#18. なぜ、地方の個人経営のカフェがクラファンを達成できたのか。-vol.4
さて前回の記事はこちら。
「クラファンをやろう!」
ということにはなったものの、どうやってやろうかはノープラン。
クラファンといっても、さまざまな会社があり、その種類や特徴はいろいろ。
クラウドファンディングの老舗、規模感なら「CAMPFIRE」
その中でも、社会課題解決型の場合は、手数料0円の「CAMPFIRE for Social Good」
あとは、「makuake」
makuakeは、寄付というよりエッジが効いたイノベーティブな商品のテストマーケティング的な印象がありました。
あとは、「READYFOR」
「GREENFUNDING」
などなど…
とは言え、私の中では一択。それは、
「harebutai(ハレブタイ)」
でした。
まったく聞いたことない、一般的には知られていないクラウドファンディング。実はこれ、「GREENFUNDING」のプラットフォームを活用した、群馬県の新聞社「上毛新聞」が運用しているクラウドファンディングです。
「地域創生のためのクラウドファンディング」というキャッチコピーの文字通り、地域活性化を目的としたプロジェクトが多数。
手数料は普通のクラウドファンディングと同程度なので、それだけを見るなら「CAMPFIRE for Social Good」の方が規模感なども良いかもしれないですが、私に魅力的に感じたのは「上毛新聞の記事として取り上げてもらえる」でした。
その記事がこちら。
クラウドファンディングが達成できなかったとしても、この記事で「こんなカフェがあるんだな」と認知してくれる人が1人でも増えてくれれば。
そういう意味で、手数料をはるかに超える価値を感じました。
ということで、上毛新聞社に問い合わせしよう!
あ、その前に、上毛新聞社で知り合いの和田さんに聞いてみよう。
私「和田さん、御社のハレブタイに挑戦したいのですが、ご担当者さん紹介してもらえませんか?」
和田さん「それ、私です」
…ということで、まさかの知り合いが担当者ということで、必要資料作成〜和田さんの上司の方との面談〜内定まで、最短距離でクラファン開始まで漕ぎ着けることができました。
その後も和田さんには、文章の作成、リターン内容の壁打ち、諸々の手続きなどなど、多大なる支援をしてもらいました。知り合いが担当というご縁に本当に感謝しました。
しかし、1月に思いつき、2月に準備、そして3月に開始…。怒涛のスケジュールで突っ走りました。今振り返っても、よくやったなと思います。
しかしなぜ、ここまで最短でプロジェクトを進める必要があったのか。
それは、リターン内容やそもそもの目的にも大きく関わる話でした。
(vol.5に続く)