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1週間でシドニーを楽しみ尽くす完全ガイド!最高に充実してた姉弟旅行より[後半]
こんにちは、tkです。
課題に追われる日々を過ごしていたら、気がつけば前半の記事を出してからもう2週間以上になってしまいました…!笑
早速、盛りだくさんだった後半についても書いていきたいと思います。
前半はこちら:
Day 5: ブルーマウンテンズ旅行 (Katoomba)
シドニー内でプチ旅行すると言ったら絶対にここ!なスポット、ブルーマウンテンズに1泊2日の旅に行ってきました。
ブルーマウンテンズとは世界遺産にも登録されている有名な観光地で、複数の国立公園や自然保護区域が集まった地域の総称として名付けられています。シドニーから電車に乗って2時間ほどで行けるため、日帰り旅行先としても人気な場所です。
ブルーマウンテンズという名前の由来は生い茂っているユーカリの木から蒸発した油分によって山々が青く見えるためだそうです。さすがコアラの国。
行き方としてはまず Central 駅から Blue Mountains Line という電車に乗って、ガタガタ揺られながらシドニーの郊外へ抜け、山を登っていきます。基本的に電車は1時間に一本なため、私たちが乗車した電車もとても混んでいました。
ゆっくり景色を楽しみながら移動…と思いきや、おそらくオーストラリア人のおじいちゃんおばあちゃん団体旅行客がスピーカーから音楽を流してカラオケ大会を始めたので、想像より賑やかな移動でした笑。
日本だと車内は静かなのが当たり前なので、こんなに自由な世界もあるのがいつも驚きです。
ブルーマウンテンズ全体を通していくつか駅があるんですが、大体の人は最も有名な観光スポットが密集してる Katoomba 駅で降ります。
私たちも最初は Katoomba 駅で降り、最も人気な Three Sisters という3つの岩が連なっている観光スポットに向かうべく、出発しました。私たちは無謀にも30分ほどかけて徒歩で向かうことにしたんですが、バスに乗れば10分ぐらいですぐに着くので、バスに乗っていくことがおすすめです笑。
ブルーマウンテンズはただ自然がドンとあるわけではなく、街やコミュニティが存在するのが面白いところです。私の友達は人があまりいなくてゴーストタウンみたいと言ってましたが、一応学校や病院、ちゃんとした住宅街があったりするのでここで日々を過ごしている住民の方もいるみたいです。
ちなみに日本人観光客はとても多いです笑。ワーホリで来てるっぽい若い日本人のグループや、修学旅行に来ている中学生たちまで大勢見かけました。
そんなこんなで、まずは念願の Three Sisters とご対面!
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とにかく綺麗すぎましたーー!どこまでも伸びていく山々とパリッと澄んだ空気が合わさって、なんとも言えない神聖な雰囲気が漂っていました。しかも、雨が止んだことで虹がお見えに!弟も私も写真を撮りまくりました。
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元々、アボリジナル(オーストラリアの先住民)の人たちにとってもブルーマウンテンズは特別な場所で、さまざまな伝説や文化の象徴となっています。
ブルーマウンテンズではさまざまなハイキングコースが用意されているため、私たちは Three Sisters から Scenic World という観光エリアに向けて1時間ほどのハイクを始めました。要所要所に絶景スポットが用意されているため、どのコースに行っても充実した時間を過ごせること間違いなしです。
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静寂の中を黙々と歩きながら景色を存分に楽しむ時間は本当に心を落ち着かせてくれました。
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この夜泊まるホテルは実は Katoomba の隣にあるWentworth Fallsという場所で取っていたので、Scenic World に到着した後、すぐバスに乗って Katoomba 駅まで戻り、Wentworth Falls 駅に移動しました。
なぜ隣の駅にしたかというと、どうしても参加してみたい天体観測ツアーが提供されていたからです!ブルーマウンテンズは標高が高いため星を見るのにうってつけの場所で、このツアーでは天文学者の方の解説を受けながら星を観察できるので弟も絶対好きだろうなーと思って Trip Advisor で予約していました。
なのに…!残念なことに悪天候だったためツアーはキャンセルされ、泣く泣くホテルの外に立って二人で雲の隙間から少しだけ星を眺めました笑。シュールな光景です。
本当は一眼レフで写真も撮りたかったんですが、雲の動きが激しすぎて何も映りませんでした泣。
夜ご飯はホテルでテイクアウトを食べ、次の日に備えてゆっくり寝ました。
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Day 6:ブルーマウンテンズ旅行(Wentworth Falls)
完全にリフレッシュして、ブルーマウンテンズ旅行の二日目スタートです!
