WM志願兵、仕事を思う

最近あったありがたいことに絡めて考える。

一つ目。

先日ららぽに母娘で行った。
ところが、スマホの電池が切れてしまい、あとから合流する予定の夫と連絡つかず。
サブのスマホは持っていたので、SIMを差し替えるだけだけど、SIMトレイの脱着ピンを持っていない。
うーうーどうしよう、と娘10kgを抱っこで右往左往。こんなときに限ってバギーに乗ってくれない娘。まぁ母が慌てているなんて彼女の人生には関係無いわけで、致し方ないのだが、焦りが増幅してしまう。
フリーWi-Fiを捕まえようにもどうにもならず。つくづく、Wi-Fiが飛んでいないところでは息がしにくいなぁ。我が身が情けない。

もういいやとアナログにショップ地図を見つつ、電気店の販売員さんならピンをお持ちかしらと向かった。
背の高いイマドキな販売員さんがいて、お願いしてみると、快くSIMの差し替えをしてくださった。しかも「iPhone 4sにNexus 5ですか、SIMカードは合いますか?」と心配までしてくださる。nanoSIM同士なので大丈夫で、無事Nexus 5でネットに繋がり、夫とも合流出来た。

他社スマホ二台だというのに、助かりました。厚くお礼を言うしかない、というのが心残り。

二つ目。

娘が保育園に行っている間に美容室へ。
午前中に家で出来る仕事を何件か片付けて、午後イチで行けばお迎え(まだ慣らし保育なので夕方)に間に合うか、と時計とにらめっこ。そんな中なので、なかなかハードな心模様だった。ハードな心模様ながらも、出された雑誌を高速でめくって最新ファッションをインストールせねばならない。急げ急げ~、ってSTORYって40代向け!30代女性向けの雑誌は出払ってたのか。残念。

そんなところに、いつもカットして下さってる美容師さんが「だいぶ伸びましたね~ 。せっかくなんで巻いてみませんか?」と聞いてきた。
これから保育園のお迎え位しか用事はないし、夫も帰りはお風呂後で見てもらえないし、どうしよう、と思いつつも、もうコテは用意してあって、引き下がるも失礼な雰囲気になってきた。まぁいいか、セルフィでもしてあとで自己満足しちゃお、とお任せした。カットが早くて時間も間に合いそうだし。

さてさて、コテが私の髪にかかる。

美容師さんはスイスイとコテをさばいて、まるで自分の髪じゃないんじゃないかってくらいに綺麗なカールが出来ていき、あっという間に流行りのスタイルが鏡の向こうに。
ついこの間、独身の頃から持っていたコテを捨てたんだよなぁ…巻く間もないし、と思って。惜しいことをした。

いつもながらケアのアドバイスとか、こういったスタイリングの提案とか、本当にありがたいことだなと思った。

さてこの2つからなにを思うか、ということだけど、こういったプチハピネスの積み重ねで人、つまりはサービス提供側に感謝が生まれて、信用・信頼が生まれ、「またお願いしたいな」という気持ちになる。

感謝の気持ちが大きめの消費行動へのハードルを下げてくれる。

さすがに1件目の感謝でスマホは買えないけど、電気店の販売員さんに無理なお願いはしないでおこうかな、と思ったし、2件目の美容室に至ってはコテ買おう!というかおすすめのヘアオイルも買っちゃおうかな!!!と財布の紐がゆるんゆるんになったところだし。

オフィスワークから離れて1年以上、育休が終わりかける今、仕事ってこういうものだったな、と再認識した。自分も誰かに何かしらの感謝をしてもらう人だったんだ。夫も日々そうだし、娘もいつかはしてもらったことに対して誰かに感謝し、自分がなしたことを誰かから感謝される日が来る。

もうすぐ、その仕事の喜びを再体験するんだな。娘の1歳の誕生日の翌日、つまりは復職日がやってくる。カレンダーを眺めながら、楽しみな気持ちにくすぐられる。


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本ノートは公開しますが下書きです。大筋を変えることはしませんが、細かな言い回しや表現を変更する可能性があります。