伝え方って大事だよね。
ここ最近思うことで
コミュニケーション不足の顧問や監督が
増えてるように感じています。
すごく単純な話で
指導するときに『〇〇しろ!』って
ほぼ強制的にやらせるような指示ばかりで
選手たちに
・『なぜ』この練習をするのか?
・メリットは何?
・できるようになるとどうなるの?
という説明がなくて
戦術に関しては全て選手に丸投げしていますよね。
僕が代弁しますが
選手たちは困っています。
ありきたりな練習して
『その練習自体は上手くなる』けど
試合でいつそれを使えばいいのか?が
全くわかっていません。
その上で本番でミスしたら
・『気合いが足りない!』
・『根性がない!』
・『やる気がない!』
・『お前は下手だ。降格!』
と急に怒られてしまいます。
どうしたらいいか
本当にわかっていないんです。
だから僕は、指導者には
必ず伝え方には注意するべきだと思っています。
特に選手からこの言葉が出たら危険
あえて見出しにしましたが
選手からこの言葉が出ていたら
ほぼ練習は自己満になってる可能性が高いです。
その言葉とは
『感覚でテニスしてる』です。
例えば
✔︎どうしてこの展開にしたの?
答え:『感覚』です
✔︎どうしてこのコースが打てるの?
答え:『感覚』です
✔︎どうして上手く打てるの?
答え:『感覚』です
こんな回答が出ていたら
ただ指示通りに練習をしていて
応用が全く効いていないということです。
言い方を変えると
指示通り、練習通りにやっているけど
『戦術』としては成り立っていないんです。
思い出して欲しいのですが
ここ最近出てきている『プロ』が
Youtubeで試合の解説や講習会の動画を投稿してますが
必ず『理論』が備わってますよね。
質問に対して『感覚です。』で終わらせてる
解説はほぼ0でしょう。
(上松選手、船水雄太プロの解説)
つまり、自分のプレーに
何らかの『意図』を持っていますよね。
選手たちも同じです。
プロが解説してるのと同様に
自分のプレーに意図を持つための『根拠』が欲しいのです。
だからこそ僕は
指導者は『ただ練習メニューややり方』を教える
一方通行のコミュニケーションでは足らないと思っています。
例えば1ポイント目の展開で
『なぜ』
✔︎firstサーブでバック狙わないといけないのか?
✔︎セカンドサーブをフォア側に落としてはいけないのか?
✔︎前衛はシングルス線のところで構えてはいけないのか?
etc…
この『なぜ』を解消する一言を
付け加えるようにしなければいけません。
今回のnoteではその答えを
あえて僕は書き込みません。
ですが、なぜが答えられる状態で
練習メニューを組まなければいけないのは確かです。
どうやって伝える?
すごく簡単な方法があります。
社会としては一般的ですが
『結論→理由→具体例→結論』の順で
話していくことです。
つまり、どういう時のための練習なのか?を
最初に伝えてしまうことです。
例えば1ポイント目の展開を想定した
サーブの練習をするとしたら
①結論
『相手後衛のバック(センター)を狙うサーブの練習をします』
②理由(理由は3つあります)
-1『バックが苦手な選手が多く返球が弱く攻めやすくなるから』
-2『前衛が無理にポジション取らなくて済むため、正クロス展開で攻め安くなるから』
-3『バックの振り遅れ=サイドアウトになるから』
③具体的にいうと
ここで実際にコートに入って実例を見せても構いませんし
トップ選手たちの返球シーンを見せても構いません!!
④結論
試合展開を優位に進めることができるので
『相手後衛のバック(センター)へ狙うサーブの練習をします』
これを毎回、どの練習でも
『必ず』伝えることです!
ただこのメニューをやって〜では
選手の想像に任せるだけなので
『メリットや理由』が全く分からずただの練習になります、
そうしたくないのなら
伝え方を徹底的に『結論→理由→具体例→結論』の順で
話していってください。
余談
この癖をつけていくと
実は選手と指導者のコミュニケーション不足は
解消されていくんですよね
理由は簡単で
一方的な指示ではなくなるので
選手が理解できなかった部分で『質問』が飛んでくるから。
『どうやってこれ打つんですか?』
『ここへ返球された時、どうしたらいいですか?』
このような質問が『絶対に』きます。
練習は全て本番でやるであろうコースを
『想定』して対策を積み上げていくものです。
『100%ここへ返球くる!』
というものは絶対にありません。
なので、指導者が考えた想定の範囲外の
返球が絶対に来るんです。
この想定外の対応に対して
選手とどう解決策を作っていくか?が
コミュニケーションの始まりです
そのためにも
目的を伝えていくことが大切です。
このnoteを読んだら
どう今後練習では目的を持ってやるか?を
考えながら取り組んでみてください。
指導者として目線。
選手としての目線。
どちらも違うので
見えている世界が違います。
だからこそコミュニケーションを
必死に取りに行ってください。
強豪校やチームはここが密に行われていますよ。
まとめ
ただこれだけです👍
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by ソフテニ図書館オーナー,sho