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【大学受験】英語検定3級
息子の学校では中学2年生までに準2級を取るように指導していると言う。
それで一月末に英語検定3級を受験することにした。
試験当日。
下履きが必要とのことなので、絶対に忘れるなよと何度も念を押して、スリッパを渡した。
この息子氏、忘れ物の多さが尋常じゃなく、弁当箱は落とすわ、定期はなくすわ、本をなくすわで、いつも揉め事を起こす。
先日は父兄懇談会で忘れ物が多すぎると担任の先生に指摘を受けるほど。
まさに札付きの忘れ物常習犯である。
人の助言を聞いているのかいないのか、「わかった」と適当な返事をする息子に、軽くイラっとする。
外はあいにく雨が降っていた。
車で行ったのだが、駐車場が大変なので、近くに停めて歩いていくことにした。
息子氏を会場まで送り、帰途についたときだった。
息子から電話がかかってきた。
「僕のスリッパ知らない?」
あれだけ忘れるなと念を押したのに、こ・れ・で・す・か。
しかも「忘れた、ごめん」ではなく「知らない?」である。
知るわけねーだろ、とブチギレ。
猛烈にムカつきながらも、忘れたスリッパを再度送り届ける。
試験が終わり、帰ってきた息子氏も、少しやらかしたと反省したのか、終始無言。
その日、英検のテスト結果についての出来が、雰囲気最悪な我が家で話されることはなかったが、妻が寝る前に息子氏に一言、
「あなた、これで落ちてたら、来月の小遣いは、なしだからね」
家族全員に顰蹙を買った息子氏だった。(●´ω`●)
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