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#28. 「やりたいこと」を仕事にできるか。-vol.1


そもそも「やりたいこと」って本当にやりたいことなのか?

自分が「やりたいこと」と思っていることは、実は違っているかもしれない。
・なぜやりたいのか?
・それが得意なのか?
・求められることなのか?

…など、自問自答してみたり、「やりたいこと」のいいと思うところを分解してみる。

例えば、「芸人になりたい」という人がいたとして、「人を笑わせることが好き」なのか、「お金を貰わなくてもそれを生きがいにできるか」と問いかけて、悩んでしまうしたら、それって本当にやりたいことなのだろうか?と考えなおしてみるのもいいかもしれない。

また、例えば「芸人」という職業で考えてみる。芸人の良いところを、
芸人=テレビで活躍して、お金持ち
芸人=みんなに注目してもらえる
芸人=みんなを「笑い」でハッピーにできる
…みたいな分解をした時に、実は自分が求めることが「お金持ちになりたい」だとしたら、別に芸人である必要はない。
今一度、「やりたいこと」に対して、「なぜ、やりたいのか」を深掘り、分解し、「それでもやりたい!」という強い気持ちが湧き上がってくるか、また「とりあえずやってみて」それが得意だと感じたり、人に強く求められたりした場合には挑戦してみても良いのではないかと思う。
芸人の良いところは、個人的には「人を笑わせることができる」だと思う。それを追求する場合、今やYoutubeやTikTokといったツールも存在するので、そこからはじめることもできる。
それが「面倒」とか「やってみたものの面白くない」などの場合には、あまり向いていないか、単なる憧れでしかないのかもしれない。

やりたい/やりたくない仕事の分類

「やりたいことを仕事にできている」といっても、100%やりたいようにできているかと言われると、そう言い切れる人は限りなく僅かだろう。
「やりたいことをできている」
「やりたいことができていない」
といった人たちを分類すると、

①やりたいことを仕事にしていて、満足
②やりたいことを仕事にしているが、一部不満足なところがある
③やりたいことを仕事にしていたが、だんだん嫌になってきた
④やりたいことを仕事にしてきたはずが、もうやりたくないほど嫌だ
⑤やりたい放題を仕事にしてはいなかったが、だんだん好きになってきた
⑥やりたいことを仕事にしてはいなかったが、得意かつ人に求められている点で充実している
⑦やりたいことを仕事にしてはいなかったが、それなりにこなしていて、それなりに満足
⑧やりたいことを仕事にしていないし、満足もしていないが、やらなければならないためやっていて、それなりにこなしている
⑨やりたいことを仕事にしていないし、満足もしていない。得意でもなく、充実していない
⑩(両方に共通して)色々あり、精神的にしんどい状態

このように分類できるのではないか。
だいたいの人が⑦⑧あたりで、その中から⑤を経て、さらに抜きん出た人が⑥としてエースになる、みたいな感じではないか。
一方で、「やりたいこと」を仕事にできた僅かな人でも、②のように一部不満足はあるだろうし、③を経て④になってしまうこともあるだろう。
③④⑧⑨あたりが転職を考えているだろうし、⑩に至っては通院が必要かもしれない。⑩は、仕事自体は好きだったが、人間関係などで続けられなくなる場合なども含まれるだろう。

迷った時にどうするか。(私の場合)

私は「健康でいること」だと思う。
自分が「やりたい」と思っていることは、もしかしたら今後やりたいと思わなくなるかもしれないし、思い続けたとしても得意にはならず、周りの人に求められないかもしれない。
また、仕事以外で続けるという道もある。
そうしたことをふまえると、大事なことは「健康でいること」に行き着いた。

「元気があれば、何でもできる」は、
故・アントニオ猪木さんの名言だが、本当にその通りだ。
仮に仕事自体に面白みを感じることができず、飯を食うために仕方なくやっているとしても、その仕事以外の空き時間に「やりたいこと」を追求すればいい。売れていない芸人や役者がバイトをしているのはある意味そういうことではないか。
それも「健康」だからできる。
仕事以外で置き換えた場合、「食べることが好き」「旅行が好き」「趣味をしている時が好き」という人もいるだろう。
では、それらを「健康じゃない時」にもやることができるだろうか。
好きな食べ物も、不健康な状態では食べることすらできないだろう。
病気の時に行く旅行は、苦行でしかない。
趣味も、健康だからこそできる。

とりとめのない話だったが、「やりたいことを仕事にする」をテーマにすると、際限なく色んな方向性で考察できる。

また機会を見ては自分が考えていることを書きたいと思う。

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