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嬉しかった事 高校時代

向陽とは、名古屋市立向陽高等学校のことで、私の母校だ。
しかし、当時の生徒生活は、部活のサッカーもびのびと楽しめた
とは言えず、学業も何とか進級し、卒業にこぎつけたというのが
正直なところだ。
今でも、自分の不甲斐なさを思い出すと、少し残念というよりは
自分に悔しく情けない気持ちになる。
そんな中で、ひとつだけ鮮明に心に残る出来事がある。
それは、卒業テストの数学で一度だけ満点を取ったときのことだ。
鈴木温先生から掛けられた「やればできるじゃないか」という一言。
その声が今でも耳に残っている。そのときの気持ちは、
ふっと肩の力が抜けたようで、本当に嬉しかった。
この記憶は、その後もふとした瞬間にフラッシュバックし、
私の気持ちを支えてくれる存在になっている。

少し大げさに聞こえるかもしれないが、
向陽で教師から受けた教育の中で、これが唯一心に残るものだったのかもしれない。

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