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情報は発信する人に集まるらしいし、発信を続けていると勝手に登壇の場が集まってくるらしい #jawsug #AWSCommunity #AWSCommunityBuilders

こんちゃす!絶賛腰痛中の俺くんです。2年に1回くらいきっついのを食らってます。ちなみに昨日はベッドから起き上がるのも苦労しました。

こちらの記事は AWS Community Builders Advent Calendar 2024 の18日目の記事です。いっけなーい遅刻遅刻!

AWS Community Builderとは

AWS Community Builderのアドベントカレンダーに登録されているいずれかの記事の冒頭を読んでみて下さい。誰かが書いてくれているはずです。もしくは下記の公式サイトを読んでみて下さい。

個人的に一番重要だと思っているのが「Q: AWS コミュニティビルダーズプログラムメンバーになるための条件は何ですか?」という項目です。様々なアウトプットが重要であることが読み取れます。

年 1 回の応募審査があり、合格者は年 1 回招待がなされます。このプログラムに参加するための特別な条件はありませんが、ブログ投稿、ビデオ、オープンソースへの貢献、プレゼンテーションなど、他の AWS に特化したビルダーを支援する技術コンテンツの証拠と精度が重視されます。AWS re:Post、Stack Overflow、Reddit 等への投稿など、オンラインでの知識共有も考慮されます。リンクは一般の方が閲覧可能であることが条件となります。

https://aws.amazon.com/jp/developer/community/community-builders/

というわけで、こちらの記事ではアウトプットについて話していきます。

この記事におけるアウトプットとは

上記AWSコミュニティビルダーの条件に倣い、この記事ではアウトプットを「ブログ投稿、ビデオ、オープンソースへの貢献、プレゼンテーションなど、他の AWS に特化したビルダーを支援する技術コンテンツの発信」と定義します。

ここで勘違いして欲しくないのは、一般的にアウトプットと呼ばれるものは技術的な内容に限ったものでないということです。組織の話だったりキャリアの話だったりマインドの話だったりカンファレンスの話だったりと、普段の仕事やプライベートな活動を通じて得られた何かを社内外に発信することを指すケースも多いので「技術的なアウトプットをしていないので私は…」などと勘違いしないようにご注意下さい。

アウトプットしないのは知的な便秘

かの有名なssmjpでの格言です。普段の生活や仕事を通じて技術的な調査・技術的な挑戦・成功体験・失敗談・何かをやってみた話など色々な経験が得られるはずです。それらをどんどん発信していきましょう、もしそれができていないのであれば知的な便秘 (情報を快適に出せていない状態) なのでは?という風に自分は解釈しています。インプットがあればアウトプットもあるよね的な。

アウトプットをしたくない理由

世の中にはアウトプットしたい人ばかりではないことも理解しています。例えば下記のような例はいくつか見てきましたし過去に自分も感じたことがあります。特に最近のSNSはちょっとした事で燃えるから怖いってのもあります。

  • アウトプットに対するマサカリが怖い

  • バズったらよくわからない人に絡まれる

  • アウトプットするほどの事をしていない (謙遜)

  • 自分のアウトプットは他の人が既にしてるから不要 (謙遜)

正直アウトプットはストレスを抱えてまでやるものでもないので、やりたい人だけがやればいいと思ってます。しかし、自分は続けることによるメリットを感じているので、この記事ではそういうポジティブな話をします。

情報は発信する人に集まる?

この言葉を以前耳にしたことがあるんですが、正直懐疑的だったんですよね。自分が何かを発信したところで自分のところに情報が集まることってある?別に変わらんやろ?みたいな。

しかし、少し見方を変えてみると言ってることは結構正しい気がしており、例えば自分が「オブザーバビリティが好きです!興味があります!」と発信すると、自分の中のマインドがちょっとずつ変わっていって主体的に情報を収集しだすわけです。Twitter (X) でその手の人をフォローしてみたり、該当するテーマのイベントに参加してみたり、本を読んだり、ブログを書いたり、登壇してみたり。結果的に自分が発信することで自分に情報が集まるような感覚がありました。引き寄せの法則っていうんでしたっけ。

発信を続けていると起こること

そんなわけで、アウトプットの重要さを理解できた私は今年もインプットとアウトプット両方を頑張ってきたわけです。もともと喋ることは嫌いではないので。

実は去年も結構頑張ったと自負しており、過去10年で一番のアウトプットの年でしたわーって話をしてました。しかし今年は去年を超える登壇回数だったのでちょっとやばかったですね。ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーみたいです。

