ビジネスはプロレスよりも何でもアリだと考える4つの理由
今回は、ビジネスはプロレスよりも何でもアリだと考える4つの理由というテーマでお話ししていきます。
4つの理由とか、先にゴールが見えていると、読み手も読みやすくなるということを聞きましたので、ちょっと試してみました。
ここでプロレスを喩えに出したのは、やらせとかエンターテイメントではなく、デスマッチと呼ばれる凶器やら反則やら何でもありの試合のことで、フェアのカケラもないものです。
具体的には以下のようなものが挙げられるかなと…。
・1対1や2対2など、同じ人数で勝負するとは限らない
・審判の癖を掴めば、自分の有利な方になびく
・観客を味方につけ、観客が勝ちと言ったら勝ち
・自分で勝手にルール変更OK
これ以外にもあるかもしれませんが、とりあえずこの4つがパッと思い浮かんだので、これを一つずつ説明していこうと思います。
1対1や2対2など、同じ人数で勝負するとは限らない
これは企業の規模を考えれば、理解しやすいですね。大企業も中小企業もベンチャー企業も同じビジネスという土俵で戦っているので、それぞれの会社の規模によって人数が違うのは当然です。
ただ、全てのビジネスにおいて、人数が多い大企業が勝つとは限りません。それぞれの企業はそれぞれの身の丈にあった目標を持って活動をしているので、同じ業種とはいえ、勝ちの尺度が違うのです。
ちなみに大企業と言われる企業に勤めている人は日本全体で0.3%で、中小企業に勤めている人がほとんどです。
大企業に勤めていても、社員数が多いことで、出世競争が厳しかったり、一つの部署で、同じようなことばっかりやらされて、ビジネス全体を俯瞰できなかったり、他にも色々な弊害がありますよね。
会社で勤め人をしてる人に対して、カレーの作り方を知らないまま、玉ねぎのみじん切りだけをやってませんか?という警鐘を鳴らしている記事も書いてますので、そちらも興味があれば読んでみてください。
審判の癖を掴めば、自分の有利な方になびく
ここでいう審判とは、国のことですね。ビジネスでいうところの国策です。
国としてこういう方向に進みたいよということなので、そこにはビジネスチャンスが広がっています。
分かりやすいところで私のビジネスに近い観光というテーマでお話しますと、国はインバウンド需要を見込んでいて、2020年に訪日外国人旅行者を4000万人にしようしております。
そのために、訪日外国人旅行者がストレスなく、快適に観光を満喫できる環境整備を行おうとしていて、その環境整備のために多くの国家予算が割かれているのです。
今は、新型コロナウイルスの影響で、観光業は深刻なダメージを受けておりますが、この環境整備に関する補助金が沢山出ていて、補助金の割合も3分の1から高いところでは5分の4程度、つまり8割も補助金を出してくれるものもあります。
これはコンペとかではないので、申請した内容に嘘偽りなく、正しく使われると判断されれば、予算の許す限り認められるものです。
私が今手がけている離島での民宿ですが、そちらでも補助金を申請させていただきました。
どこまで補助金が下りるかは分かりませんが、昨日、四国地方整備局の担当の方から連絡があり、審査は進んでそうです。
要するに自分のやりたいビジネスモデルが国策に近いものであれば、きちんと調べて情報を得ることで補助金を得られる可能性が高く、そうなると経費が少しでも浮くので、ビジネスも進めやすいと考えられます。
観客を味方につけ、観客が勝ちと言ったら勝ち
ここでいう、観客は実際に自分のビジネスのお客のことですね。最近は、物作りよりコト作りと言われていて、成果物であるモノのクオリティーが高いのは大前提で、それ以外に、その成果物を作った過程のストーリーも大事で、そこがお客の財布の紐を緩ませる要因になっていたりもします。
voicyで西野亮廣さんがお話ししていた時代は『人検索』へということをお話されてましたが、以下のような内容です。
インターネットで正しい情報に簡単にアクセスできるようになったので、昔は不味くて高いラーメン屋さんもあったけど、今は大体のラーメン屋さんが美味しくて、じゃあ、どうやって食べたいラーメン屋さんを決めるかというと、誰が働いている店に行くかという人検索に変わってきている
この話は、キャラ経済ということで、ブログにも記事を書かれておりまして、すごく腹落ちする内容でした。
私もコトづくりというのは、最初にゲストハウスを作った時に意識していて、まだオープン日も決まっておらず、古民家を購入してこれからゲストハウスを作りますという段階からInstagramをスタートさせると、Instagramから直接予約が入るようになったのです。
この施設が作られた過程にあるストーリーをコトづくりとして、ゲストに共感してもらったことが良かったのではないかなと…。
これが、お客を味方につけることで、ビジネスに勝たせてもらえるということの真相です。
自分で勝手にルール変更OK
最後に自分で勝手にルール変更OKとありますが、これは自分がビジネスを行う上で、流行ってそうだからそのビジネスを始めるとか、主体性がなくビジネスを始める人が多いので、そういう人に対してのお話です。
タピオカドリンクが流行ったら、タピオカのお店を始めたり、民泊が流行ったら、民泊始めたり、コロナの影響で飲食店と宿泊業が壊滅的ということもありますが、真似して始めた人は、こういう状況になった前例がないので、真似しようにも真似できず、真似して始めたビジネスなので、どう舵を切って良いのか分からず頭を悩ませている人がほとんどなのではないでしょうか。
タピオカが流行ったから、タピオカ屋をやるのではなく、女性はスイーツが好きだけど、飽きも早そうだから次に流行りそうなスイーツをどこかの国で見つけられないかなとか、民泊が失敗した時に不動産大家としてリスクヘッジできないかなとか、自分の意志が少しでもビジネスに入っていたら、結果は違ったかもしれません。
既存のルールに捉われずに、自分の意志でビジネスを動かし、立ちいかなくなったら直ぐにルールを変更し、前を向いてチャレンジするということが大事なのだと思います。
最後にまとめますが、要するにビジネスは何でもありで、考えてやってみたもの勝ちです。柔軟な思考で、既存のビジネスモデルに捉われずに一歩前に踏み出してみてはいかがでしょうか。
それではまた!