する場合は学生ビザもしくはワーホリビザの申請が必要になるのですが、今回は私が申請した「学生ビザ(通称:ST1)」の申請方法についてメインで紹介していきたいと思います。
あくまで参考程度にしていただけると嬉しいです。
ビザの種類
まず、フォルケホイスコーレに通う為に必要なビザは学生ビザ(通称:ST1)、もしくはワーホリビザです。
デンマークの場合、ビザが必要になるのは3ヶ月(90日)以上滞在する場合のみで、それより短い期間の滞在は、そのままビザなしで入国できます。
ちなみに、日本のパスポートは世界最強と評されており、2023年1月時点でビザを取得せずに渡航が認められる国は199ヶ国中、193ヶ国にも及びます。(滞在可能な日数等は国によって千差万別なので、そこは事前の下調べが必要です。)
学生ビザとワーホリビザどっちが良い?
この、「学生ビザとワーホリビザどちらの方がいいんだろう」という質問はフォルケのFacebookグループでよく話題になっていました。
結論からいうと、私は学生ビザを選択しました。
ですが正直なところ、学生ビザでもワーホリでも「フォルケに滞在する」という目的のみならどちらのビザでも可能なので、どちらでも良い気がします。
一番わかりやすい違いで言うとざっくりこんなところでしょう。
一見ワーホリビザの方が申請費もかからず良さそうに見えるのですが、私の場合ワーホリは一生に一度しか使用できないのに今使ってしまうのはもったいないと思ったため、学生ビザにしました。
ちなみに、デンマークのワーホリは、18歳以上から30歳以下までの期間で1年間の滞在が可能です。
ワーホリに関するより詳しい情報はこのサイトが非常に参考になるかと思いましたので、興味のある方はこちらからどうぞ。
ビザの「申請準備」から「受け取り」まで
まず、申請準備からビザの受け取り完了までの一連の流れは以下です。
ビザの申請はこちらのデンマーク移民局において行います。
→ 「new to denmark」
(https://www.nyidanmark.dk/en-GB/You-want-to-apply/Study/Folk-high-school?anchor=howtoapply)
一つ一つの詳細は、このサイトがとても丁寧にわかりやすく解説してあったので、ぜひ参考にしてみてください。
ここからは、私が躓いたポイントのみに絞って説明していきたいと思います。
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海外送金方法
海外送金の方法は色々あり、最終的にはPaypalとWISEの2つで悩んだのですが、結果私は「WISE」を利用しました。
WISEの方が若干送金手数料が高くなるものの、実際の為替レートで、手数料の上乗せなしで利用できるところに魅力を感じてこちらにしました。
WISEでの送金方法については、下記公式サイトをご参照ください。
学生ビザ(ST1)アプリケーション申請
学費の送金が完了し、case order IDを料金を支払った上で取得が完了したら、いよいよ学生ビザ通称:ST1のアプリケーション申請へ移ります。
始める前に、1点注意
アプリケーションの記入が完了したら、次に東京の浜松町にあるビザ申請センターにて生体認証を行うのですが、この生体認証はアプリケーションを提出してから、14日以内に行わなければいけません。
そのため、申請を始める前にビザ申請センターの予約状況を確認した上で先に予約をしておくことをお勧めします。
このアプリケーションは申請者本人と学校側の両者がそれぞれ記入して初めて完成します。
申請方法はオンラインと紙媒体の2種類あるのですが、両者では若干進め方が異なります。
私は学校側が紙媒体でしか対応していなかったため、紙媒体での申請を行いました。
注意点としては、オンラインと紙媒体とでは、part 1.と part 2. の記入する人が異なる点です。
オンラインの場合は学校側が先に申請を進めてくれますが、紙媒体の場合は自分からやらないといけないので学校側から何か指示が来るのを待つことなく、自分でpart 1.の入力を進めて学校側にも記入してもらうように依頼しましょう。(私の場合は学校側から、「ビザ進めてね」等の指示は何もありませんでした。)
書類提出・生体認証 @東京・浜松町
アプリケーションの入力が済んだら、予約した日時に東京の浜松町にある「合同会社VFSサービシズ・ジャパン カナダビザ申請センター」へ書類提出と生体認証へ向かいます。
※「VFS.GLOBALビザ申請センター」ではないので注意。
このビザ申請センターはデンマークだけでなく、他の国のビザの申請についても代行で業務を請け負っています。そのため、「カナダビザ申請センター」と書いてありますが、こちらで間違い無いのでご安心ください。
申請にあたり、以下の書類が必要になります。
この会社は、あくまで代行でビザの申請を行っているだけなので、各々どんな書類が必要なのか、何が不足しているか、などは把握していません。そのため、事前に自分で何が必要かよく確認してからいくのが良いでしょう。
そんな偉そうなことを言っている私ですが、とある書類を印刷し忘れて、近くにあるコンビニに走りました…(汗)(ビザ申請センターで印刷をすることも可能ですが、高いです。)
全ての書類を提出したら、写真を撮って、生体認証をして1時間もかからずに完了です。
サイトにはビザが降りるまで2ヶ月ほどかかると言っていましたが、確か2週間〜3週間くらいでビザはおりました。取得したビザは直接取りに行くか、郵送かの2択になります。
ビザは申請中でも入国できる!
「もう出発の日なのにビザがまだ下りてなくて、やばい!」という方、朗報です。
私は留学にいくと最終的に決意したのが、学校開始日の2ヶ月前を切っており、ビザの申請が間に合わないのではないかと不安になっていました。
そこで移民局の「new to denmark」に問い合わせるとなんと、
「ビザが下りていなくても申請だけしている状態だったらパスポートのみで入国できるから大丈夫だよ。」
と教えてもらいました。なので、私はとりあえずビザを申請だけした状態でデンマークへ向かいました。
入国検査の時に「ビザは?何しにきたの?」と聞かれ、フォルケに半年間滞在すること、またビザは申請中であることを伝えると、ビザが申請中であることを証明する書類を提出するように求められました。
そんな書類はないので、焦った私はビザ申請センターの予約完了メールと、何にも役に立ちそうもないものを見せると、なんとOK。心底ドキドキしていましたが、なんとかなって安堵の気持ちです。そして、帰りの航空券がないことに関しても私の場合は特に何も触れられませんでした。
このようにして、ビザは申請中であっても入国できることがわかりましたが、色々心配になり心臓に悪いのでなるべく日本で全部の工程を終える方がいいかな、と思いました(笑)
そして、ほとんどの場合ビザの申請から受け取りまでは場合2ヶ月もかかりません。今同じ学校にいる日本人に聞いても、みんな遅くとも1ヶ月くらいでビザが届いたようです。参考までに。
おわりに
今回はフォルケに通うために必要なビザについて紹介しました。
先ほどもちょっと書きましたが、ビザは早めに取り組むのがおすすめです。後回しにしたら絶対いけないものだと、身をもって感じました。(心臓に悪い。)
皆さんはギリギリになって焦らないように余裕を持って取り組んでください(笑)
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