【考えるな感じろ】な場面、「自分の強み」でサバイバルする話:後編(世界一周ネタ)
こんにちはーーー!
ジョナサンのドリンクバーをLINEクーポン169円で飲みつつ書きます
(家が暑すぎて退避中やねん・・・)
今日は前回の世界一周ネタの続きやで。
【前回のあらすじ】大ピンチ!人里離れたラオス〜中国国境にて、自転車が大破したうら若き日本人女性旅行者の前に現れた軽トラ。全く話が通じない!
(前回記事は以下)
こっから、後編やでー。
氷つく車内(そらそうやで。血だらけで自転車大破やで)
トラックの中国人男性(おっちゃん)と、血だらけの日本人と、大破した自転車。
片言の英語が殆ど通じへん、、、(涙涙涙)
何とか身振り手振りで、「ムアンシン」の村まで自転車と私を乗せて欲しい、と頼み込んだら、めちゃくちゃ渋々嫌々な顔をしながら乗せてくれてん。
助手席に座る血だらけ日本人と、運転席で沈黙する中国人。
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これ耐えられへん・・・・・・
↓車内は極寒も極寒。マヒャド(ドラクエの氷魔法呪文や)ふきっさらしや・・・
やばいやばいやばい
なんか分からんけど、このヒリヒリ凍った空気のまま居たら、
私のチキンハートが粉々に砕け散る!!!!!
という危機感を覚えてん。
(よく考えてみてください。
血だらけ日本人と自転車を乗せてくれた時点で、
通りがかりの中国人はかなり親切な人のはずです。
故に、凍りついた空気だからと言って、
私がここまで危機感を覚える必要性は、冷静に考えればないはず・・
だがしかし、その時の私は本気で、この状態を何とかしないと無事にムアンシンに着かないかもしれないという切迫感を感じていた)
万国共通のコミュニケーション
言葉通じへん。
言葉がアカンなら・・・
歌でどうやろか
当時中国を一世風靡していた「心太軟」、
ラオスに来る前2ヶ月くらいの中国旅行中、どこでも流れてた流行のやつ。
(あまりにもどこでも流れてたので、耳たこ耳コピできててん)
私の知ってる唯一の中国語ソングや。
♪♪♪シンタイニャアーン〜シンタイニャアーン フニャラララ〜ニャニャニャ・・・♪♪♪
(口ずさむ、ドキドキドキドキ)
・・・・・・・・・・・・・
「お、その歌知ってんのか?」
みたいな反応返ってきたやん!(相変わらず言葉はわからん)
これ、ちょっといい感じなんちゃうか!
▼ちなみに心太軟は台湾シンガーの大流行歌、彼氏にふられた女性を慰める男友達の気持ちを歌った恋愛歌のようです。
中国人のおっちゃん、表情和らいできたーーーー(安堵)
よし、続けてコミュニケーション継続作戦や。
中国旅行で磨いた、超適当な筆談コミュニケーション術の見せ所や。
(漢字を何となく並べて意味通じることが多い。これはホンマありがたい)
持ち歩いているノートに自分の名前とか私は日本人だとか色々書いてみせる。
おっちゃん、運転しながら筆談返してくれる(最早ある意味いい人すぎる)
ムアンシンの町まで数十分のドライブで、お互いの自宅アドレスを交換するまで仲良くなった、おっちゃんと私。
無事到着したムアンシン村で、夕食を一緒に食べて奢ってもらってん。
この経験から私が得たこと
その1:人間万事塞翁が馬。
良いことがあって、そうじゃないことがあって、また良いことがあって、また・・・ってこと。
これは未だに、いろんな場面でそう思うし、事実そうやなと思う。
その2:「私」が大事にしているものと、私の「強み」
別に「凍りつく車内」を放置したままムアンシン村まで戻ることもできたのに、「どうにかしてコミュニケーションをとりたい!」と思う性質は私のアイデンティティや大事にしたい価値観に限りなく近いねんな、ってことがわかる。
これは、20年以上前の世界一周の頃も、今もそう変わってない気がするな。
そんで、その「私的大ピンチ」に、「歌」を歌い出すっていう選択肢を取ったのもまた、私がちっさい頃から音楽好きで、音と共に生きてきたことを咄嗟に使えたんやな、と思うねんな。
余談とエピローグ:そのころの相方さん
さて、気にしてくれてる人もいるかも知らんので、最後に書いとこ!
一緒に旅行してるはずの相方さんは、私のこの一大危機の時、一体何してはったんでしょう???
相方さん、しばらく1人で自転車すっ飛ばして爽快に走ってたんやけど、私が追いついてこないので、心配して途中で引き返してくれてました
こんな道(な記憶。)
途中で、トラックに乗った私と合流。
私はトラックに乗ったまま、相方さんは自転車で、ムアンシン村へ。
(相方さん同じ道2回往復してることになるな・・・)
先にムアンシン村についた私は豪華な夕飯をご馳走され、
後から追いついた相方さんはご馳走に預かられへんかってん。
(後から聞いたらちょっと拗ねたらしい。笑)
その後、レンタサイクル屋で、大破した自転車のクレームとレンタル代金返金の交渉をしてくれたのは相方さんでした!おおきに!
私の怪我も大したことない擦過傷だけで済んで、ラッキーやったなと思う。
そして、こんな昔話を読んでくれはった皆様にも、ほんまにおおきにやで!
次の話は何がええかなぁ。ノンフィクションをどんだけ楽しんでもらえるかの挑戦や。