#25. 自分がやりたいことと会社が求めることのギャップについて。
今、私の働き方は「会社員としての自分」と、「カフェ事業で自己実現する自分」を並行して動かしている。
飯を食っていくうえで必要なのは前者で、それがあるうちに後者を育てて、ゆくゆくは後者の方で飯を食っていけるようにしたいと考えている。ただ、今の会社に愛着もあり、飯が食えるようになったらさっさと辞めたいというわけでもない。
一方で2024年、現在の働き方を並行して動かしてきた中、「会社が求めること」と「自分の得意分野、貢献できること」「やりたいこと」のギャップが大きくなってきた。
幸いなことに、コロナ以降テレワークを中心に仕事ができているため、あまり人目を気にせずに「自分がやりたいこと」をできている。
とはいえ、それが会社に求められていることではない以上、少なからず自分の中では「これをやっていて本当に良いのだろうか」と思うことはある。
繰り返しになるが、理想としては、会社が求めること=自分がやりたいこと=得意なこと、であるが、そうはなっていない。
そして、これまでもそういうケースはたびたびあった。
例えば、2015年頃の話。
私は、当時安倍政権が掲げていた「地方創生」におけるプロモーションのプロフェッショナルになりたいと意気込んで、大学院で地方ブランドについての論文を書き、学んだ理論を携え、あちこちの自治体案件に0から飛び込み、いくつかの自治体とお仕事をさせていただいたことがあった。
ただ、それは「会社から求められている自分」ではなかった。
会社はあくまで「儲かるスキームを見つけよ」という指令で、私が当時行っていた自治体案件は労ばかりかかって利益になりにくかった。
また、「やりたい」=「得意」になるかどうかは別の話で、正直なところ「得意」にはならなかった。
案件ごとにそれが得意なプロフェッショナルと組む必要があり、案件が変わるごとにプロの「言いなり」。私の役割はあくまで「調整役」だった。
また、関わっていく中で、代理店として関わる限界も感じた。
理想と現実のギャップが開いていき、自分のモチベーションが下がった先には、もはや「地方創生におけるプロモーションのプロフェッショナルになりたい」という自分はいなくなっていた。
地方創生案件には見切りをつけ、さぁ自分に何ができるかを改めて見つめなおしたとき、営業時代に関わっていた通販案件が自分の唯一の武器であり、それこそが会社に求められていることではないかと考えた。
自分の「やりたい」は捨て、得意分野をとことん突き詰めたおかげで結果につながり、現在に至っている。
しかし現在、その「得意分野」も古い武器となり、通用しなくなってきた。
「今すぐ」求められることはデジタルマーケティング分野であるが、それをやりたいかと言われると微妙だし、若く柔軟な考えでそれが得意な人は山ほど存在する。そんな人たちに勝てるわけがない。
それなら、まだ未開拓でもっと未来につながり、先行者利得が取れる分野に行きたい。
ということで、「生成AI動画」を極めてみたいという気持ちが高まりつつある。
整理するとこんな感じだ。
【現在行っていることと会社が求めるギャップ】
(副業)カフェ事業の拡大…具体的には通販ビジネスを今期行う予定。それに向けて準備中。 ※もちろん、会社に求められていない。
(本業)生成AI動画の作成…「無料」もしくは激安、かつ短納期でクオリティ高い動画を作ることができるようになる→ただいま勉強中。 ※個人的な趣味ではあるので、会社に求められているわけではない。
(本業)会社のブランディング(勉強中)…「理論」としては学んでいる&人脈もある。経験なし。 ※その担当部署にいるわけではないので、会社に求められているわけではない。
とりとめもない話でしたが、書いたことで自分の中で整理できたので良かった。