泊まったホテルのすぐ近くからハイキングコースが始まっていたので朝からハイキングに出発し、最後に街の名前でもある Wentworth Falls という滝を見れるようにルートを設定しました。
とにかく歩いて歩いて歩きまくったんですが、かなり崖の近くを歩く部分も多くあったため、その分絶景の数々を拝むことができました。
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やっぱり日本の山とはまた一味違って、剥き出しの岩肌とかがスターウォーズのセットに出てきそうなものばかり笑。
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5時間ほど絶景スポットを回って、写真を撮りまくりながらようやく Wentworth Falls へ。実は滝の麓まで階段で降りて行けるのでいざ麓まで行こうとした時、すれ違った二人の子供に「この先の階段、片道540段あるよ!」と言われて、帰ってくるの絶対辛い…!と思いながらどんどん下へ降りました笑。
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ようやく麓に降り立った時、見上げると壮大な滝が堂々と視界いっぱいに広がっていました。滝が流れる音があたりを包み込み、まるで別世界に足を踏み入れたかのように澄み渡った空気。
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10分ほどただ座って滝を眺めてしまうほど、美しい光景でした。
十分にその空間を堪能した後は、ヒイヒイ言いながらまた540段の階段を登ってもとのコースまで戻りました笑。
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この Wentworth Falls 周辺のハイクは本当に楽しかったので、ぜひブルーマウンテンズを訪れた際はチャレンジしてみてください!
朝11時から合計5.5時間ほどハイキングをしたので、17:30ごろの電車に乗ってCentral 駅へと帰りました。
その日はヘトヘトだったので夜ご飯を簡単に作って休むつもりだったんですが、Town Hall まで食材を買いに行った際にビートボックスのストリートパフォーマーがいて、その人を盛り上げてたら帰る時間が随分遅くなってしまいました笑。
ストリートパフォーマーが街を活気づけてくれるのがシドニーの素敵なところの一つです。
Day 7: Fish Market→ Taronga Zoo →Opera House
7日目はシドニーで過ごせる最後の丸一日ということで、朝からどんどんアクティビティを詰めていきました。
まずは、シドニーの煌びやかな食文化の心臓とも言える Sydney Fish Market へ!午後に連れて観光客で賑わう Fish Market ですが、朝はシドニー中のレストランからさまざまな生鮮食品を買い揃えに仕入れのトラックがやってきます。
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ちなみに、おこぼれの魚を奪おうとたくさんのカモメとペリカン(!)が外をうろついています。まさかこんなところで生のペリカンと出会えるなんて思いませんよね。初めて見た感想としては、目がギョロッとしててあんまり可愛くないです笑。
Fish Market では新鮮な食材が売られているだけではなく、さまざまな海鮮グルメが堪能できます。
選択肢としては、主に二つ。もし優雅なランチをご所望であれば、The Boatshed Pyrmont の一択です。お値段は少し高めですが、シドニー内のどのレストランよりも新鮮な海鮮料理を楽しめるため、必ず1回は行ってみるべき場所だと思います。もっと気軽に色々食べ比べしてみたい場合は、Fish Market 中にあるさまざまな屋台で好きなものを買うのが良いです。多くの屋台ではホタテやエビのチーズ炙りが提供されていて、これがたまりません…!他にも生牡蠣やいくら、もちろんお刺身も頼めばその場で好きなだけ引いてくれるので、とにかく海鮮パラダイスです。
私たちは屋台で豪華な海鮮の揚げ物セットを頼んだところ、海鮮以上の量のフライドポテトがついてきて、随分とヘビーな朝ごはんをいただきました。
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その後は、すぐにオペラハウスの最寄駅である Circular Quay に向かって、Taronga Zoo 行きのフェリーに乗りました。
Taronga Zoo はシドニーの中心地に最も近い動物園で、オーストラリア特有の動物だけでなく、ペンギンやシロクマからラクダまで、さまざまな動物が集まっています。
弟が最も見るのを楽しみにしていた動物がコアラだったので、その期待に応えるべく、コアラを間近で見られるプランにちゃっかり課金しました笑。
コアラは繊細な生き物な上に1日のうち20時間ほどを寝て過ごしているので触れることはできないんですが、普段は高い木の上にいるコアラをまじまじと近くで見ることができて、大満足でした。私たちが行ったときは案の定コアラは寝ていましたが、毛のふわふわ感とか尾てい骨を使って座りながら器用に寝る姿を観察できたのが面白かったです。
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その後、私は授業に行かないといけなかったので別行動。弟はその後も2~3時間ほど滞在して、色んな動物(主にコアラ笑)の写真をたくさん撮ってきたそうです。しかも、弟が粘ったおかげでなんと活動中のコアラが見られて、ムシャムシャとユーカリの葉を食べてる動画が送られてきました笑。
ちなみにオーストラリアは大昔に他の大陸と切り離されたおかけでとても独特な生態系が出来上がってるわけですが、ここ Taronga Zoo ではカンガルーやコアラ、エミューやワラビーだけでなく、他にも普段聞くことのないようなさまざまな動物と出会えます。街からのアクセスが抜群なのがありがたいですね。
その後、弟はフェリーで Circular Quay まで戻って、またオペラハウス周辺で写真を撮ってブラブラしたみたいです。
そして最後の晩餐は私がよくやっている自家製火鍋パーティーをしました!
