冬の時代
昨日が終わり、今日が過ぎる、気づけば明日にいる。
そんな日々だ。
冬が終わり、春がくる。
俺たちの夜明けが、くる。
冬は免罪符だ。
外に出ず、自室に籠る事を正当化してくれる。
でも冬は空気が綺麗だから、外に出たくなる。
一晩中The smithsを聴いていて、朝になった。
窓から見える朝日がとても美しく見えたんだ。
散歩に繰り出す、すると外は壮絶に寒かった。
1度だって。
前言撤回、やっぱりもう外には出たくない。
思えば長い冬のようだった。
あるいはずっと、寒空の下で凍えながら生きてきた。
でもついに来るんだ。
自由の夜明けが。
俺たちは終わってなんかない。
なぜなら始まってすらないのだから。
冬が終わる。
否、冬は終わる。
だから始めよう、最期の闘いを。