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【雑記】純粋な読者として小説を読む時のことを考えてみた(1)

以前一奥さんが、THE NEW COOL NOTER 賞の評価のポイントを記事にしてくれた。

各評価項目はお互いに密接に関連している場合もあるかも知れないが、審査する場合には、この記事の通りに審査するのではないかと思う。

それでは、自分が読者として小説(エンタメ小説限定)を読むときには、どうしているのだろうかと考えてみた。
ちなみに、他の小説を分析しようとして読む読書(書き手としての読書)ではなく、あくまでちょっと時間が空いたときに、面白いものでも読もうという、純粋に読者としての場合だ。

※ここから以下は完全に自分の意見(好み)である。審査とは関係ない。
 (さらに、自分のことは棚に上げて、という話(≧▽≦))

まず書き出しで、先を読むのか読まないのかを判断している。
当然冒頭部のつかみで惹き込まれれば、先を読もうとする。
ただ、それだけではなく、文章の読みやすさも重要な要素に入っていると思う。

と言っても、決してわかりやすい文章が絶対と思っているわけではない。
たとえばわかりにくくても、心地よい、または、ほどよいわかりにくさなら、先を読み進める。

しかし、一文に形容詞がやたらと多くて読みにくかったり、動詞が5つ以上あって主語と述語がわかりにくかったりする場合には、もう先を読まない。
特に、上記の原因で読むのをやめる作家(プロアマ問わず)の場合、表現は上手で、文章を書きなれていることが多い。
だが、いくら表現が上手でも、読み進めるのにストレスがかかったら、「そこまでして読む必要はないかな」となる。

あくまで文章解読しているわけでもなく、ましてや暗号解読でもパズルでもない。そこまで頭を使わずに、ストーリーを楽しみたいのが本音だ。
ミステリの謎解きで頭を使うのはいいが、文章を読み取るのに頭を使うのはやめたいのだ。

(続く)


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中学受験 将棋 ミステリー 小説 赤星香一郎
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