フォルケホイスコーレ「学校探し」から「申し込み方法」をまとめてみた
長らく書こうと思って出来ていなかった、フォルケの学校探しから、申し込み方法、おすすめのサイトについてまとめてみました。
ぜひ、参考までにご覧ください。
フォルケホイスコーレって?
そもそも、フォルケホイスコーレってどんな学校なの?という人も多いかと思いますので、そんな方はまず実際に現地での体験を踏まえて書いてみたこちらの記事をご覧ください。
どんな学校があるの?
フォルケホイスコーレには大きく分けて総合系の学校と専門系の学校の2種類の学校があります。両者に共通しているのは、受講する全授業のうち、50%は一般教養科目でないといけないということ。
一般教養科目以外の残りの50%が、総合系の場合では、特定の教科に縛られることなく好きに授業が受けられる一方、専門系の場合はアートや音楽などその学校が専門としている教科を中心に受けられます。
また、最古の学校は1844年に設立されるなど、かなり長い歴史があります。私の通っている学校〈Rønshoved Hojskole〉も1921年に設立されて、最近100周年を迎えるなど、比較的伝統ある学校です。
学校の申し込み方法
まず、フォルケホイスコーレは大学ではないですし、入学試験自体も課してはいけないことになっているので、申し込みはびっくりするほど簡単です。必要な提出資料も一切ありません。以下の項目をフォームに記入して提出するのみです。(各学校によって多少の差あり。)
人気の学校になると人数を絞るために自己PRの動画、どうしてこの学校に入りたいのかなどの超簡易版の志望理由書(英語でA4用紙半分くらい)を提出しなければいけませんでしたが、全く大変ではないです。動画は別として、志望理由書は30分もしないで考えて書きました。
このようにして申し込み自体すごく簡単で3分もあれば終わってしまうので、気になる学校はとりあえず全部応募するのが良いと思います。
また私の場合、複数の学校に応募して後々混乱しそうだったので、以下の項目を表にまとめて管理していました。
学校からは大体1週間以内に返信がきます。基本的にどの学校も自分のパーソナリティの観点で落ちることはありません。(そもそもそれを判断できるような要素がない。)
ですが、すでに定員オーバーで入学できない、またはウェイティングリストに入ることはよくありました。
そして、最終的には学費の振り込みを持って入学が正式に決定します。
3ヶ月以上滞在する場合は、その後学生ビザ、もしくはワーホリなどのVISAの書類関係で学校側とやりとりをする必要がありますが、3ヶ月未満の場合は特に何もしなくても大丈夫なので、あまり学校とのやりとりは発生しません。
入学時期が近づくと案内が色々と送られてきますが、私の場合わりとギリギリだったので、特に連絡が来ないからと言って焦らなくても大丈夫だと思います。また、心配な場合や何か質問がある場合はメールで問い合わせるとかなり親切にまた迅速に対応してくれます。(デンマーク人、仕事が早い。)
私の学校選びの基準
私は応募自体そんなに大変ではないので、とりあえず気になった学校には片っ端から応募しました。ちなみに、その際の私の学校の選びの基準を優先順位の高いものからまとめてみました。
2つ目の留学生に関して、期待とは違い、日本人の職員1名・生徒5名、ベルギー人2名、メキシコ人1名、ハンガリー人1名と、かなり多くの留学生がいました。
私は今まで日本でフォルケホイスコーレを知っている人にはほとんど出会ったことがなかったのに、まさかこんな遠い国の田舎の地で日本人に出会うとは…と予想していなかったことに驚きつつ、ずっと日本人といるわけではないし、同じ日本人でも全然違う年齢(下は19歳、上は30歳)、バックグラウンドを持っているので、結果的にはよかったなと思います。
そして、特に基準には入れていませんでしたが、海の近くなどのロケーションも大事な要素な気がしました。全裸で海に入るとか、だいぶおかしなデンマークの文化を存分に体験できます(笑)
学校探しにおすすめサイト
1. 一般社団法人IFAS
まず、最初におすすめなのが、一般社団法人IFAS(https://www.ifas-japan.com/)。フォルケ自体日本ではまだそんなにメジャーじゃない中で色々な情報を日本語でまとめて提供してくれます。
学校に関する情報だけでなく、フォルケホイスコーレとは?みたいな概念的なところから、詳細なところまで記載してあるので、まずは一通りこのサイトの情報に目を通すことをおすすめします。
おすすめポイント①:英語による授業がある学校のリストアップ
このサイトでは、英語で授業を受けられる学校をピックアップして一覧化してくれます。学校を選ぶ際に授業など英語で対応しているのかはかなり重要になるので、一覧化してくれているのは非常に便利です。私は、この一覧の中からひとまず片っ端から全部の学校を見ました。
ただ、私の学校(Rønshoved Hojskole)も英語の授業があるのにリストに入ってなかったりしたので、あくまでこのサイトは参考程度にするのが良いと思います。
おすすめポイント②:好きな教科から学校を検索できる
自分の興味のある教科から学校をピックアップすることもできます。
総合系の学校がいい!専門系の学校で特に〇〇を学びたい!という希望がある人はこの方法である程度行きたい学校を絞るのが良いと思います。
おすすめポイント③:各学校の情報が簡潔にまとめてある
各学校の紹介文から、どのような学科(教科)が選択できるか(それが総合系なのか、専門系なのか)、学費等の必要な情報が1箇所にまとめて掲載してあります。
ここもまた、記載されている情報が最新のものに更新されていない時もあるので、興味のあるところは各学校のHPに行って確認することをおすすめします。
2. Højskolerne
HØJSKOLERNE(https://www.hojskolerne.dk/)は、先ほど紹介したIFASのデンマーク語版のようなサイトです。現地の友人らはみんなこのサイトを参考にしたようです。
先ほど紹介したIFASは日本語で情報が記載されており読みやすいのがメリットとしてあげられる一方で、こちらはのサイトは現地のサイトということで、より詳細で正確な情報が載っています。
デンマーク語と英語の2言語で展開されていますが、両者で書かれている内容が若干異なるので、念の為両方に目を通しておくのがいいかなと思います。その際、デンマーク語や英語が読めない人はchrome等のサイト自体を日本語に翻訳をかけるのがおすすめです。デンマーク語は少数言語ということで若干翻訳の精度は落ちますが、一応理解はできます(笑)
参考にするサイトの順番
参考にする順番としては、下の順番が個人的におすすめです。
IFAS(日本語サイト)
→フォルケホイスコーレとはなんだ?どんな種類の学校があるんだ?英語で受けられる学校はどこ?のような基礎情報のインプットHØJSKOLERN(デンマーク語サイト)
→より正確で詳細な情報のインプット。学校を数個に絞り込む。各学校のHP
おわりに
今回は、フォルケホイスコーレの学校探しから申し込み方法、またおすすめのサイトについて簡単にまとめてみました。
これはあくまで一例なので、ぜひ参考程度にみていただければと思います。そして、今後は私が行った学生VISAの申請方法についてなども紹介できればと思います。