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チベットをチームで越える話その2(世界一周ネタ)
こんにちは!
前回の続き書きまーす。
↓↓前のお話↓↓↓読んでいない方は、よければどうぞ!
宿に現れた英語を話す謎の若い日本人男性2人に、心底ビビる相棒さんと私、、、の続きです。(先読み予想してる方もいると思いますが!)
正義感あふれる青年と、夢見る優しい雰囲気の弟分
「Can you speak English?」
と私たちに尋ねてきた若い二人の男性は、日本人ではなく韓国の二人。
一見全く判別できなかったのも肯ける。
一人はソウル大学(日本の東大)法学部大学生でイケメン超エリート。
もう一人は20歳くらいの若くて愛嬌いっぱいの弟っぽいキャラの青年。
彼らの目的地は私たちとの同じ、チベットは拉薩(ラサ)。
敦煌→格爾木(ゴルムド)→ラサ の移動ルートを一緒に調べないか?という申し出だった。
公共バスに乗ると、めちゃくちゃ高い(当時価格で一人6000円)ので、現地のタクシードライバーと交渉し、一人当たり3分の1の費用で移動することに。
(なんせお金がないのです)
同じ宿に泊まっていた中国語の話せる日本人女性+そのお友達と共に、私たちの6人パーティ(チーム)は結成された。識別しやすいように名前をつけてみる
マリオ:韓国人の大学生青年・イケメン・エリート
ルイージ:韓国人の若い青年・弟ぶん・ひょうきん・優しい
ピーチ:日本人大学生・中国留学中・中国語で日常会話ができる・控えめ
デイジー:ピーチの日本の友人・夏休みを利用して中国に遊びにきている
ニーサン:クリボーのアイボー(相棒)。マリオとルイージにそう呼ばれる(最年長のため)
クリボー:私。なんとなく、クリボーっぽいから
急遽結成チームの団結
タクシーとはいえ、大きくないヴァンにドライバー+6名が乗り込み、敦煌〜ゴルムド間の600キロくらい、ぶっ通しで走る。
地図にしたら大したことなさそうな距離に見えるが、多分当時未舗装だった国道ルートを走ること12時間。午後3時に敦煌を出発した車が、ゴルムドに着いたのは午前3時。
くたびれ果てました
めちゃくちゃ疲れて眠気MAXなのに、ドミトリー女子部屋のピーチ・デイジー・クリボーは旅日記をしたためる。それくらい、刺激的な12時間の移動だった。
当時と今の中国とを比べてどうなのかわかりませんが、チベットへの移動に対して中国公安の方々が目を光らせていたのは事実で、(本記事では色々端折っています)中国のドライバーも、パーティ6名も気を張り詰めた12時間でした。
わずか1日の冒険で、6人の間に絆が生まれた気がした移動だった。
パーティー追加
一夜明けてゴルムド。標高2800mの町。軽い高山病らしき症状が出る中、6人パーティは全員揃って宿替えをし、次の移動「ラサ」への情報収集にあたる。
宿替えした宿には日本人の旅人が何人かいた。
話を聞くと、ラサまで一人2万円、という無理ゲーな情報が。
翌朝、ニーサンとクリボーは山へ芝刈りに・・・ではなく、町へ情報収集に出かけます。
↑画像はイメージです。もっと閑散とした埃っぽい広場だった記憶
チケット売り場に(買わないけど一応)行ってみると、横から声をかけられた。
「ラサ行きのバスはないよ」(英語で)
見た目、中国の人っぽい。30歳くらいのお兄さん。
オイデオイデされ、ターミナルの隅っこへ移動する。
「ミニバスをラサまで運ぶんだ。一人3300円で同乗しないか。友達がいたら全員同じ料金だ。1時間後ここに集合」
目の前に真新しいミニバス2台。
タイムリミット1時間。次にこんなチャンスがあるかどうかは分からない。かなり怪しい気もするけど、、、なんとかなる!
宿に戻り、マリオ・ルイージ・ピーチ・デイジーに声をかけて即便乗決定。ついでに同じ宿に居た日本人に声をかけると、新たに2名の同乗者が加わった。ミニバス運び屋の中国人メンバーが加わり、前述の6名に加え全11名の新パーティが結成。
追加メンバー
・ヨッシー:日本人バックパッカー青年(中国旅で前に会ってて面識あり)
・ジュゲム:日本人バックパッカー青年(ゴルムドで初めて会った)
・ハンマーブロス:中国人(香港)ターミナルで声をかけてきた愛想の良いお兄さんたち(2人組)
・ゲッソー:中国人ミニバスドライバー
日中韓パーティの波乱万丈チベット旅、始まり始まり。
続きはまた今度。