チベットをチームで越える話その4:そして天空の都ラサへ(世界一周ネタ)
足の甲にスマホ垂直自由落下させて、めっちゃ痛かった今日の私ですこんにちは。(在宅勤務で24時間はだしで過ごせる功罪・・・)
さてさて、すっ飛ばしていきましょう!
前回その3の記事はこちら↓↓↓
そこは生まれて初めての5200m地点
泡を吹いて意識朦朧とするニーサン(相棒)発生。
RPG的には、5200m高山地域のレアモン泡吹きカニがポップした感じになります(ポップ?いや・・・変身?)
※定点観測により、私の絵心が伸び代100%なことをご理解いただけたという前提に下手さを晒します
タングラ峠(標高5200m)、それは、現在地球上で最も標高の高い鉄道駅のある町である。そんなところを超えるのに、ゴルムド(標高2800m)で「みんなー!移動費やすいよ!いける人行くわよ!」とホイホイイケイケパーティが出来たわけである。
RPG的に言うと、ひのきのぼうと布の服lv1で最初のボスキャラに突撃して喰らうやつである。
泡吹くカニと化したニーサン、敵なのか味方なのか、もはやこの文脈途中から読んだら全然意味わからんことになってきた。
(あ!ホイホイイケイケパーティ作った首謀者の一人はニーサンでは・・・!)
パーティーの解散
泡ふくニーサンに、心優しく高潔なマリオとルイージが真っ先に反応。
大事の時用に持っていたであろう携帯用酸素、水、高山病に効く薬(?)、毛布などなど、ありったけの装備を分けてくれる。
lv1でほぼ高山無装備のクリボー、ただただありがたいばかり。
そんな介抱されるがままのニーサン、時折夢中でバスの車窓を開けようともがくが、無意識だったらしい(リバースのためらしい、本人そんな行動した記憶も無かったらしい)
そんなこんなで数時間、バスはノンストップで急いで走る。
午前3時、那曲という町に到着。ラサまで後300キロだが、、、
このままミニバスで走り切ることを断念し、クリボー(私)とニーサンは離脱を決意。
すると、マリオとルイージ、ピーチとデイジー、そしてヨッシーも共にラサまで行こうと、那曲で共に投宿してくれることに(・・感動・・)
中国人ブロスとゲッソードライバー、そしてジュゲムさんはそのままミニバスでラサ直行。ミニバス11名パーティは解散となりました。
那曲の投宿も一悶着ありましたが、ピーチ&デイジー姫コンビの魅力と知力で何とか寝床を確保。
クリボーは、ニーサン生きろがんばれと祈るだけの役立たずキャラになっておりました。
翌朝ニーサン、意識は取り戻したものの、食べ物・飲み物も受け付けず状態。
那曲に一つしかないという病院へレッツゴーして、英語も日本語も通じへん病院のおばちゃんと、ノートとペンで漢字だけでの筆談コミュニケーション
「高山病ですね」 (中国語の漢字も、このまんま)
「早くラサに行ってしまいなさい」 (えっ?)
「だってラサの方が那曲より標高が低いんだから、それで治るわよ」
そうなの〜〜〜〜!!!!??
ラサ到着と滂沱の涙
ということで、翌日。
ちょっと元気になったニーサンとパーティは、那曲〜ラサ の普通のバスに乗って移動。
途中の休憩地点での写真。これ多分、マリオかルイージが回復記念に撮ってくれたんやろうなぁ。絶賛まるまる栄養価高そうなクリボーと病み上がりニーサン
ぎゅうぎゅう詰めのバスに揺られて8時間、無事ラサ到着。
ポタラ宮が見える!!!
・・・・とかって、観光客ぽい興奮や嬉しさ、感動を感じるような余裕は、その時のクリボーにはありませんでした。
「生きて・・・よく生きてラサまで辿り着いた・・・・・・・・っ・・・」
それまでの緊張感が緩み、心細さから解放された安堵。それだけ。
バスを降りてしばらく歩いているとその実感がジワジワとやってきた。
そして、一休みに座り込んだ道端
突如、ギャン泣き、大号泣、世も末かと思うくらい泣きじゃくるクリボー
(流石に写真はないので想像にお任せ。。)
すごい量の野次馬見物客さん達が寄ってきて、クリボーを取り囲んでいたことは気づいていたが全無視して泣き続けました・笑
横にじっといてくれた相棒ニーサン、いたたまれなかったであろうことを想像するのは難くない。
3分間たっぷりめちゃめちゃ号泣したら、さっぱりしたーーーーー!!!!!
「さ、宿まで歩こうかーーーーーー!」
と、意気揚々と立ち上がろうとした時、クリボーの15キロあるバックパック担ぎあげようとすると、見知らぬチベットのお姉ちゃんが手伝ってくれました。
ええ話やーん!
もう2度とあんなバス乗るもんかー。
さて、ラサで打ち上げパーティした話を次に書いたら一旦、チベット中国編は終了です。次号、チームビルディングの観点から、何が起こったかを洞察してみましょう。ほんとに〜???
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