痛みの根本原因のほにゃらら
巷には整骨院・鍼灸院・整体院・治療院など
歩けばどれかにあたるというくらい多いですよね。
これを見てくれている人にもそのどれかに行ったことあるって人も多いと思います。
その中で『その痛みの根本原因は○○です!』と言われた方もいると思うし、あなたが治療側だったら言ったこともあるかもしれません。
今日はそんな『根本原因』について掘り下げて考えていこうと思います。
目次
**1.まずは大前提 **
Wikipediaより
根本的な原因は、開始され原因いずれかの条件または因果連鎖関心の成果や効果につながること。
この用語は特定の動作の最も早い、最も基本的な「最も深い」原因を示します。
と、Wikipediaには書いてあります。ふむふむ
**2.もういっちょ大前提 **
相関関係:二つの事柄のうち、一方が変わると、もう一方も変化するという関係。
因果関係:二つの事柄の一方が原因で、もう一方が結果となる関係で、「AだからBである」という時。
3.ここで問題です
①大規模な火災の時、消防隊の数は多くなる
②消防隊の数が多い時、大規模な火災である
言葉の並びを反対にしたものですが、これはどうでしょうか?
あくまでも相関関係の中に因果関係があるみたいです。
ぜひコメント欄に考えを書いてみてください(^^)
僕もこんがらがってきました笑
4.頭の体操をした後に
先程まで根本原因や相関関係と因果関係についてあげてみましたが、(詳しくは調べてみると面白いですよ)本題はここからです。
根本原因!と言い切るにはとてつもない強い関係が必要。
では、一般的によく聞くワードについて考えてみましょう
゛骨盤が歪んでいるから腰痛である゛
これを例に考えてみて、因果関係が成立するなら
骨盤を整えたら腰痛が消失するという事になります。
しかし、現実に『骨盤を整えても腰痛が消失しない』という事が臨床では平気で起こってきます。
もちろん前向きな変化が起こる人もいますが。(これ大事)
と、いうことは相関関係はあるものの因果関係があるとは言いきれない。となりますね。
5.ってことはだよ
ここまでを簡単に言うと
腰痛になる為の要因はたくさんあるということです。
どのファクターがどの割合でその症状に関与しているか?
めちゃくちゃざっくりと書きます
筋肉 骨格 内臓 神経など
体の内側にあるファクター
環境 食べ物 飲み物 習慣 クセ など(キリがない)
体の外側にあるファクター
↑ いきなりファクターとかカッコつけてるけど「要因」ね
この中に根本原因って見つけられるでしょうか?
**基本的にはそれ単体で症状を作ることはなく、複合的なものだと思っています。 **
例えば「腰痛」だったとしても
その人にとってのストレス因子がなんなのかって
それぞれのファクターの占める割合が人によって全て同じではないということです。
だから
考えられるものを、できるだけ排除していく作業をしなければならないので「問診」ってすごく大事です。
6.で!
で!
例えばストレス因子が「環境」の割合が高くて「対人関係」だったとします。
それを排除すれば解決かといえばそうではない。って最近思ってきております。
結論から言うと「向き合い方を変える」です。
対人関係で悩んでいてそれを排除する事が現実的に難しい事は多々あると思います。
だからその人に対しての向き合い方を変える。
要は自分が変わるしかない。
で!
ストレスによって症状が出ている状態で向き合い方を変えるってむずくね?って思うんです。
だって体辛いもんそんな風に考えられないよ。
で!
症状を緩和させてからそのストレスと向き合ってみませんか?って事で他のファクターから排除していくってのはどうですか?って事。
7.要するに
ストレス→体痛い!向き合うのムリ!
他のファクター減少→少しは向き合えるかも!
みたいな感じです。
今回は環境における対人関係をフォーカスしたので
あからさまですが
筋力低下→体痛い→筋トレムリ!
体少し楽!→筋トレしてみるか
とか
育児ストレス!→頭痛い!
頭少し楽!→優しくなれた!→育児ストレスも感じなくなってきたな
みたいなのもありますね。
8.まとめると
因果関係は尊い
ってことは根本原因って言えなくね?
じゃあ数ある要因を考えよう
その中で今の割合は?
割合の多そうなものから減らしてこう!
ってな感じです。
痛みの根本原因についてあなたはどう思いますか?
おしまい。
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