  • 2023年 : ここ10年で最高のアウトプット

  • 2024年 : 過去10年で最高と言われた2023年を上回る出来栄え

というのも、今年は1つのテーマを擦るという技を覚えてしまいまして・・・えへへ・・・。

[2024登壇まとめ]
下記の通りです。我ながら頑張ったと思います。

  • [02/22] ゆるSRE勉強会 #4

  • [06/12] Interop Tokyo 2024 | Internet x Media Summit

  • [06/19] Media-JAWS #15

  • [07/02] SAPPORO ENGINEER BASE #2

  • [08/24] JAWS PANKRATION 2024

  • [10/05] JAWS-UG函館 vol.14

  • [10/12] JAWS FESTA 2024 in 広島

  • [11/07] re:Invent 北海道組 事前勉強会

  • [11/19] JAWS-UG札幌 #39 (JAWS FESTA 2024 re:Cap)

  • [12/18] Datadog Live Tokyo 2024 Reprise

似たようなテーマで登壇を繰り返してくると色々見てくるものがありました。回数を重ねるごとにスライドの中身や発表が洗練されていったり、「このイベントはこういう客層だろうから内容をちょっと変えていこう」みたいなことができるようになったり、「ちょっと英語のスライドでの発表にも挑戦しちゃおっかな?」みたいなことができるようになったり。慣れが次のアクションを可能にしてくれるんですよね。これに関しては会社のブログに書いてますので興味がありましたらそちらを御覧くださいませ。

[2024ブログまとめ]
ブログは下記の通りです。下記以外にも色々書いてたりするんですが、普段ブログでは技術的な記事よりも登壇記録やカンファレンス参加記録の記事が多いです。

こっちは会社のブログ。ちゃんとしたやつです。体感としては去年に比べてブログの比重は若干減ったかなと思います。

アウトプットを続けた結果

アウトプットを続けていくと自分の中の知識が整理されるのですが、同時に外から見て「私が何者なのか」という解像度が高くなり属性がわかってきます。例えば「かがさんはカンファレンスに詳しい人」「かがさんはオブザーバビリティの話をしてくれる人」「かがさんはDatadogが好きな人」みたいな感じです。

そうすると何が起きるのかというと、近しい属性のイベントから登壇のお誘いを頂く機会が少しずつ増えてきます。直接的に「◯◯イベントで登壇しませんか?」というのもあれば「◯◯イベントに興味ありませんか?」「◯◯イベントにプロポーザル出してみたらどう?」みたいなのまで様々です。スライドやアーカイブ動画などのアウトプットを見てお声がけしてくれる丁寧な方もいます。前者で言うと2月のゆるSRE勉強会や先日のDatadog Live Tokyo 2024 Repriseが該当し、後者で言うとJAWS PANKRATION 2024やJAWS FESTA 2024が該当します。

これはまさにアイキャッチ画像にある「お前の苦労をずっと見ていたぞ」「本当によく頑張ったな」って感じです。誰かはあなたのアウトプットを見ているんです。

アウトプットを見てくれる人

これがタイトルにある「発信を続けていると勝手に登壇の場が集まってくるらしい」という話でした。ありがたい話です。

これからAWS Community Builderを目指す人へ

恐らく来年1月に申し込みフォームがオープンするはずです。既にアウトプットの実績がある人は胸を張ってフォームに入力しましょう。選出されることを祈っています!

2024 年の申請は終了しました。2025 年 1 月の申請サイクルのウェイティングリストにご自身の名前を追加してください

https://aws.amazon.com/jp/developer/community/community-builders/

また、今回は厳しそうなので次回申し込もうと思っている人へ。まずはブログや社内LT等の小さなアウトプットから始めてみて下さい。継続的なアウトプットは自分の知識の整理を手助けし自信に繋がります。次第にアウトプットにかかる負担も小さくなってくるはずです。 (諸説あり) そして、その先にはJAWS DAYSやJAWS FESTAといった大きなイベントでの登壇という貴重な機会に繋がっていくでしょう。1人じゃなく同僚やJAWS-UGの人と一緒にアウトプットしていくのもオススメです。

アウトプットしていきましょう

なーんて偉そうなことを言ってる俺も次回のAWS Community Builderに再認定されるよう頑張らないとなガハハ!!

まとめ

アウトプットを続けていくと発信する場が勝手に集まってくるよという話でした。来年もご贔屓にしていただけますと幸いです。体調と出張の問題さえなければ基本断らないので!