チャイナタウンにあるアジアンスーパーで食材を全部揃えて、専用のお鍋に鍋のもとを入れたら完成です。シドニーに来てから中華料理を食べる機会が増えたので、今まで知らなかった魅力的な料理をたくさん発見することができて、中華料理がさらに大好きになってしまいました。
そんなこんなで盛りだくさんな1週間でしたが、弟は楽しんでくれたみたいなのでよかったです!
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Day 8: 出発!
帰りの飛行機は行きと同じ11:00発の朝便だったため、家を9:00頃に出てまた Uber で空港に向かいました。
その前に、あと一つだけ紹介したいところがあったので、朝出発する前にAkipan という日本人の方が経営しているカフェに連れて行きました。このお店は実はシドニーに来る直前にサラメシというテレビ番組で紹介されているのを見てて、いいなー行きたいなーと思っていたところ、シドニーに来てみたらなんと家のすぐ近くにありました笑。朝は食パンの香りが街中に溢れていて、とっても幸せな気分になります。
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空港についてからの搭乗手続きもスムーズに終わり(最近は全て電子化されていてすごく便利ですよね!)、少ししゃべってこれまでの思い出に浸った後、無事に弟を見送ることができました。
シドニー中を歩き回ってひたすら遊びまくった8日間、本当に楽しかったです!!私自身も改めてシドニーの良さに浸ることができて、ここで勉強することができて本当にありがたいなと実感しました。いつもいつも支えてくれる家族に感謝です!
新学期が始まって少しブルーだった気分も弟が吹き飛ばしてくれたおかげで、ルンルンでその後も過ごすことができています笑。
他にも行きたかったところ
ちなみに、時間さえあればまだまだ行きたかったところはたくさんありましたー!
フェリーに乗ってManly Beach でのんびり一日過ごす
Manly Beach は Central Quay からフェリーで20分ほどで行ける大きなビーチなんですが、Bondi を嫌う現地の友達たちが口を揃えていい!というのがこのビーチです笑。Bondi と同じようにビーチタウンでありながらよりゆったりとした雰囲気が流れていて、現地の人たちの海と共に過ごす暮らし方が垣間見えます。そして何と言っても水が綺麗!ここは南仏かな?と思うぐらいキラキラと透明に輝いていて、いくら眺めていても飽きません。
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ボルダリングジムに行く
何かと健康的なアクティビティが流行るシドニー。ボルダリングもその一つで、熱狂的なファンがたくさんいます。私もシドニーに来てから日本人の友達に誘われて行くようになり、今では専用シューズを買ってしまうほどになったんですが、確かにボルダリングには何とも言えない中毒性があります。絶対あんなの登れない!と思ってたコースを頑張ってクリアできた時の達成感といったら笑。とにかく一度はやってみて欲しいスポーツです。
Bondi to Cougee Walk か Spit Bridge to Manly Walk などのウォーキングコースで海沿いの景色を堪能する
お散歩好きなオーストラリア人のために用意されているのが無数にあるウォーキングコースです。オーストラリア風に正しくいうと bush walk (茂み歩き)ともいうんですが、とにかく散歩を楽しむために整備された道です笑。自然の美しさを体いっぱいに吸い込みながら歩いていくと、本当に心が浄化されて気分が明るくなります。空の移り変わりを堪能するために、時間帯としては日没の1〜2時間前に出発して、日が落ちるタイミングで目的のビーチに到着できるようにするのがおすすめです。
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とにかく魅力が盛りだくさんなシドニーですが、いかがでしたでしょうか!オーストラリアでは日常的に自然に触れる機会が本当に多く、自分は人生において何を求めるのか、どういう暮らしが幸せなのか、なーんて深い質問にもちゃんと向き合う時間が自ずと出てきます。東京にいると常に「何かしていなくちゃ」という衝動に駆られがちですが、一度立ち止まって深呼吸する機会をくれるのがオーストラリアです。
これからもどんどんシドニーの良さを発掘していけたらと思います!
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