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半年間で100万円?!〜格安北欧留学〜

今回は、フォルケホイスコーレに通うにあたりかった費用について紹介していきます。

申し込みから支払いまで

まずはじめに、私の場合学校開始の4ヶ月前くらいに学校のHP上で申し込みをしたところ、メールにて請求書が送られてきます。この添付の請求書が学校への入学許可証の確認も兼ねており、学費の納金を持って正式に入学となります。

この申し込みから入学許可証を兼ねた請求書が送られてくるまでのプロセスがあまりにあっさりしすぎて、これは詐欺か?と疑心暗鬼になってしまうほどでした。ですが、ほかに申し込んだ学校たちも同じような感じで、決して詐欺ではないのでご安心を(笑)


半年間でたったの100万円?!

今回フォルケに通うにあたり学校に支払った費用は半年で100万円ちょっと(1DKK=20円換算。)

「100万円って、たったとは言えなくないか?」
と思う人もいるかもしれませんが、これは学校の授業料だけでなく、寮、食事(毎日3食)のお金も含みます。また、物価の高い北欧ということも考えれば多少は納得できるのではないでしょうか。

そして、私の学校は少し値段が高いので100万円ほどしましたが、他の学校では80万、月13万ほどで入学ができます。

ちなみに100万円の内訳以下です。各項目を上から順に一つ一つみていきたいと思います。

※24週(約半年)の料金


1. 事前申込費

名前の通り、レジスターするためにかかるお金のことです。まず最初にこのお金を払うように指示が来ます。

2. ダブルルーム

私が選択したダブルルームは一番安い部屋で2人部屋、シャワー・トイレ共有になります。部屋の種類は、これを含め4つのオプションがあります。

【シャワー・トイレ共有(MAX 4-5人で)】
・ダブルルーム
・シングルルーム

【部屋にシャワー・トイレ】
・ダブルルーム
・シングルルーム

大枠としては、シャワー・トイレが部屋にあるかないか、1人部屋か2人部屋で料金が変わります。ちなみにシャワー・トイレは MAX 4-5人でのシェア。

またここでちょっとした裏話ですが、シャワー・トイレ共有のダブルルームで申込をした場合、料金はそのままでシングルルームに変更できるかメールにて交渉することができます。部屋に空きがあればダブルルームの料金でシングルルームに変更してくれます。この2つの部屋ではかなり料金が変わってくるので、ぜひ参考に。

(ちなみに私はこれを現地についてから知り、遅いとわかりながらも交渉しましたが、もちろんダメでした。ですが、今思えばそのままダブルルームにしておいてよかった。)

また先ほどもちらっと書きましたが、これは単純に部屋代だけでなく、

・「部屋代」
・「授業料」
・「食事代(土日含む)」

の3つが含まれます。他の大学への留学だと授業料と寮のお金がそれぞれ別で発生するのが一般的かと思います。ですが、フォルケの場合はこれが一緒くたんになっているため、比較的安価に抑えることができます。


3. 修学旅行

名前の通り修学旅行費になります。私が申し込んだ春学期(1月~6月
)は修学旅行が2回あります。基本的に修学旅行も授業の一環として捉えられているため、全員参加必須です。

ちなみに1回目はフィレンツェ(イタリア)、2回目はアーヘン(ドイツ)を拠点にベルギーとオランダの3ヵ国を周ります。期間は両方約1週間。

毎回ご飯代として1食15ユーロ / 約2,250円分(1ユーロ=150円換算)支給されるので、現地で自腹を切ることはほとんどありませんでした。


4. 留学生割引

これがなかなかすごいシステムなのですが、留学生ということで特別にディスカウントがきます。日本円にして大体16万円ほど。これで片道分の航空券代が浮きます。かなり助かる。

このお金の出所はどこかというと、"Student Union" といういわゆるこの学校の同窓会からになります。私の学校は1921年からある100年以上続く伝統校のため、その分同窓会のメンバーも多くいます。(同窓会への入会は任意で、大体60%の人は入るらしい。)

この同窓会の年会費と、年に2回学校で行われる同窓会で得た収益が全て現役の生徒のために使われます。お金に困っている学生でもここでは素敵な体験ができるように、という完全なる善意で成り立っているシステムです。

そして、留学生割引はもちろん留学生にしか適応されませんが、デンマーク人の生徒も「資金援助をしてほしい」と学校側にお願いすると、なんの書類審査等もなくすぐに2つ返事で支援をしてくれます。

ちなみに私はすでに留学生割引をもらっていましたが、かなり貧乏学生のため、この学校の滞在を1ヶ月延長するための資金援助を別途してくれないか、とお願いしたところこれまた2つ返事でOKがきました。

提出書類は一切必要なし、すぐに返答がもらえる、校長の承認もなく学校の秘書がOKと言えばOK、というもう色んなことが日本じゃ考えられないようなシステムでとにかく目から鱗だし、ありがたいです。


生活費

生活費はほとんどかかりません。一番かかった月でも1万円弱で、全然使っていない時は本当に1000円を切っていた気がします。

これはご飯が土日も含めて毎日3食出ることと、寮と学校が同じ場所にあるため交通費がかからないという2点が大きく影響していると思います。

毎月コンスタントにお金を使うものと言ったら、

  • 洗濯機:1回 15DKK(約300円)

  • 洗濯洗剤

  • パーティー用のアルコール券:60DKK(約1,200円)

  • 携帯代(1ヶ月):49 DKK(1,000円)※ 15GB、EU圏使用可能

くらいでしょうか。
シャンプーなどは日本から詰め替えも含め持ってきていたのも大きいかもしれませんが、それにしてもほとんどお金を使う場面がありません。

もちろん友達と買い物に行く時などは交通費含めお金を使いますが、学校が田舎に位置していることもあり、あんまりそういったこともなく、大体週末も学校で過ごしています。

こんな感じで生活費はかなり安く済みますが、ケチケチした感じは全くないです。


おわりに

今回は私がフォルケに通うにあたりかかるお金を紹介してみました。
もちろん今回紹介したものの他にも別途航空券など諸々費用はかかります。

ですが、やっぱり物価の高い北欧で半年間100万円ちょっとで生活できるのはかなり破格では無いでしょうか。

もしも、もっと詳しい金額について知りたい方がいればぜひ気軽にご連絡ください。

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