正味世のほとんど全員がどうでもいい、映像作品研究最終回のリクエストに向けた批評
シンプルに好きな作品の中から若干の音響的特筆点のある作品をいくつかピックアップ、再鑑賞していったので素人レビューしていく時間の浪費note。順番はテキトーですわ。
・プラダを着た悪魔 (総合☆4.2)
脚本:4/演出:5/演技:4/プロット:4/音楽:4
作品全体を通してオシャレで溢れていて、脚本やストーリ展開も心を動かされる内容。音響のポイントとしてはOP数秒で観客の心を掴むBGMと、象徴的なピンヒールの音かな。
・ベイビードライバー (総合☆4.6)
脚本:4/演出:5/演技:5/プロット:4/音楽:5
若干過大評価かもしれないが、劇画調の演出はどこかセンチメンタルな雰囲気があって嫌いでは無いし、音楽映画というポイントでマッチしている。
個人的にはOPよりもテキーラのシーンでの音楽と戦闘のミックスが上手すぎて好き。
・マトリックス (総合☆5.0)
脚本:5/演出:5/演技:5/プロット:5/音楽:5
はい、満点。この評価基準だとほぼ非の打ち所がないおもしろ映画。この作成年代にして規格外のアクション撮影クオリティと予測不能の近未来脚本、満足度の高いキャスティングと演技。
アクションシーンの音効とBGMの使い方が絶妙な具合になっていてテクニックを感じる。だいすき。
・マスク (総合☆4.8)
脚本:5/演出:5/演技:5/プロット:5/音楽:4
コメディ映画の金字塔、マスクは総合ほぼ満点。
主演ジム・キャリーの演技はピカイチ。あまり洋画の吹き替え版は観ないが山寺宏一の主演吹き替えはレベルの高い合格点越える演技。
滑稽な内容にあったカートゥーンライクな効果音が見所。
・BLUE GIANT (総合☆4.4)
脚本:4/演出:5/演技:4/プロット:4/音楽:5
日本のジャズ漫画が原作のアニメーション作品。
内容はかなりおもしろいが何より興味深いのが音のないメディアである漫画が原作の特徴的な音の表現を巧みな演出とハイクオリティな音で再現している点。静寂の向こうからブレス音まで聴こえてくる音作りには感服した。
音は人の心を動かすことができるというのを体現しているような作品。
・ダークナイト (総合☆5.0)
脚本:5/演出:5/演技:5/プロット:5/音楽:5
ノーランの代表作のひとつ。またも満点、テキトーじゃないです。ヒース・レジャーの怪演を越える演技を未だ目にしていない。注目すべきはCGなしだからこそ出せるリアルな爆発、銃撃等のアクション音。音響も含めて総合力でノーラン作品に敵う監督と作品に出会いたいものです(個人的見解、異論は認める)
長々書いてもおもんないのでとりあえず初回noteはこんなもんにしときますか。今回のレビューは音響に着目して、ストーリーとかには一切触れないスタイルで評価したけど、この視点で見るとかなり興味深いし他にも色々書きたい作品は多い。
今後もいろいろ書いてみようと思うので、よしなに。