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【雑記】優れた文章

作家の百田尚樹さんがYouTubeで「優れた文章」について話していた。
とても勉強になる内容なので、ここに書き留めておく。
※ちなみに、息子氏は百田さんの小説が大好きで、日本国紀まで熟読している。

百田さんによれば、大別すると5つの要素があるとのこと。
それを箇条書き形式で記す。

(1)読みやすいこと
読みにくい文(悪文)は最初から駄目。
文章は日記以外はすべて他人に読ませるものだから、読みやすいのは大前提である。

(2)面白いこと
面白くなければ意味がない。
文章が美しい、比喩が最高、レトリックは抜群。でも面白くない。それでは話にならない

だから(1)と(2)は一番大事とおっしゃっていた。
まさにその通りだなと思う。

(3)論理構成がしっかりしていること
文章そのもの、全体構成が破綻していれば、読み物(商品)にならないとのこと。
世に出ている小説で、論理破綻しているものはさすがにないと思うので、こちらに関しては、SNSに書く一般的な文章についてだと思う。

(4)何を言おうとしているか明確であること
文章明瞭、意味不明瞭では話にならないとのこと。
これも一般的な文章についてだと思う。たしかにSNSでたまに見かける。
何を言いたいのかわからない文章を見ると、私も「は?」と思うことがある。

(5)読者の心を打つこと
これは文章の格を上げるそうだ。
感動、なるほど、読んで得した、心に刺さる、役立つなど、何でもいいので読者の心を打つことが必要だそう。
これは小説でも非常に大切で、なおかつ難しい。

これらを踏まえて、小説を書く際に一番心掛けなければいけないことは、
(2)面白い、(5)心を打つ
だろうと思う(その他は当然できているという前提で)。
百田さんの小説はこれが普通にできているのがすごい。

小説を書く人にとっては、これが一番難しいんだけどね。(●´ω`●)




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